KeePass
朝からいい天気!
ようやく、春らしくなってきた!
お昼頃には20度超え!!
桜の蕾を見てみると、ちょっと緩んだみたいね。
昨日、僕が使っているネット上のサービスで、ログインするものが90以上もある、と書いた。
それを整理するために、こういうソフトウェアを使わせてもらった。
このKeePassは、この手のものでは、どうやら、定番ソフトのよう。
以前はこういうのは不要、と思っていたけれど、さすがに90以上もあると、管理のしやすさというのは大事だと思ったので、使わせてもらうことにした。
また、このソフトは、暗号化してくれているので、セキュリティという面でも安心。
画面の左側にフォルダを作成し、その中(右側の画面)に各サービスを登録していく。
使い方は、既にネット上に一杯あるので、そちらを参照してもらうとして、ここでは、僕が気になった/気に入った機能を取り上げたいと思う。
・faviconの登録
・自動入力の実行(自動ログイン)
・「タグ」の便利な使い方
まずは、favicon。
登録したら、やっぱりアイコンはそのサービスのアイコンを使いたいよね。
残念ながら、KeePassは、標準で用意されているアイコンは登録出来るけれど、faviconをダウンロードしてくれない。
そこで、プラグインとして用意されているこれをダウンロードし、登録する。
KeePass Favicon Downloader download | SourceForge.net
「ツール」-「プラグイン」で登録。
そして、登録した情報を右クリックすると、コンテキストメニューが出て、「Download Favicons」をクリックする。
すると、うまくいけばfaviconがダウンロードされる。
が、ヒット率はあまりよくないようだ。
こういう時、いちいち手動でfaviconをダウンロードして登録するっていうのは面倒。
ふと閃いた。
KeePassの派生ソフト「KeePassXC」を使ってはどうか?と。
KeePassXCは、KeePassとほぼ同じような感じ。
特徴は、クロスプラットフォーム。
もし、Windows以外でも使いたいなら、これも選択肢になると思う。
これには、標準でfaviconをダウンロードする機能が付いている。
派生というだけあって、なんとまぁ、KeePassとデータベース構造はほぼ同じよう。
よって、KeePassで作ったDBをKeePassXCで読み込ませ、こちら側でfaviconをダウンロードし、登録する、ということが出来る。
ヒット率はかなり高いので、この方が効率がいい。
KeePassXCで登録したものは、KeePassの方でもちゃんと見られる。
当り前だけれど、faviconが登録されていないサイトからはダウンロード出来ない。
やっぱり、こうやってそのサイトのfaviconで見られるのはいいよね!(笑)
次は、「自動入力の実行(自動ログイン)」。
これがめちゃくちゃ便利!
自動でログイン名、パスワードが入力され、ログインされる様子を見ていると、めっちゃ気持ちいいのである。(笑)
ただ、いくつか問題というか、出来ないこともあるので、それを書いておこう。
まず、ロボット確認がある場合は、当然、自動ログインは出来ない。
自動入力だけさせておいて、それを対処してから、手動でログインボタンを押すしかない。
ログインとパスワードが1つの画面内であればなんとかなるけれど、それぞれが別画面、つまり、ログイン→パスワードと画面遷移する場合がちょっと面倒。
場合によっては、自動入力が出来ない。
その時は、「カスタムシーケンス」で登録する。
「対象のウィンドウ」で、その画面を選択し、「カスタムキーストロークを使用」で登録。
これを、ログイン画面、パスワード画面それぞれで登録する。
ウィンドウ名が違っていればいいけれど、同じ名前だと当然識別してくれないので、使い分けが出来ない。
上記は、まさしく同じウィンドウ名なので、識別出来ない。
例えば、2行目の方が、「・・・| パスワード - M...」だったらいいのだけれど。
この時は諦めるしかない。
次に、完全自動化。
全てのサイトが、ログイン名を入力するテキストボックスにカーソルが当たっていればいいけれど、そうなっていないところが多い。
完全自動化したい場合は、ログイン名のテキストボックスにカーソルが当たるまで、「{TAB}」を追加する必要性がある。
僕がやったのでは、Tabキーを30回以上押さないと行き付かないものもあった。(苦笑)
たくさんの数の{TAB}を記述したくなかったら、ログイン画面が開いたら、手動で、ログイン名のテキストボックスにカーソルを置いてあげるしかない。
この自動ログインを使いこなせれば、楽だし、気分よくログイン出来るようになる!(笑)
次は、「タグ」について。
一通り登録し終わってから思った。
全てのサービスをいつも使うわけではない。
よく使うサービスだけをさっと表示させることが出来ればな、と思った。
それを実現してくれるのが、「タグ」。
「プロパティ」タブの中にそれがある。
この場合だと、「重要」と登録。
こうしておけば、「検索」メニューから選択するだけで、そのタグのサービスだけが表示される。
もしくは、「検索ボックス」に「重要」と入れてEnterすれば、一覧で表示される。
こういう感じ。
登録したフォルダごとに表示してくれるのでわかりやすい。
理想を言えば、フォルダの機能として、タグでのフィルタリング。
色々と見てみたけれど、そういう機能はなさそう。
でも、探してみると、それに近いことがマニュアルに書かれていた。
大概は、KeePassを起動した時に、よく使うものが一覧表示されているのがいいと思う。
それを実現するために、「ツール」の中にある「トリガー」を登録すればいい。
その画面。
上記は登録済みだけれど、まずは、「追加」ボタンを押して、トリガーの名前を付ける。
「イベント」タブをクリックし、同じく「追加」ボタンを押し、「開かれたデータベースファイル」「等しい」を選択。
「条件」タブは飛ばして、「アクション」タブで「追加」ボタンを押し、「エントリーをタグごとに表示」「(そのタグ名。今回は「重要」)」を登録。
こうすれば、KeePassが起動した時に、
のように一覧で表示される。
これはいいと思った。
と、以上、KeePassを使って、これは便利、日本語での情報があまりなさそう、っていうのを書いてみた次第。
KeePassとKeePassXCを比較して、KeePassを選んだ理由。
まず、KeePassXCには、重大なバグがあるよう。
ウィンドウタイトルを使ったカスタムでの自動ログインが出来ない。
グローバルを継承したものや上書きでは出来るのだけれど、どうも、ウィンドウタイトルを使ってカスタム登録したものはうまく機能しないみたい。
僕だけの環境だったらいいのだけれど。
次に、KeePassでは、ブラウザを選択することが出来る。
これはいいなぁ、と思った。
標準でfaviconの登録が出来るのがKeePassXCの良さだったけれど、上記のバグ、ブラウザの選択が出来ない、ということで、残念ながら、KeePassXCは常用出来ないと思うに至った。
でも、faviconの登録では使わせてもらっている。(笑)
KeePassに関して、一つ気持ち悪いのが、半角カタカナが使われていること。
多分、昔からの名残りでそのままにされているんだと思う。
是非とも、全角カタカナに直してほしいな、なんて思うのである。
これで、ログイン関連のサービスで、ログイン名何だっけ?パスワード何だっけ?と悩まなくて済むし、「いざという時」には、これを提示しておけば(マスターキーは教えておく必要性はあるけれど)、その人たちが何とかしてくれるかな、と思うのである。(笑)
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コメント
全角カタカナに直してほしいな
yukto8492.blogspot.com
投稿: aaa | 2020年11月25日 (水) 23時59分
全角カタカナに直してほしいな
yukto8492.blogspot.com
投稿: aaa | 2020年11月25日 (水) 23時59分
aaaさん>
ですよね。(笑)
投稿: おは | 2020年11月26日 (木) 06時32分