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2015年8月20日 (木)

【復活! 役に立ったソフト群】

【復活! 原因編】

【復活! 対策編】

【復活! 役に立ったソフト群】(このページ)

今回の障害で、お世話になった、役に立ったソフト群を紹介。

この場をお借りして、お礼申し上げます。

有り難うございました。

《バックアップ》

10年以上前だろうか?

初めてノートPCのHDDを乗せ換えした時は、市販の移行ソフトを使用した。それはそれで問題なく移行完了。

その後、家庭使用であれば無料のソフト、EaseUS Todo Backupを知り、以降、このソフトでバックアップ、復元作業を行っている。

とても良いソフトなのだけれど、最新バージョンでは問題があるみたい。

HDDの人はさほど気にしなくてもいいけれど、SSDの人は注意。

復元する時に、「SSDに最適化」というオプションを指定する必要性がある。

これ、最新バージョン(バージョン7以降から?)では機能していないようだ。

実際、僕が使ってそれを確認。7と8.6で確認。

ネット上の話では、バグではないか?有料版は機能していて、それを買わせるためにわざと機能させていないのではないか?と色々。

真偽は定かではないけれど、なんであれ、機能していないのは事実。

どうもバージョン6.5辺りであれば機能しているそうなので、それを探して実行した。

メーカーのサイトに過去のバージョンがあればいいのだけれど、それはない。

有り難いことに、それを蓄積してくれているサイトがあった。

filehorse

で検索し、入手すればいいでしょう。

このサイトを知っていれば、色んなソフトの過去バージョンを探せるので、重宝すること間違いなし!

最初の頃は、まさか最新バージョンでSSDのアライメントがずれるとは知らず、なんで?と思いながら作業を進めていた。
(以前のバージョンではそんなことなかったのに、何か間違った設定でもしたか?と思っていた。そこに、上記のネット上の情報。)

アライメントがずれるとSSDの性能は落ちるので、なんとかしたい。

バージョン6.5で再度戻せばいいけれど、せっかくだから、アライメントを修正してくれるソフトはないか?と思って探してみると、あったのである。

《パーティション操作》

AOMEI Partition Assistant Standard

このソフトは、パーティション操作をすることを目的とするもの。

削除、結合と、色々と出来る。ディスクやパーティションのコピーも取れる。

目玉のSSDのアライメント修正機能。

・アライメントを修正したいパーティションをクリック

・メニューの「パーティション」をクリック

・「論理処理」をクリック

・「パーティションのアライメント」

・「確認」ボタンを押す

しばらく待てばアライメントは修正される。

アライメント修正のためにデータを少しずつずらしているよう。

よって、ほんの少しだけ容量が減少する。

通常使用ではありえないけれど、そのパーティション内の残量が0バイトだと機能しないのではないかと思う。

数Mバイトあればいいのかな?

データの再リストア作業なしに調整してくれるのは有り難い。

アライメントがきちんと修正されているかどうかは、msinfo32.exeを起動して確認。

メニュー左側の「記憶域」内の「ディスク」をクリック。

「パーティション開始オフセット」の値を「4096」で割り、割り切れれば良い。つまり、小数点の結果にならなければ良い。

複数パーティションの場合、それぞれの「パーティション開始オフセット」の値を「4096」で割って、割り切れれていればよい。結果の数値自体は気にしなくていい。

以上が、SSDのための、アライメント修正。

余談だけれど、このソフトのもう一つすごい機能が、「Windows To Go」を作る機能!

「Windows To Go」は、Windows8.1のEnterprise版でのみ提供されている機能で、USBメモリの中に、Windowsをインストールし、その中に自分の環境を構築出来、そのUSBメモリを他の端末に挿して起動させることが出来るというもの。

USB端子のある一般的なPCがあれば、自分の環境が再現出来るので、これはとてもいい機能なのである。

それが、Enterpriseではなく、無印やProのWindows8.1でもそれが可能となる。

試しにそれを作ってみた。

いくつかの端末で起動してみると・・・

本当にそのまま起動!

最近、USBメモリと同じくらいの大きさのスティックPCがある。

これと「Windows To Go」は、似たように見えて全く違う。

スティックPCは、HDMIがあるモニターに挿して、Windowsを起動する。

この「Windows To Go」は、PCのUSB端子に挿して起動する。

今回のトラブルのような場合は、前者であれば、ネットで情報検索は出来る。

でも、障害のある端末を直接どうこう出来ない。

一方、後者であれば、その端末に接続しているので、HDDのデータを取り出したいとかそういう作業も可能。

僕のようにただ試しに使ってみるだけだったら、ライセンス認証はしなくてもいいだろうけれど、正式に使い続ける場合は、Windowsのプロダクトキーが必要。

もし、余っているプロダクトキーがあるなら、このソフトで「Windows To Go」を作っておくといいと思う。

僕が試した状態では、どういう訳か、Proでは作れても、無印のものは途中でエラーとなって作れなかった。

今回使ったソフトの中では、このソフトが一番面白かった!

