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2017年4月19日 (水)

知の巨人

今日もいい天気だった!

春らしくなっていいねぇ。

ある書き込みで、ある方の訃報を知った。

正直、え?と驚いた。

確かにそれなりの年齢だったのだけれど、それでも、まだまだご活躍されると思っていた。

それが、急に...

その方は、僕にとっては、「本を通して」の恩師と言ってもいい。

その方のある本を読んだことによって、それまでほとんど本なんて読んでいなかったのに、色んな本を読み始めるようになった。

今の僕があるのは、その方のお陰と言ってもいいくらい。冗談抜きで、本当。

もちろん、有名人なので、直接会うとかそういうことはなかったけれど、本を通して、本当に色んなことを学ばせてもらった。

その中で、一番印象に残っているのがこういうこと。

神の前に平等、法のもとに平等、なんていう言葉がある。これは一般的。

でも、その方は、日本人は「和歌の前に平等」なんて唱えた。

その和歌とは、万葉集に収められている歌のこと。

万葉集には、身分や貧富を問わず、つまり、平民から天皇まで、老若男女も問わず、あらゆる人達の和歌が収めてられている。

だから、「和歌の前に平等」だ、と。

確かに、大昔の本で、身分や性別に関わらず、何かが収められている本は日本にしかない、こういう日本の和歌集しかない。

こういう発想というか、そういう気付きを提示できる方だったので、本当にすごいなぁ、と思っていた。

いくら歴史学者でも、こういう発想はなかったと思う。
その方は、歴史学者でも何でもない。

もちろん、これ以外にも色んな発想、着想があり、様々な本を読む度に、感心されられていたのである。

日本にいた頃は、その方の本を色々と読んだ。

手持ちの本の中で、著者としては、その方の本の数が圧倒的に多いのである。

NZに行ってから、本を読むこと自体減ってしまったので、その方の本もあまり読まなくなってしまった。

でも、あるジャンルの本を読み始めた時に驚いたことがある。

何にも知らないである著者の本を読んだ。

後で知ったことなんだけれど、その本のペンネームは、なんと、その方だったのである!

え?本職に直接関係ないのに、そんな本まで手がけていたの?と、その時驚いた。

なんだかんだと、僕にとって、その方は本を通して縁があったんだなぁ、と思わされた。

最初だけではなく、ある程度読書というものが深まってからも、その方は僕にとって恩師であったということだ。

今回の訃報を切っ掛けで、ネットで検索して、彼の読書家ぶりを思い知らされるページを見つけた。

その方が若かった頃の夢として、書斎、しかも、立派な本棚のある書斎を持ちたい、というものがあったらしい。

それが叶って、「専用」の書斎を作られた、というのは何かで読んで知っていた。

が、これがもうビックリ。

個人のレベルを超えている!

蔵書は15万冊とか?しかも、貴重な本が一杯あるらしい。

冊数だけでも個人レベルじゃない!更に、貴重な本が一杯というのであれば、図書館でもありえない!!

言葉通りの「知の巨人」と言っていいと思う。

全てお読みになったのかはわからないけれど、なんであれ、それだけ集めるだけでもすごいことだと思う。

また、それだけの本があったから、あれだけ色んなジャンルについての本も書けたんだろうな、とも思う。

その方に関しては色々と否定的なことも言われているけれど、客観的に見て、こういう状態を考えただけでも、その辺の論客や評論家なんて足元にも及ばないのではないか?と思う。

その方の最近の様子を写真で拝見していた時、ポッチャリというか、正直、太っているな、と思った。

多分、それが身体に影響して、今回の死因に繋がったのだと思う。

もし、もう少し体質を改善していたら、それこそ、その方が目標としていた95歳まで現役という夢も叶ったのではないだろうか?

Amazonを見てみると、発売予定の新刊が何冊も上がっていた。
お亡くなりになる前まで、積極的に物書きされていたということだ。

こういう方を本を通してではあっても、知ることが出来た、僕の人生の中でとても大きな影響を与えてくれた、というのは、本当に有り難かった。

あの世でも、一杯本を読んで、いや、お持ちの本の著者たちと会って、色んなお話をされて過ごされることを祈っています。

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