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2010年3月30日 (火)

作品撮影 昨日の続き

今日は盛りだくさんな内容。

夕食を食べてから、ウォーキング。

昨日、実は、幻日を見ていたのである。
ほぼ1年前にも見ていて、その時はこうやって撮影出来た

が、昨日はカメラを持っていなかったので撮影出来ず・・・(泣)

でも、昨日は色々とあった日だから、こういうのが見られたのはとても嬉しかった。

もし何かあったら、ということで、今日はカメラを持って歩いた。

そういう現象は見られなかったけれど、こういう景色が見られた。

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ちょうど干潮の時で、キレイに差し込んでいる日差しがキレイだったし、その反射もキレイだった。

と、これはこれでいいウォーキングだったのだけれど、今日はどういう日かご存じ?

今日は、Blue Moonという特別なことが起こる日なのである。

Blue Moonとは、ひと月の間に、2度満月が起こる現象を言うのである。

数年に一度しかないので貴重。

更に、今年は特異年のようで、なんと、年に2度このBlue Moonが起こるのである!

1度目は、既に終わっているけれど、1月。
2度目は、今月。
(つまり、2月は満月がなかったという、これまた特異月だったのである。)

こういう現象のことは、年末あたりに知ったのだけれど、残念ながら、1月は月初か月末か忘れたけれど、どちらかが曇っていて見られなかった。

しかし、今月は、運良く、両方見られたのである!

3月1日が満月だったのだけれど、車の運転中に、真正面に満月を見ていた。
これがまた幻想的な満月で、時々雲に隠れるのである。
その様子がまるで、龍がこちらを覗いているような感じだった。
ドキドキするような印象的な満月だった。

そして、今日は、天気がいいのはわかっていたので、ウォーキングの後にカメラを持って、見晴らしのいいところに行ってみた。

既に月は昇っていて、これまた印象的な月だった。

夕焼け色の雲とBlue Moon。

20100330img_7315

アップで。昇りたてなので、ちょっと赤みがかっている。

20100330img_7307

NZの月と日本の月を見比べてみましょう!

こういう時の月だから、何かいいことあるかもね!(笑)

そうそう、今日、仕事場で、現地の人たちが、今日はBlue Moonだよね、って会話していた。
日本にいた時は全く知らなかったのだけれど、こちらの人たちは知っていたようだ。
(英語の使い方で、blue moonというのがあり、滅多に起こらないこと、という意味で使われるそうだ。)

こんな日に、昨日の作品撮りのことを書けるのは嬉しいね。

作者さんの方から、作品の説明資料も頂いたので、今日、ご紹介!

本当なら、全ての作品をご紹介したいのだけれど、さすがにこれは僕のものではないから、そして、まだその人はサイト自体を持っておらず、これから作るそうなので、遠慮がちに、これは、というものだけをここで公開させて頂く。

まず、撮らせて頂いた作者をご紹介。

その人は、アーティスト名「雪心(せっしん)」と言う。

何をしているのかというと、シルバー・クレイ(銀粘土)でシルバー・アクセサリーを作るアーティスト。
雪心さん曰く、「純銀工芸作家」とのこと。

これがものすごい人で、そのシルバー・クレイのコンテストが日本にあるのだけれど、それはとても狭き門。
しかし、そこで何度も優勝しているし、入選も当たり前、という人なのである!

なんでそんな人がここNZに?!?!なんて思うよね。(笑)
色々とあって、こちらにいらしたようだ。

前置きはこのくらいにして、僕が撮影した物を見て頂きましょう!

20100330p6_01

まず、これが昨日ちょっと話していた「物撮り」の写真。

とにかく、全てをくっきりはっきり見せるために撮影。
だから、特に僕の私心というのは入っていない。
(もちろん、ライティングとかそういうのは僕のセンスでやっているけれどね。)

こういう感じで次々と撮影していたのだけれど、昨日書いたとおり、何か物足りなくなった。

そこで、「遊び」で撮影させてもらうことに。

それがこれ。

20100330p6_10

その他にも何パターンも撮っているけれど、とりあえずこれをここに出してみる。

どう違うの?と思うかもしれないけれど、ええ、色々と違うのである。(笑)

ライティングを変えたし、陰の出方も違うし、フレーミングも変えているし、左側の空白にも意味があるし、他、色んな要素がこれにはある。

これが僕にとっての「作品撮り」と言えるもの。

上と下を何度も見比べていくと、僕の言っていることがわかってもらえるかな、と思う。

今回、11作品を撮らせて頂いたのだけれど、その中で、僕はこれがものすごく気になった。

少し前から月絡みのことが色々とあったということもあるんだろうけれど、とにかくこれには惹かれた。

そういう話をご本人に言うと、これは、そのコンテストの第1回目の時に出したもので、特に思い入れがあるとのこと。
なるほど、だから僕は気になったのかな、と。

これを見ていると、ああも撮ってみたい、こうも撮ってみたい、と思うのである。

雪心さんのこの作品の解説。

私は、竹が好きだ。
凛としなやかにまっすぐ上に向かって伸びていく竹。
どんなに強い風が吹いても折れる事はない。
私の理想がここにある。竹のようにしなやかに まっすぐ上を向いて生きていきたい。
節があるからこそ 竹はまっすぐ伸び続けていくことができる。
私にも人生の節目がたくさんあった。しかし、だからこそ まっすぐと生きていこうとする
自分がいるのだ。

その“竹”を題材にした“竹取物語”を取り上げて 形にした。
かぐや姫が暗い竹やぶの中から、花車にのって 月に帰っていく場面。
暗闇は、七宝の黒をいれて 深い暗闇を表した。
江戸小紋“麻の葉”は夜空に光る満点の星をイメージ。
お世話になったおじいさんとおばあさんの元を離れ、月に帰っていったかぐや姫。
どんな想いでいたのだろう・・・。

さて、いかがでしょう?