ネット上にはあまり大きく取り上げられていない。不思議・・・

《ISOファイル作成/ISOファイル書き出し》

今回、WindowsのISOファイルをダウンロードしてDVDに焼いたり、USBメモリに展開したりという作業が多かった。

その中でとても役に立ったのが、下記のもの。

rufus

これは、ISOファイルをUSBメモリに展開出来るもの。

MBRやUEFIという概念をある程度理解していないとUSBメモリを作っても、起動に失敗するかもしれないけれど、とりあえず両方で起動出来るものを作っておけば大丈夫でしょう。

ImgBurn

作ったUSBメモリの内容を、ISOファイル形式にする時に使ったソフト。

USBメモリ内のデータをずーっとそのまま、という訳にはいかない。

今回は、ISOファイルをUSBメモリに展開した。そういう作業を何度も何度もした。

以前のものを残しておきたいので、このソフトでそのUSBメモリ内のデータをISO化して保存する、という使い方をした。

そのISO化したものを、rufusを使って、USBメモリに書き込むのである。

通常は、CD-R/RWやDVD-R/RWにデータを焼きこむために使うソフトだけれど、そういう使い方も出来る。

ただ、インターフェースが独特でわかりづらい。

そこで、

cdrtfe

というソフトも活用。

これは、ISOファイルをCD-RWやDVD-RWに展開する時に使用した。

あと、Windows標準の機能で、CD-RWやDVD-RWの消去が出来ない時があったので、その時もこれを使った。

《デバイスチェックツール》

ソフトウェアの問題なのか、ハードウェアの問題なのかを切り分けるする時に使ったソフト。

個人レベルで出来るのは、せいぜいメモリチェックやHDDチェック。

Windowsが起動しない、という時は、まずはメモリも疑ってみるといいでしょう。

定番の

MemTest86

Memtest86+

どちらも同じようなものなので、気に入った方を使うとよい。

チェックには時間が掛かるので、待つしかない。

HDDの状態チェックには、

HDAT2

が定番。

不良クラスタを発見し、修復してくれる。

これには過去、何度か助けてもらった。

今回のように、システムが固まる、動きがものすごく遅くなる、ということが過去何度かあった。

そういう時は、大概、HDDやSSDに問題がある。

まずは、引き出せるデータを引き出しておき、その後にこれでチェック。

これで見てみると、不良クラスタを発見。

とりあえず、修復作業をし、Windows側でフォーマットを掛けた。

一度こういう症状が出たHDDの再利用はよくないようだけれど、書き込みがあまりない、保管庫的な使い方だったら問題ないと自分は思っているので、そういう再利用をしている。

データを何とか救い出したい、という時は、

TestDisk

今回は幸いなことに、パーティション異常で大事なデータが消えてしまった、ということはなかった。
よって、どういうものかただ動作確認しただけ。

うまくいけば、データを救えるらしい。

と、こういうツールが別個に存在していて、それぞれのUSBメモリやディスクを作るのもいいけれど、これ1枚作っておけばなんでも出来る、というものがこれ。

ULTIMATE BOOT CD

上記のMemTest86やHDAT2、TestDiskが含まれている。

それらだけではなく、これでもか!というくらい、色んなソフトが入っている。

業者のようなハードウェアチェックは出来ないだろうけれど、これ1枚持っていれば、個人レベルであればある程度のことは出来る。

ただ、多すぎてどこに何があるのかわかりづらい!(笑)

これらソフトは、ISOファイルを、上記のrufus(USBメモリ)やcdrtfe(CD-RWやDVD-RW)を使って展開すればよい。

《Windows関連》

最悪Windowsの再インストール、ということもあるだろう。

念のために、ということで、このソフト。

Windows Product Key Viewer

インストールする時に入力するプロダクトキーを表示してくれるソフト。

通常であれば、PCの裏側、同梱されているマニュアルに、Windowsのプロダクトキーは書かれている。

まれに、それがないものもある。

今回の僕の端末がそうだった。

まさかこういうことになるとは思っていなかったので、別にプロダクトキーはなくても大丈夫だろう、と思っていたけれど、念には念を入れて、このソフトでそれを控えておくことにした。

ただ、これが本当に正しいのかどうかは、僕の今の環境では確認のしようがない。

プロダクトキーが明記されている他の端末で確認するしかないね。(笑)

プロダクトキーさえあれば、あとはインストールディスクを調達出来れば(今のご時世、MicrosoftからISOファイルをダウロード出来る)、環境を元通りにすることが出来る。

転ばぬ先の杖、ですね。

以上、今回の障害対策でとてもお世話になったソフト群の紹介でした。

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