ドンドンドン
グッスリと寝ている時に、何やら音がしている。
どうやら僕の部屋の隣にある玄関が激しく叩かれているようだ。
ドンドンドン、と何度も何度も。
え?今何時だよ、と寝ぼけた頭で考えたが、ブラインドの隙間から漏れている明かりを考えるに、まだ早朝か何かなんだろう。日が昇る前の。
しかし、こんな時間にこんなにドンドンとドアを叩くなんて正気の沙汰ではない。
僕はてっきりどこぞの若者が何かしらふざけてそういうことをやっているのかと思っていた。
そういうのを相手にしたくはないので、僕は無視。
しばらくすればいなくなるだろう、と。
しかーし、どういう訳か、諦めずに何度も何度もドアを叩く。
一体なんなんだろう?
かなり長い時間、その場にいて、何度も何度もドアを叩いていた。
そうしていると、オーナーが起きてきたみたいで、2階から1階に下りてきた。
その頃には、その外の人は諦めたみたいで、ドアから離れていったようだ。
そして、車に乗ったのか、そういう音がかすかに聞こえた。
そして、オーナーは、ドアを開けた。
もちろん、そこにはもう誰もいない。
僕は一安心、と思って、時計を見ると、2時!
なんなんだ、夜中の2時にドアを叩くって。非常識にもほどがある。
そこで考えた。
ちょうどその頃、ニュージーランドの試合が行われていた。
もしかしたら、通りすがりの若者がその経過が気になったので、観たくてドアを叩いた??!!
よくわからない・・・
さて寝よう、と思ったけれど、完全に目が覚めてしまい、しばらく寝られなかった。
ようやく寝たか、と思ったら、今度は電話が鳴っているし・・・(泣)
なんなんだ、今日は。
後で聞いた話によると、ドアが叩かれている時、オーナーは2階から様子を見ていたそうだ。
そのドアを叩いていた人は、僕の予想とは違い、Maoriのおばちゃんだったらしい。
となると、トイレか??
なんであれ、知らない人を家に入れるなんてとんでもない。
家の中を観察され、次は空き巣に入られる可能性もあるし。
無視して正解だったと思う。
そして、朝方の電話は、旦那さんのいとこがイギリスから電話をかけてきたらしい。
どうも時差も気にせず。
海外に住んでいるなら、時差くらい気にしてほしい。(泣)
そうそう、一つ不思議なことが。
この家には玄関に、ちゃんとしたチャイムがある。
しかも大きな文字のシールで「PUSH」って書かれている。
それにもかかわらず、だーれ一人としてチャイムを押そうとする人はいない。本当に。
郵送の人でさえ押さない。いつもドンドンと激しくドアを叩くのである。
日本人だったら、ドアを叩くのではなく、まずはチャイムを探すよね?
そして、チャイムが鳴っていないようだったらドアを叩くよね?
少なくとも、僕はそうする。
この辺は文化の違いかなぁ、なんていつも思っているのである。
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