Windows To Goを作る
8月中旬の障害対応で、色んなことを勉強出来た。
そのお陰で、こういうことも出来るんだ、ということを知った。
その一つが、Windows To Go。
USBメモリにWindowsをインストールし、どの端末からでも起動出来るというもの。
自分のPC環境を、出先でも再現できるのだから、とても便利。
しかも、使わせてもらう端末に一切手を加える必要性はない。
UbuntuのようなLinuxでは既にこういうことは出来ていたけれど、Windowsをメインで使っている人には、とても喜ばしい機能。
しかし、問題が一つ。
このWindows To Goは、基本的には、Windows8/8.1のEnterprise版でしか使えないこと。
また、若干の使用制限もあるよう。
一般の人がEnterprise版を買って使うことなんてほとんどないだろうし、必要性もないだろう。
出来れば、無印かPro版でそういうことが出来れば・・・なんて思う。
今回の障害対応で使わせてもらったソフトに、AOMEI Partition Assistantというものがあった。
基本はパーティションを操作するソフト。
(SSDのアライメント調整機能もある!)
でも、これには面白い機能が一つある。
それは、Windows To Goを作るというもの。
それも、Enterprise版ではなく、無印やProでもそれが出来るとのこと。
早速作ってみた。
おおー、本当に端末関係なくWindowsが起動した!
1回目は、デバイスのチェックが入るので、多少時間はかかるけれど、2回目以降は普通に起動する。
ただ、このAOMEI Partition Assistantでは、Windows8.1 Pro 64ビットでは出来たけれど、無印64ビットの方は途中でエラーとなって出来なかった。
なんであれ、その時は試しで作ったものなので、ライセンス認証はしなかったけれど、もし、余ったライセンスを持っている人がいるなら、Windows To Goを作っておいて、それを持ち歩く、というのもいいと思う。
自分の環境で作業できるというのは一番いいからね。
また、障害時対応でも使える。但し、その端末のハードウェアに問題がなければ、ということが条件になるだろうけれど。
あと、正式使用しない、つまり、そのOSは自分のPC上でちゃんと動くのだろうか?というお試し的な使い方もいいと思う。
僕としては、Windows To Goの動きを確認できただけでも十分だったのだけれど、AOMEI Partition Assistantでは無印のWindows8.1が扱えなかったのが不服。
なんか他に方法はないだろうか?と思って探してみた。
行き当たる情報としては、install.wimというものが必要。
これがあればなんとかなるようなのだけれど、手持ちのインストールISOの方には、install.esdしかない。
最初の頃は、このinstall.esdをinstall.wimに変換しないと出来ないと思っていたので、そういう情報を探したけれど、なかなかうまくいかない。
また、結構面倒なやり方だったり、別途ソフトが必要だったり。
ひょんなことから、install.esdはdismコマンドで展開できるというのを知った。
展開してみると、確かに、Windowsのインストール後の状態になっている。
更に調べてみると、あった!有用な情報が!!
サードパーティーのツールを一切使わず、ものすごく簡単に、Windows上だけでWindows To Goを作成する方法。
しかも、そこではinstall.wimを使っているけれど、イメージの展開のコマンドやパラメータが僕がinstall.esdに対してしたものと全く同じ。
これ、もしかして出来るのでは?なんて思ってやってみると、成功!
ということで、手持ちのインストールISOやディスクの中のinstallファイルの拡張子が、wimであれ、esdであれ、どちらであっても出来ることがわかったのである。
日本語のページでは、こうやって簡単に、wim/esdどちらであっても出来るという情報があまりないようなので、このページを立ち上げた次第。
また、このやり方で、Windows10でのWindows To Goも出来た。
このやり方のいいところは、USBメモリだけに制限されないこと。
普通の外付けHDDや外付けSDDのようなものでも可能。
USB3.0の外付けSSDにインストールし、USB3.0端子に挿して使ったら、普通のシステム環境と遜色ない状況で使用可能。
Windows10の導入をためらっている人で、手持ちに16GB以上のUSBメモリか、外付けHDD/SSDがある人は、ここのやり方で作って動作確認してみてはいかが?