この作品と、月を交えて撮影したら、ゾクゾクするだろうな・・・

次は最新の作品。物撮りではなく、作品撮りのものをどうぞ。

20100330p2_04

なんと、そのコンテストで優勝した作品です!!
(他にも優勝作品は2点あり。)

これを撮っていて、本当に力強さを感じた。

雪心さんの解説を見れば、それも納得。

*信念の定義・・・かたく信じて動かない心。
*理想の定義・・・好意・性質・状態などに関して、考え得る最高の状態。

私の“信念と理想“ という名の碇をここNZの地に沈めた。
NZで自分のもつ夢を成功させる・なにがあっても雪心道を貫くという信念。
自分・家族を幸せにする・自分を愛してくれている周りの人を幸せにするという理想。
重く・大きく、そして深い海の底に沈めた碇。これを引き上げる時は来るのだろうか・・・
その時は、きっと 新たなるステップのため 船を移動させる時に違いない。

心の底から力が湧いてくるね。

次は指輪。これは物撮り。

20100330r2_07

これもとても力強く感じた。
そして、NZにいる人なら、あれ?と思うかも。

そう、模様がMaori模様なのである。

解説を見れば、納得。

私の夢は、NZで 制作活動・講師活動を一生涯の仕事として続けていく事。
今、NZで経営についての勉強をはじめ、光り輝く自分の黄金の未来へ
やっと片足を踏み入れたという感覚。
“未来への道“には、22金をぬり 踏み入れた”片足“は 紐靴を造形して
道の真ん中に置いた。
靴に彫った青海波は帆の町オークランドを表す。
江戸小紋・青海波を彫りいれた事で雪心の片足を表現。
NZの大自然(マオリの模様をアレンジ)に囲まれ、力強く生きていく事を決意。
家族の愛・友人達の深い愛情&絆(永遠のはちのじ模様) があるからこそ 私はここで
夢に向かってまっすぐに突き進んでいく事ができるのだ。
期待と希望に満ちた、今の心境を表現。

指輪はこうやって一つ一つ撮影した後、ペンダントとは違う感じで撮りたいな、と思った。

集合写真でこういう風に撮ってみた。

20100330rg_07

一つを手前に持ってきてピントを合わせ、他はボケさす。
こうやって、全ての作品を撮影。

このしあわせという作品、見ていたら、ホノボノと心地よいものを感じる。
そう、やさしさ。

姉夫婦の住むNYに滞在中に制作。
出産後三ヶ月目から職場に復帰した姉に代わって、三ヶ月間4ヶ月の甥っ子のベビーシッターを
した
家族の愛・夫婦の愛・両親が子供を思う気持ち、助け合い・思いやりの心。
姉の家には、私にとっての“しあわせ“と、感じられるたくさんの温かい思いが溢れていた。
その思いを表現。滑らかな曲線をなるべく多く使った作品に仕上げた。
母親が赤ちゃんを大切に愛おしそうに抱いているデザイン。
彫りは江戸の小紋柄、青海波=母の愛は生みより深し。 
バレンタインデーに義理の兄が姉に贈った蘭の花を造形する事で 義理の兄を表現。
みんなで幸せに向かって進もうと、日々努力している家族。
彫りの部分にいれた黒・赤は漆を使用。黒の中に赤を少量 落とし込んだ事により
作品がより引き立った。
この作品は、私にとっての“しあわせ“の形。

この雪心さんのすごいところは、ああいう力強い作品が作れる一方、こういう優しい作品も作れるのである。

僕にはそれが出来ない!!!(苦笑)

そういう二面性を持てるってすごいことだと僕は思う。

また、こういう活動に関しての考え方を聞いたのだけれど、ほぼ僕と同じような考え方。詳細は割愛。
年は僕よりも随分下だけれど、それでそういう考え方をしているのだから大したものだ、と思う。

こういう心のこもった作品を撮らせてもらえるなんて、本当に幸せである。

彼女の作品は、まだまだ、ああいう感じでこういう感じで、と撮影出来ると思う。
色んな妄想が頭の中に浮かんでくるのである。

こういう出会いは本当に嬉しい。

先述の通り、まだまだ作品はあるけれど、最終的には彼女がこれから作るというサイトの方で見てもらいましょう。

こういうシルバー・アクセサリー作成に興味があり、Auckland在住者であれば、彼女に連絡すれば、体験教室とかしてもらえるようだ。
体験教室を開けば大人気で、一杯人が集まってくるのだそう。

まだサイトはないので、まずは、彼女のBlog「いつもこころにぽかぽかを」をご覧下さい!

連絡先があるのかな?と思って見てみたけれど、なかったので、僕の方に連絡してくれれば、中継ぎしますよ。

きっと楽しいシルバー・アクセサリー作成になるに違いない!!


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