Rugby World Cup オープニング花火
もう二度とこういうことはないかもしれないから、ベストな場所で撮影しよう、ということで、Devonportに行くことに。
あそこであれば、見る場所は広範囲だし、海越しに見えるから全貌が見えるだろうということで。
ただ、どういう感じで花火が上がるかはさっぱりわからない。
出たとこ勝負である。
道路が閉鎖されるところもあるし、いつもより早く会社が終わるし、間違いなく渋滞に巻き込まれると思ったので、かなり早く出ることに。
その前に、夕食のおにぎりを作った。
ちょっと贅沢に、鮭おにぎり!
早いかな、と思いながらも、14時半過ぎには出ていった。
町中は突っ切れないので、グルーッと回って、Unitec、Herne Bay、Ponsonbyを経由して、Harbour Bridgeに行く計画。
空港からの高速で、Sandringham Road方面に出るところで既に渋滞...
うわー、もうこんなところで、と思ったけれど、仕方がない。
なんとか抜けて、その後は比較的スムースに。
が、Unitec辺りでまた渋滞。
この頃ちょうど、15時。
NZにいる、いたことある人ならわかる。
そう、学校の帰宅ラッシュである。
お出迎えの車でごった返す。
しかも、こういう日だから、余計に車が多い。
時間が掛かりながらも何とか抜け、その後は比較的空いていて、Harbour Bridgeまではなんとか行けた。
余裕じゃない!と思ったのもつかの間。
Takapunaの出口からまた渋滞・・・
しばらくノロノロ運転。
終わってしまったことだから、あまりもう気にならないけれど、ここが一番ひどかった。
Lake Roadの2つめの信号を越えてから、ようやくガラガラに。
Devonportの町に行ったら間違いなくまた渋滞に巻き込まれるだろうから、Narrow Neck Beachから向かった。
全く車は走っておらず、これは余裕だ!
16時前だし、もう問題ないだろう、と。
しかーし、Devonportの海岸線沿いの道路に出ると、路駐の車が一杯!!
これは予想していなかった。
このくらいの時間だったら余裕で車は停められると思っていたのに...(泣)
でも、ラッキーなことに、そんなに遠くない場所に一台分スペースが空いていた。よかった。
町までそれなりに歩くし、戻ってくるのもしんどいから、全ての荷物を持って行くことに。
なんでこんなに車が多いのだろう??と不思議に思った。
Devonportでなんらかのイベントがあるなんていう話はなかったんだけれどなぁ。
まさか、僕と同じ花火見学者がもうこんなに集まっている?!
理由は、町に行ってわかった。
どうやら、Aucklandの町に船で行く人達の車だったみたい。
フェリー乗り場を見てびっくり。
建物の外まで行列。
多分、先頭から最後尾までは、200mくらいはあるんじゃなかろうか?
こんな行列、初めて見た!
花火見学者じゃなくって、よかった、とホッとした。
そして、僕が考えていた場所に行くと・・・
それでも既に人がいた。まだ16時半頃なのに。
ピクニック気分でワインを飲んだり本を読んだり、という感じでそれぞれこの時間を楽しんでいた。
まだまだスペースは余裕。
しかし、どうなるかわらないので、僕は海側に陣取った。
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これが僕の今回の仕事場。
ここであれば、どういうところから花火が上がっても対応可能だろう。
僕は本を読んだり、時々撮影したりして時間を過ごす。
月と雲。
入ってくるフェリーは人で一杯。町から来た人達。というか、仕事が終わっての帰宅組だと思う。
フェリーの上にも国旗が。日本の国旗もある。日の丸が見えるのを撮るために何枚も撮影。(笑)
この時点ではまだこういう感じ。
反対側。
フェリーターミナルの方で放送が。
何を言っているのかわからなかったけれど、フェリーがあまり来なかったことから、Cityに行けない人多数、という状況になったかも。
そういう人達が、ここに流れてくる。
いい感じで日が暮れてきた。
と同時に、めちゃめちゃ寒くなってきた。
念のために、と思って、ダウンジャケットを持ってきて正解だった。
中にはフリースも着ていたけれど、それでも寒い。
新聞社に送ったら使ってもらえそうな写真。(笑)
山の上にもこんな感じで人一杯。
ヨットと。
ヨットもちょこちょこ出ていて、洋上で花火を堪能する人も多いようだ。
ちょうど日が沈むところ。
ウミネコが横切ったタイミングで。
日も暮れてきた。
お腹が空いてきたので、作ったおむすびを食べる。
糖分補給に、と思って、チョコレートのお菓子も少し。
この頃、どこかのIslanderの子供、5歳くらいが、ポップコーンを一杯持って、僕にちょっかい出してきた。
よりによってなんで僕なんだ?!周りに人は一杯いるのに。
最初は話しかけてきただけなんだけれど、だんだんと図々しくなって、カメラを触りたがってきた。かわいらしい男の子だったんだけれどね。
何度かシャッターを切らしてあげたけれど(カメラのシャッターではなく、独立しているレリーズの方)、最後の方では、レンズを触り始めたからこれはまずい!と思って注意。
レンズに息を吐きかけられたので、それの対応をしていたら、いつの間にかいなくなっていた。
安心して撮影続行。
これでは見にくいけれど、なんかあれ?と思うものが写っていたので、拡大。ビルとビルの間。
これはなに?雲のようで雲に見えない。不思議。しばらくしたら消えていた。
今回の見学の皆様、いつもと違った感じ。
かなりの人が、カメラを持って、しかも三脚を使って撮影している。
ここまでこういう人達がいるって今まで経験したことない。
すごいなぁ、と思った。
肉眼ではかなり暗いけれど、この時間辺りがいい色になる。
ふと空を見上げると、南十字星が!それも絡めて撮影。でも、このサイズでは見えないね。
露出を変えてみたけれど、町の光が強すぎていい感じには写らない。
下半分に、NDフィルターをかませないと撮影できない。
一通り撮影し、あとは花火を待つだけ、と思って、立って寒い!という感じで足をこすっていた。
すると、隣にいたカップルの女の人の方が、寒いねぇ、と話しかけてきた。
どうもIslander系。
さっきまで彼氏はいたと思うけれど、どこに行った?