きっとWindows10に移行しようかな・・・なんて思うかも?!(笑)
Virtual Boxで動作確認は出来ても、ネイティブに近い環境で動かすのとでは違うと思うので。
前置きが長くなったけれど、そのやり方を書いていこう。
=========================
参考にしたページ。
How to Create a Windows To Go USB Drive
[環境]
Windows8.1 64ビット上で実施。
上記ページには、Windows7でのやり方も書いている。
違いは、イメージの展開の仕方だけ。
Windows8.1では、dismコマンドを使用。
Windows7では、imagexコマンドを使用。
[用意するもの]
・Windows To Goにしたい、Windows8.1やWindows10のOS。。
それぞれ、市販のインストールディスクがなくても、Microsoftの方でISOファイルとしてダウンロード可能。
僕の方では、Windows8.1無印64ビット、Windows8.1 Pro 64ビット、Windows10無印64ビット、Windows10 Pro 32ビットで作成し、動作確認済み。これだけ確認していれば、他のエディション、ビット数のものでも大丈夫でしょう。
・16GB以上のUSBメモリ(遅くてもいいなら、USB2.0でもOK)、外付けHDDや外付けSSD。
[お願い]
何が起こっても僕の方では責任は負えないので、自己責任で行って下さいね。
正式に継続使用する場合は、プロダクトキーを用意し、ライセンス認証しましょう。
[作業開始]
(1) USBメモリをフォーマット
『diskpart編』
コマンドラインに抵抗がない人は、この方が速いでしょう。
まずは、コマンドプロンプトを管理者モードで起動。
次の手順で、USBメモリを初期化。
select diskの部分を間違えるとどえらいことになるので、そこは慎重に。
現在お使いのシステムが消えてなくなってしまう可能性があるので。
次に、フォーマット作業。
ブート領域のフォーマット作業。
今回、Bドライブを割り当てしているけれど、環境は人それぞれなので、空いているドライブレターを割り当てても良い。
Windowsをインストールする領域をフォーマット。
この場合のドライブレターも同じで、好きなものにしてもよい。
以上で、Windows受け入れ準備完了。
この下は飛ばして、「(2)Windowsをコピー」へ。
---
『コンピュータの管理編』
コマンドラインでは自信のない人は、こちら。
でも、どうしても一箇所だけコマンドラインを打たないといけない。
「コンピュータの管理」を開き、左側のメニューの中から「ディスクの管理」をクリック。
ディスクの環境は人それぞれ。下記は、僕の環境。
僕の場合は、USBメモリはディスク1となった。
USBメモリを初期化するために、まずは、対象となるパーティションを選択し、右クリック。「ボリュームの削除」を選択。
残ったものも同様に、パーティションを選択し、右クリック。「ボリュームの削除」を選択。
普通のUSBメモリのパーティションは大概1つなので、上記は1回すれば大概済むはず。
新たに領域を作るため、ドライブを右クリックし、「新しいシンプルボリューム」を選択。
起動した画面で次へボタンを押す。
この画面で、「350」MBに設定し、次へ。
(※2019年12月31日のHALさんのコメントで、Systemサイズの肥大化により、ここは「600MB」ほどにすればよいとのことです。)
ドライブ文字を「B」にする。環境によって、割り当てられない場合は、違うドライブ文字でOK。覚えておくこと。
FAT32でフォーマットする。
Windowsのインストール領域を作成。
そのパーティションを右クリックし、「新しいシンプルボリューム」をクリック。
起動した画面で次へボタンを押す。
すべての領域を割り当てるので、最大値にする。よって、基本的には数値を変更する必要性はないでしょう。
ドライブ文字を「O(オー)」に割り当て。人によって割り当て出来ない場合は、違うドライブ文字でOK。覚えておくこと。
NTFSでフォーマットする。
初心者にとっては、次がちょっと難易度が高い。
管理者モードでコマンドプロンプトを起動。
僕が書いた黄色い説明の左横に書いているコマンドを実行していく。
USBメモリの場合は、容量が小さいので、間違えることはそうそうないでしょう。
外付けHDD/SSDにインストールする場合は、容量で区別がつきづらいので要注意!
