【復活! 役に立ったソフト群】
【復活! 役に立ったソフト群】(このページ)
今回の障害で、お世話になった、役に立ったソフト群を紹介。
この場をお借りして、お礼申し上げます。
有り難うございました。
《バックアップ》
10年以上前だろうか?
初めてノートPCのHDDを乗せ換えした時は、市販の移行ソフトを使用した。それはそれで問題なく移行完了。
その後、家庭使用であれば無料のソフト、EaseUS Todo Backupを知り、以降、このソフトでバックアップ、復元作業を行っている。
とても良いソフトなのだけれど、最新バージョンでは問題があるみたい。
HDDの人はさほど気にしなくてもいいけれど、SSDの人は注意。
復元する時に、「SSDに最適化」というオプションを指定する必要性がある。
これ、最新バージョン(バージョン7以降から?)では機能していないようだ。
実際、僕が使ってそれを確認。7と8.6で確認。
ネット上の話では、バグではないか?有料版は機能していて、それを買わせるためにわざと機能させていないのではないか?と色々。
真偽は定かではないけれど、なんであれ、機能していないのは事実。
どうもバージョン6.5辺りであれば機能しているそうなので、それを探して実行した。
メーカーのサイトに過去のバージョンがあればいいのだけれど、それはない。
有り難いことに、それを蓄積してくれているサイトがあった。
で検索し、入手すればいいでしょう。
このサイトを知っていれば、色んなソフトの過去バージョンを探せるので、重宝すること間違いなし!
最初の頃は、まさか最新バージョンでSSDのアライメントがずれるとは知らず、なんで?と思いながら作業を進めていた。
(以前のバージョンではそんなことなかったのに、何か間違った設定でもしたか?と思っていた。そこに、上記のネット上の情報。)
アライメントがずれるとSSDの性能は落ちるので、なんとかしたい。
バージョン6.5で再度戻せばいいけれど、せっかくだから、アライメントを修正してくれるソフトはないか?と思って探してみると、あったのである。
《パーティション操作》
AOMEI Partition Assistant Standard
このソフトは、パーティション操作をすることを目的とするもの。
削除、結合と、色々と出来る。ディスクやパーティションのコピーも取れる。
目玉のSSDのアライメント修正機能。
・アライメントを修正したいパーティションをクリック
・メニューの「パーティション」をクリック
・「論理処理」をクリック
・「パーティションのアライメント」
・「確認」ボタンを押す
しばらく待てばアライメントは修正される。
アライメント修正のためにデータを少しずつずらしているよう。
よって、ほんの少しだけ容量が減少する。
通常使用ではありえないけれど、そのパーティション内の残量が0バイトだと機能しないのではないかと思う。
数Mバイトあればいいのかな?
データの再リストア作業なしに調整してくれるのは有り難い。
アライメントがきちんと修正されているかどうかは、msinfo32.exeを起動して確認。
メニュー左側の「記憶域」内の「ディスク」をクリック。
「パーティション開始オフセット」の値を「4096」で割り、割り切れれば良い。つまり、小数点の結果にならなければ良い。
複数パーティションの場合、それぞれの「パーティション開始オフセット」の値を「4096」で割って、割り切れれていればよい。結果の数値自体は気にしなくていい。
以上が、SSDのための、アライメント修正。
余談だけれど、このソフトのもう一つすごい機能が、「Windows To Go」を作る機能!
「Windows To Go」は、Windows8.1のEnterprise版でのみ提供されている機能で、USBメモリの中に、Windowsをインストールし、その中に自分の環境を構築出来、そのUSBメモリを他の端末に挿して起動させることが出来るというもの。
USB端子のある一般的なPCがあれば、自分の環境が再現出来るので、これはとてもいい機能なのである。
それが、Enterpriseではなく、無印やProのWindows8.1でもそれが可能となる。
試しにそれを作ってみた。
いくつかの端末で起動してみると・・・
本当にそのまま起動!
最近、USBメモリと同じくらいの大きさのスティックPCがある。
これと「Windows To Go」は、似たように見えて全く違う。
スティックPCは、HDMIがあるモニターに挿して、Windowsを起動する。
この「Windows To Go」は、PCのUSB端子に挿して起動する。
今回のトラブルのような場合は、前者であれば、ネットで情報検索は出来る。
でも、障害のある端末を直接どうこう出来ない。
一方、後者であれば、その端末に接続しているので、HDDのデータを取り出したいとかそういう作業も可能。
僕のようにただ試しに使ってみるだけだったら、ライセンス認証はしなくてもいいだろうけれど、正式に使い続ける場合は、Windowsのプロダクトキーが必要。
もし、余っているプロダクトキーがあるなら、このソフトで「Windows To Go」を作っておくといいと思う。
僕が試した状態では、どういう訳か、Proでは作れても、無印のものは途中でエラーとなって作れなかった。
今回使ったソフトの中では、このソフトが一番面白かった!
