出廷
本当に皆さん、ごめんなさい。
僕自身、悪いことをしたつもりはないのだけれど、裁判所から呼び出されました。
今日、判決が下されました。
判決内容によっては・・・
という感じで、書いてみたけれど、いいことではないので、これ以上引っ張らないようにする。
あれだ、以前日本帰国時に色々とあったJury Service(陪審員制度)。
今日がその日だった。
緊張というほどではなかったけれど、夜中に何度か目が覚めていた。眠りが浅かったようだ。
集合が8時45分。
遅れてはいけないので、余裕を持って出発。
陪審員とは言え、やはり裁判所なんかには入りたくないね。
8時20分頃には到着したのだけれど、既に人は集まっている。
NZとしては珍しい?!?!(笑)
しばらくすると、名前の確認。名字のA~L、M~Zに分かれて。
その時、今日行われるであろう裁判のスケジュールの書かれた液晶テレビがあったので見てみた。
結構な数。
全てに陪審員はいらないのだろうけれど、毎日こんな数の裁判が行われているのだろうか?
部屋に入ると、4割ほど埋まっていた。
こんなもの?と思ったら、最終的には広めの部屋が満員。
ざっと概算すると、100名前後。
結構集められるんだねぇ。
ざっと見てみると、アジア系はやはり少ない。
日本人はどう見ても僕だけ。(苦笑)
白人とアイランダー系の比率は同じような感じかな。
細かいことは抜きにして、ざっくりと書いてみよう。
最初に、陪審員は何をするのか?のビデオを見せられた。正直、全て理解出来なかった...
まず、最初に35名が選ばれ、そこから更に絞り込まれるそうだ。
名前の札が入ったくじ引きで使われるような回すものの中に入れ、スタッフが一枚一枚取り上げ、名前を呼ぶ。
それが終わると、その35名は部屋に移動。
その35名の中から、本当の陪審員を選ぶらしい。
ビデオの中では、「Challenge」と言われ、名前を呼ばれて、その裁判を陪審員として受けるかどうか決められるらしい。
一応、拒否も出来る?!
残った人達の中から、明日、明後日に改めてくる人達の選抜。
明日は、35名、明後日は20名。それぞれ前日の15時から22時の間に電話をし、本当に来るべきかどうかの確認をするとのこと。
この時点で、なんと、僕は一度も名前を呼ばれなかった!!
本当にドキドキしながら読み上げられる名前を聞いていたのである。(苦笑)
名前を呼ばれた人達は、この時点で解散。
スタッフからは、上に上がった35名の内何名かが戻ってくる。そこから更にまた選抜をするので、しばらく待つように、と言われ、20分以上待たされる。
この時点で、15名ほどが残っている。
100名ほどいて、一度も名前を呼ばれなかったのってある意味すごいと思うのである。(笑)
その間、部屋にあるテレビでオリンピックのテニスの試合を観ていた。
(ノイズだらけ!公的機関なんだから、デジタル化しておこうよ、と思ったのは僕だけではないはず。部屋にある水道も壊れていたし。)
上から人が戻ってくると、更に、明後日に15名追加ということで、名前が呼ばれる。
またここでも名前を呼ばれなかった!
なんか自分でもすごいと思う。
これで解放か??と思ったけれど、新たな発言が。
なんと、残った人達は、木曜日に集められるという。
ガーン、結局陪審員からは逃げられないということですね。(泣)
ということで、最終的には確認のために、自分の名前が呼ばれたのである。
水曜日の15時から22時の間に電話をして、本当に木曜日は必要かの確認をする。
なくなるっていうことはないだろう。
それに、出してもらえるガソリン代や駐車場代の請求をしないと行けないから、どっちにしろ裁判所に行かないといけないはず。
ということで、僕は1時間半以上、一つの部屋の中にただいただけであった。
多分、日本人でNZの陪審員として招集された人ってそんなにいないと思う。
あまりそういう話を聞かないから。
ほとんどの人が、何かと理由を付けて行かないようにしているからね。
僕もそうだったんだけれど、法律が変わり、今回は絶対に行かないといけないということで、裁判所に行った次第。
今後、僕のように例え正当な理由があっても行かないといけない人が一杯出てくるだろう。
ただ、この陪審員制度で不思議なのが、10年も20年もNZに住んでいるのに、一度も呼ばれたことがないという人が結構いるということ。
一方、2回3回4回と何度も呼ばれる人もいるらしい。
一体どういう基準で選んでいるのか不思議。
だって、今日だけで約100名。
ということは、年間、100名X48週=5,000名ほどは招集される。
これだけの数が呼ばれるのだから、それなりに呼ばれていてもおかしくないんだけれどね。
とりあえず、今日は陪審員にはならなかった。
さて、木曜日は一体どうなるやら。
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