くれぐれも「select disk」のところで番号を間違えないように。
基本的には、「コンピュータの管理」画面で表示されている番号(下記の絵で言えば「ディスク1」)と同じはず。
間違えるとご自身のシステムが起動しなくなる恐れがあるので、お気をつけて。
出来上がった結果。
この画面で、パーティションのアクティブ化が出来ればいいのだけれど、USBメモリの場合は出来ないようだ。
最初から「diskpart」でやっても、「コンピュータの管理」画面でやっても、こういう結果になるはず。
なっていなければ、どこかで手違いがあったのだと思う。
(2)Windowsをコピー
手元にインストールディスクがある場合は、それをPCのDVDドライブに挿入。
ISOファイルをダウンロードした人は、そのISOファイルをダブルクリックし、ドライブとしてマウントする。
僕の場合は、MicrosoftのWebサイトからISOファイルをダウンロードし、こういう感じで名前を付けていた。それをダブルクリック。
そのドライブの中から、「install.esd」もしくは「install.wim」を探す。
MicrosoftのWebサイトからISOファイルをダウンロードした人は、「sources」のフォルダの中にあるはず。
どちらのファイルであっても、容量的に、2~3GBあれば、そのファイル。
管理者モードでコマンドプロンプトを起動し、
Dism /Apply-Image /ImageFile:E:\sources\install.esd /Index=1 /ApplyDir:o:\
と入力し、実行。
「E:\sources」はインストールDVDやISOのドライブ名とフォルダ名。皆さんの環境に合わせて変更して下さい。
行の最後の「o:\」を変えた人は、そのドライブレターにすること。このドライブに、Windowsをインストールする。
このBlogでは、「\」となっているけれど、半角の「¥」円サインマークなので。
念のために画像で。
問題なければ、解凍処理が走る。時間が掛るので、しばし待つ。
(3)ブート領域作成
英語の説明のものとコマンドがちょっと違う。
僕たちは日本人なので、日本語の設定が必要。
o:\Windows\System32\bcdboot o:\Windows /l ja-JP /s b: /f ALL
「o:\」は、Windowsをインストールしたドライブ名、「b:」はブート領域のドライブ名。
このBlogでは、「\」となっているけれど、半角の「¥」円サインマークなので。
念のために画像で。
以上で完成!
【注意】
32ビット上で64ビットのWindows To Goは作成出来ないと思う。
でも、64ビット上で、32ビットのWindows To Goは作成出来る。
但し、この最後のブート情報書き込み部分で注意が必要。
通常のコマンドプロンプトではエラーになるので、32ビット版のコマンドプロンプト「C:\Windows\SysWOW64\cmd.exe」を探して、右クリックして管理者モードで起動すること。
そうすれば、ブート情報を書き込める。
(4)起動
作成したUSBメモリやHDD/SSDをPCに接続し、起動。
1回目は、そのPCの環境を読み込み、デバイスを準備するので時間が掛かるけれど、2回目以降は普通に起動する。
Windows 8.1 Pro 64ビットでの、初回起動時の画面。
こっちは、Windows10 Pro 32ビット版の起動中画面。さして変わらない。
この後は、通常の情報入力画面になるので、ユーザ名やコンピュータ名を入れていく。
あまり意味はないけれど、Windows 8.1 Pro 64ビット起動後のシステム画面。
Windows 10 Pro 32ビット起動後のシステム画面。
今となっては、WindowsタブレットにもおとるCPU。(笑)
サクサクとまではいかないけれど、とりあえず動く。
インストール容量を見てビックリでしょう。
素のWindowsだと、思ったよりも領域を使っていない。
あとは、デバイスマネージャーを起動して、機能していないデバイスのドライバーをインストールすれば良い。
このやり方を理解していれば、Windowsを再インストールする時に、いちいちDVDを作らなくてもいい。
別途PCがあり、ISOファイルがあれば、楽に出来る。
久々の面白い「おもちゃ」であった。(笑)
ということで、Windows To Goライフをお楽しみ下さい!
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コメント
こんにちは初めまして。
addictionといいます。
今回「Windows To Goを作る」の記事を読ませて頂きwindows10homeで作りたいと思い実践してみたのですが、どうしてもwindows10proになってしまいます。
作成するPCをwindows10homeとproで替えてやってみても、記事の通りに作ってみても、aomeiで作ってみてもやはりwindows10proになってしまいます。
Dismでのイメージの展開時に何かオプションコマンドがあるのかと調べてみましたが分からず、何か解決策があれば教えていただけ無いでしょうか。
宜しくお願い致します。
投稿: addiction | 2016年7月 3日 (日) 18時52分
addictionさん、書き込み、有り難うございます。
そうなんですか。
Dismって、そのファイルの中から必要なファイルを展開しているだけだと思うので、オプションでどうとかというのはないと思うのですが...
