今日は、久しぶりに夏らしい日となった。
今でも暑い。
さて、昨日あったことを全く何も書かなかった。
今日のBlogでもそれについて書くつもりはなかった。
が、某掲示板の発言を読んでいて、思ったことがあったので書いてみようかと思い、好き勝手に書いてみる。
昨日、ここAKLでは、日本人会主催のJapan Dayというイベントがあった。
その掲示板の方では、前日まで、このJapan Dayは中止されるのか?延期されるのか?という話が上がっていた。
中には、中止、または延期するべきではないか?というものもあり、いや、やったほうがいい、と色んな意見が飛び交っていた。
ほとんどの人が、中止、または延期すべきだという意見だった。
僕も心情的にはそう思っている。
こんな日本が大変な時に、こんなイベントなんかして、と。
地震後数日と迫ったこのイベントを中止(延期)に出来ない、大人の事情があったのだろう。
実際、決行された。
だったら、決行されるのであれば、それをうまく利用して、アピールすればよい。精一杯。
このイベントの見方としては、お祭り、という面もあるけれど、実際には、日本文化を知ってもらう、という趣旨のあるイベントである。
だから、決して、不謹慎なものではないと思う。
その中で、今、誰からも注目されている日本の現状をアピールする機会だったのだと思う。
(主催者側は、色んな思いがあったことでしょう。)
現場では、日本人だけではなく、色んな人種の人達が、それぞれの参加の仕方でこのイベントに参加されていた。
募金の方も、色々な場所でなされていたようで、それなりの金額が集まったようだ。
結果的には、色んな人達から支持されたのではないかと思う。
中止、延期すべきだ、という意見を言う人の中には、こんな時にそんなイベントなんて、ということで、参加しない、という人もいた。
それならそれでいいと思う。
そのことに関しては、誰も非難しないだろう。
でも、こういう風に考えたら、それってどうなのだろう?と思う。
あなたの明日は、誰にも保証されていません。
何かあって、死ぬこともあります。
そうなった時、やっぱり行っておけばよかった、と思うとしたらどうだろうか。
賛成派の中には、日頃あまり会えない人に、一度に会え、近況報告出来るので、こういうイベントは有り難い、という意見があった。
これは本当にそう思う。
僕も実際、久しぶりに会った人たちもいたし、ある人に関連した人達2人に、数年振りにお会いし、お話しさせて頂いた。
行かなかった人、もしかしたら、そういう機会を逃してしまったのかもしれない。
だから、こう思う。
例えば、酒飲んで暴れて他人に迷惑をかけるのであれば、それは確かに不謹慎だし、不躾だと思う。
そうではなく、それぞれの思いで、そのイベントに参加させて頂き、それぞれが「日々、無事平和に生活出来ている幸せ」を噛みしめながら参加できればいいのではないかと。
CHCHの地震の時にも書いたけれど、明日は我が身。
今、なすべきことをきちんとし、被災者のことも思いながら、「日々、無事平和に生活出来ている幸せ」を噛みしめ、「感謝」して生活する。
これが、生きている者としての努めではないかと思う。
僕は正直、今回の東日本大震災に関しては、何も出来ない。
CHCHの時は、過去撮影した写真を提示する、ということが出来たけれど、今回は無力も無力。
それでも、僕が出来ることと言えば、撮影しかない。
撮影することによって喜んで頂ける人達がいるから、撮影させて頂いていた。
これが、僕の今できること。
僕の言っていることって偽善かもしれない。
でも、実際、被災してみないと、それがどれだけ大変なことかなんてわからない。
わからないけれど、日々自分の出来ることをきちんとやっていく、ということは大事だと思っている。
一方、こういうことも思う。
今、東日本では、電力供給の制限が行われている。
それでも、会社勤めの人や学生は、行くべき所に行かなければいけない。
たまたま、夜中に電車やら何やらの運転計画が発表され、残念ながら、運転中止になったところがあったらしい。
そういうことを知らされていなかったことに怒りというか、腹立たしさを出したコメントが載っていた。
さて、彼らは被災地の人達のことを思って、そうインタビューに答えたのだろうか?
もし、被災地の人達のことを思っているなら、また違う発言が出来たかもしれない。
人間って、所詮、こういうものなんだよな、と思う。
それは僕もあなたも同じだと思う。
それでも、Twitterを中心に、色んな話が出てきている。
興味のある人はこちらを見てほしい。
地震発生後、Twitterで投稿された心に残るつぶやき
ここに書かれていることが本当のことかどうかわからない。
ある人達は、日本人による自画自賛だ、と言っている。
でも、普段の日本人は自画自賛しないのだから、こういう時くらいはいいと思うし、これを読むことによって励みになるのであれば、このサイトの役割としてはとても大きいと思う。
さて、どう感じられたでしょう。
最後に、Japan Dayで居合術の型を披露していた時の一枚を。
これを見た時、ハッとした。
柔道着なのか空手着かわからないけれど、それを着たKiwi(だと思う。少なくとも日本人ではない)の男の子の後ろ姿。
きちんと正座して、居合術の舞台を見ている。
彼は何を思って見ていたのかはわからない。
でも、この正座をして見ている、という心持ち、これに何かを感じずにはいられない。
これが、このイベントの意義なのではないかと思う。
と、昨日のJapan Dayは、多くの人達がそれぞれに色んなことを考えるいい機会だったと思う。
と、ずらずらと好き勝手書いて恐縮です。
そうそう、昨日の夜、とある場所に行って、景色を見ていた。
すると、そこに、現地の人達が僕と同じ場所に来て、会話していた。
その会話に、「Sendai」や「Fukushima」という単語が出てきた。
地震のことを話していたのだろう。
そういう単語が出てきたから、てっきり、彼らの中に日本人でもいるのか、と思って彼らを見たけれど、そうではなかった。
純粋に、話題として、今回の地震のことを話していたようだ。
そして、昨日、外国人の友達が気遣ってメールをくれた、と書いた。
地震の後遺症のあるCHCH在住の家族からも気遣いのメールが届いた。
まだ仕事に戻れない状態なのに。
そういう人たちであっても、こうやって気遣ってくれている。
本当に有り難いことだと思う。
今、大小の国や地域に問わず、90以上のところから支援表明がなされているとのこと。
NZからは、54名の救援隊を日本に派遣することを決定したとのこと。
NZ全救援隊1/3の人数である。
まだ完全復興出来ていないのに。
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