ネット上にはあまり大きく取り上げられていない。不思議・・・
《ISOファイル作成/ISOファイル書き出し》
今回、WindowsのISOファイルをダウンロードしてDVDに焼いたり、USBメモリに展開したりという作業が多かった。
その中でとても役に立ったのが、下記のもの。
これは、ISOファイルをUSBメモリに展開出来るもの。
MBRやUEFIという概念をある程度理解していないとUSBメモリを作っても、起動に失敗するかもしれないけれど、とりあえず両方で起動出来るものを作っておけば大丈夫でしょう。
作ったUSBメモリの内容を、ISOファイル形式にする時に使ったソフト。
USBメモリ内のデータをずーっとそのまま、という訳にはいかない。
今回は、ISOファイルをUSBメモリに展開した。そういう作業を何度も何度もした。
以前のものを残しておきたいので、このソフトでそのUSBメモリ内のデータをISO化して保存する、という使い方をした。
そのISO化したものを、rufusを使って、USBメモリに書き込むのである。
通常は、CD-R/RWやDVD-R/RWにデータを焼きこむために使うソフトだけれど、そういう使い方も出来る。
ただ、インターフェースが独特でわかりづらい。
そこで、
というソフトも活用。
これは、ISOファイルをCD-RWやDVD-RWに展開する時に使用した。
あと、Windows標準の機能で、CD-RWやDVD-RWの消去が出来ない時があったので、その時もこれを使った。
《デバイスチェックツール》
ソフトウェアの問題なのか、ハードウェアの問題なのかを切り分けるする時に使ったソフト。
個人レベルで出来るのは、せいぜいメモリチェックやHDDチェック。
Windowsが起動しない、という時は、まずはメモリも疑ってみるといいでしょう。
定番の
や
どちらも同じようなものなので、気に入った方を使うとよい。
チェックには時間が掛かるので、待つしかない。
HDDの状態チェックには、
が定番。
不良クラスタを発見し、修復してくれる。
これには過去、何度か助けてもらった。
今回のように、システムが固まる、動きがものすごく遅くなる、ということが過去何度かあった。
そういう時は、大概、HDDやSSDに問題がある。
まずは、引き出せるデータを引き出しておき、その後にこれでチェック。
これで見てみると、不良クラスタを発見。
とりあえず、修復作業をし、Windows側でフォーマットを掛けた。
一度こういう症状が出たHDDの再利用はよくないようだけれど、書き込みがあまりない、保管庫的な使い方だったら問題ないと自分は思っているので、そういう再利用をしている。
データを何とか救い出したい、という時は、
今回は幸いなことに、パーティション異常で大事なデータが消えてしまった、ということはなかった。
よって、どういうものかただ動作確認しただけ。
うまくいけば、データを救えるらしい。
と、こういうツールが別個に存在していて、それぞれのUSBメモリやディスクを作るのもいいけれど、これ1枚作っておけばなんでも出来る、というものがこれ。
上記のMemTest86やHDAT2、TestDiskが含まれている。
それらだけではなく、これでもか!というくらい、色んなソフトが入っている。
業者のようなハードウェアチェックは出来ないだろうけれど、これ1枚持っていれば、個人レベルであればある程度のことは出来る。
ただ、多すぎてどこに何があるのかわかりづらい!(笑)
これらソフトは、ISOファイルを、上記のrufus(USBメモリ)やcdrtfe(CD-RWやDVD-RW)を使って展開すればよい。
《Windows関連》
最悪Windowsの再インストール、ということもあるだろう。
念のために、ということで、このソフト。
インストールする時に入力するプロダクトキーを表示してくれるソフト。
通常であれば、PCの裏側、同梱されているマニュアルに、Windowsのプロダクトキーは書かれている。
まれに、それがないものもある。
今回の僕の端末がそうだった。
まさかこういうことになるとは思っていなかったので、別にプロダクトキーはなくても大丈夫だろう、と思っていたけれど、念には念を入れて、このソフトでそれを控えておくことにした。
ただ、これが本当に正しいのかどうかは、僕の今の環境では確認のしようがない。
プロダクトキーが明記されている他の端末で確認するしかないね。(笑)
プロダクトキーさえあれば、あとはインストールディスクを調達出来れば(今のご時世、MicrosoftからISOファイルをダウロード出来る)、環境を元通りにすることが出来る。
転ばぬ先の杖、ですね。
以上、今回の障害対策でとてもお世話になったソフト群の紹介でした。
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