気になるのが、そのISOファイル。
本当に、無印のものなのか、Proなのか。
無印のつもりが、Proをダウンロードしてしまっているとか。
次に、ISOファイルをダブルクリックするとドライブ名がつくと思いますが、何かの勘違いで、両方オープン状態で、Dismコマンドの時に、常にProの方のドライブを指定してしまっているとか?
間違いなくするために、一度リブートを掛け、無印の方だけをダブルクリックしてやってみるとか?
出来れば、間違ってProの方を起動しないように、ISOの拡張子を変えておく。
あと、僕のこの記事は、1年ほど前のもの。
その頃のISOファイルと、今のISOファイルで何か仕組みが変わった?
一つのISOファイルで、無印とProを識別してインストールしているとか。
残念ながら、僕の今のネット環境では、巨大ファイルをダウンロード出来る環境ではなく、検証して差し上げたいのですが、それが出来そうもないです。
お役に立てず、申し訳ないです。
投稿: おは | 2016年7月 3日 (日) 20時32分
おは様
addictionです。
早速のお返事ありがとうございます。
windows10が出た頃のISOファイルがどうだったかはよく覚えて無いのですが、ご指摘の通り現在ISOファイルはhome/proの分別は無くインストール時にダイレクトOEMは自動で、リテール版等はプロダクトキーで判別してインストールするようになっています。
ちなみにwindows to go作成の為USBドライブへイメージ展開後に再起動してwindows10の初期セットアップが始まりますが、現在所有しているリテール版homeのプロダクトキーが「エディションが違うため使用できません」と弾かれますし、「後で」を選択して起動後にシステム画面を見るとやはりproになっています。
もう少し調べてみてダメなら諦めようと思います。。。
お忙しい中お返事頂きましてありがとうございました。
投稿: addiction | 2016年7月 3日 (日) 21時16分
addictionさん、お役に立てず、恐縮です。
今は、ISOは共通化されているんですね。
一度インストールしてしまったら、それ以降使うことはありませんので、知りませんでした。(苦笑)
(インストール後、バックアップソフトでバックアップし、何かあったら、それから復旧しますし。)
ということは、展開時に、Proの方が抽出されている、ということですか。
ISOの仕組みが変わったということは、もしかすると、Windows To Goの仕組みも変わったのかもしれませんね。
HDDから起動する場合は問題なく、USBのような外部メディアからの起動の場合は、ライセンス認証で弾くようになっているとか。
本来、Windows To Goは、「Enterprise版」のものですから。
この可能性のほうが高いかもしれませんね。
ここ数ヶ月のWindows To Goの記事で成功事例があればいいのですが。
投稿: おは | 2016年7月 3日 (日) 22時10分
こんにちは USBフラッシュを350MBと残りに分割しようといたしましたが、残りが認識出来なくなってしまいます。
フラッシュメモリは分割出来ないと聞いてていますが、特別な方法がありますのでしょうか?
それではよろしくお願いします。
投稿: ねま | 2016年8月 2日 (火) 20時00分
ねまさん、こんにちは。
どういう風にUSBメモリをパーティション分けしようとしているのかわかりませんが、上記の「diskpart」のところに書かれている通りに出来ませんか?
僕の場合は、USBメモリが16GBのものを使ってやったので、もしかすると、32GB以上のものだと何か問題があるのかもしれませんね。
手持ちに32GB以上のものがないので確認できないのが恐縮です。
参考になるような話ではなく、恐縮です。
投稿: おは | 2016年8月 2日 (火) 20時27分
有り難うございます。
おっしゃるように 128GBのUSBフラッシュです
https://www.amazon.co.jp/gp/offer-listing/B01B14A6VG/ref=sr_1_13_olp?ie=UTF8&qid=1470205879&sr=8-13&keywords=USB 128GB&condition=new
大きいと出来ないのかも知れませんね。
win7-32からAOMI作れると有りましたので、win81-32-ENを入れますと完了して起動は出来るんですがそれより進みませんでした。
それではまた
投稿: ねま | 2016年8月 3日 (水) 15時34分
ねまさん。
なるほど、容量が関係ありそうですね。
その容量だったら、SSDなら問題ないのですが。
色々と制限があるようですね。
投稿: おは | 2016年8月 3日 (水) 20時31分
これはすばらしい!