彼女も、一眼レフ&三脚を持って撮影。
花火ってどうやって撮影するの?みたいな話になったので、ちょこっとレクチャー。
設定はこうやって、こういう順番でセッティングして、撮影するんだよ、って。
Nikonのカメラだったので、ミラーアップの設定だけはわからなかったので教えられなかった。
結構飲み込みが早く、ビックリした。
いい写真が撮れるといいね。
もう真っ暗なんだけれど、人はかなり増えている。
なんだろう、この雰囲気・・・
そう、あれだ。
新年を迎える雰囲気だ。(笑)
どちらかと言えば、日本の新年を迎える雰囲気。
冬のように寒いし、でも、皆ワクワクしている。
もう2011年は終わったような気分になってきたのである。(笑)
こんなことして遊んでみた。
全く違う場所で、2,3発花火が上がった。
かなり本格的なものだったので、素人が上げたものではない。
なんだったんだろう?
この頃には、僕の周りにも人が一杯。
もう身動きとれない。
20時前になったようで、一発目が上がった。
が、花火ではない?!
照明弾のような感じで、スーと落ちていった。
4つだから、南十字星??
しかも、4カ所から上がっている。
まさかこんなに広範囲で花火が上がるとは思わなかった。
予想を超えていた!
中央左側にSky Towerが小さく見える。
それを意識すれば、広範囲だというのはわかるだろう。
始まった。
メインは、この4カ所。
あとは、Sky Towerからと、イベント会場付近、ここには写っていないけれど、画面左側、Parnell方面でも、申し訳なさそうに花火が上がっていた。
厳密に言えば、5カ所。
この花火の上がり方を見ると、Devonportに来て正解だと思った。
町の方だと、全体は見られないからねぇ。
周りでは歓声が上がっていた。
特に大きな花火の時は、よりいっそう大きな歓声。
リアクションが外国らしい。(笑)
フレームに収まらないくらいの大きな花火も上がった。
この撮影をしながら、横では、コンデジでビデオ撮影。
とりあえず記録用として。
こうやって時々フレームを変えていたのだけれど、全部を入れようとすると、町の景色が小さくなるので、割り切って、この左側の大きい方をメインに撮影することにした。
日本の花火と違うのか、なんか撮影が難しい。
写ったものを見ながら、シャッタースピードを調整。
これは肉眼で見た方が数倍いい。
途中から、Sky Towerから花火が出なくなっていた。
時々、サーチライトが照らされていたけれど、花火の方が明るかったので、気付きにくかった。(笑)
最後はでっかくドッカンと上がるのかと思ったけれど、そうでもなく、普通に終わった。
予定通り、12分ほどの花火であった。
Aucklandでここまでの花火を見られるってすごいことだと思う。
多分、ここまでの規模はNZ史上初ではないだろうか?
それだけ、このWorld Cupに力を入れているっていうことなのだと思う。
ヨットレース、America's Cupの時はこんなのなかったし。
新年の時もこれくらいしてくれればいいのに。
かなり満足感のある花火であった。
さて、帰ろう。
片付けをして、車に向かう。
4時間ほど、トイレに行かず、よく我慢したと思う。(笑)
寒さもあって、感覚が鈍っていたのがよかったみたい。
車のところに戻る途中にバーがあった。
中を見ると、人で一杯!
そして、テレビ画面を見ると、ちょうど選手が整列するところだった。
もしや、と思って、外から見学失礼!
僕と同じような人が結構いた。
まずは、Tongaの「威嚇」開始。
そして、All BlacksのHaka!
リアルタイムに観られるとは思わなかったので、嬉しかった。
終わったら、外で観ていたほとんどの人は帰宅の途に。
僕は、ちょっと裏道を使って帰宅。
でも、全て裏道だと、途中で主道路に入れなくなりかねないので、それはやめた。
Devonportって、実質道は一本道だからねぇ。
Devonportの町を少し出たところでいきなり渋滞。
ほとんど動かない。
もし、試合が終わるまでにここを抜けられなかったら、更なる渋滞が待っている。
僕はCity越えをしないといけないのだ。まずい・・・
いっこうに車は動かない。
歩いている人達の方が早いくらい。
結局、渋滞を抜けるまでに1時間近く掛かった。
Devonportから1つめの信号までが大渋滞。Macのあるところ。
ここ、上り坂になっていて2車線。
そして、信号。
割り込みの車もあるから、余計に進まない。
更にその先は一車線で合流。
NZだと、このパターンは渋滞になるのである。
道の作りもよくない。
これを過ぎると、今までの渋滞は何だったんだ?!と思うくらいスイスイ。
そこから家までは、全く渋滞なし。
最初の1時間を返してほしい!!
ということで、僕のRugby World Cupでのやるべきことは終了したのである。
家に戻ってもまだ試合はやっていたけれど、負ける訳はないだろうから、ということで観ずに、これを書き始めたのである。
41対10で余裕勝ちであった。
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