じつは「スタートアップ」を登録しようとコルタナさんに「スタートアップ」と打ち込んだら、「Windows To Go スタートアップ オプション」なるものが出てきまして。8.1の時はエンタープライズ版だけだったのが10ではProでも使えるようになったのかと勘違いしました。結局はこれは単純にWindows To Goの起動最適化(?)をするだけのツールっぽいのですが・・・
しかし手動でもWindows To Goが作成できるのは非常にありがたい。私は結構いろいろなソフトやランタイムを入れては消してというOSにとっては迷惑千万な遊び方をするので、どうしてもシステムが汚れていくんですよね。
だからメインのシステムが汚れるのも覚悟してメインのシステムで試したり、あるいは仮想環境も使うのですが・・・
しかし仮想環境はどうしてもCPUがエミュレート的な感じの上、ゲスト・ホスト両方が一つのCPUで動かされるので負荷が凄い。Active Xも使えない。Windows To Goならディスクは遅いとしてもCPUはネイティブな動き方をするでしょうし、Active Xも何とかなりそうな気がします。検証用のテスト環境として非常に重宝しそうです。
7と8.1のライセンスが余っているので早速やってみます。
投稿: crow | 2016年8月15日 (月) 08時17分
crowさんのように、OS上で色んなことをされている人なら、こういうのってとても重宝するでしょうね。
初期化もためらわずに出来ますし。(笑)
USB3でSSDであれば、動作的にもそんなに問題ないと思います。
ただ、上記の方が書かれているように、今配布されているISOファイルで、果たして、crowさんのライセンスがきちんと通るかどうか。
僕がやった頃のISOファイルと今のISOファイルの動きが違っているようですから。
無事、Windows To Goが作られ、思うような環境ができますように。
投稿: おは | 2016年8月15日 (月) 20時29分
こんにちは.
この記事を参考にWindows10のライブ起動ドライブを作ってみましたが,Windows10 Proになってしまいますね.
install.esdはMicrosoftからダウンロードできるMediaCreationToolを使用してダウンロードしたISOから取り出したものです.
ダウンロード時に特にエディションの指定がないので,エディションごとにインストールメディアを分けてはいないのでしょうね(といってもEnterpriseとその他はinstall.esdとinstall.wimで分かれているので違うようですが).
AOMEIを使う方法についてもやはりProになってしまうようです.
私はHomeのライセンスキーしか持っていないので,Proのライセンスを買うしか手はないように感じています.
私は普段はUbuntuしか使わず,Windowsを使うのはオフィスとゲームするときくらいなのでライブ起動が一番良い解決方法だったんですが・・・(デュアルブートだとSSDの容量を圧迫してしまう事と,OSの再インストールが面倒なので).
投稿: ponze | 2016年8月23日 (火) 17時41分
ponzeさん、報告ありがとうございます。
そうですか、今のISOは無印でWindows To Goは作られないのですね。
この記事を書いた時のISOは、それぞれ別のISOなので問題ないのですが。
MSも色々と対策を練ってくるんですね。
ponzeさんのような使い方であれば、Windows To Goは重宝するでしょうね。
ただ、無印のライセンスがあるのに、そのためにProのライセンスを買うのはちょっと勿体ないですよね。
何かいい方法があればいいのですが...
投稿: おは | 2016年8月24日 (水) 07時02分
おは様。
ご無沙汰しております。
addictionです。
遅くなりましたが結果をご報告致します。
初期のwindows10homeのISOを用意出来たので10homeでのインストールが成功しました。が、To Goの仕様でビルドのアップグレードすら出来ませんでした。
残念です。
余談ですがライセンス認証に関して、うっかりネットに繋いだまま10pro To Goを起動したら元のPCがOEMの10proだった為か勝手にライセンス認証が通ってしまっていました。
以上、ご報告となります。
投稿: addiction | 2016年8月28日 (日) 21時26分
これはWTGっぽい事をする記事であって、できた物はWTG仕様ではありません。
WTG仕様ではないことを頭に入れて使ってください。
どうなっても知らんがなw
投稿: WTG Enterprise user | 2016年8月28日 (日) 23時19分
addictionさん、わざわざ報告、ありがとうございます。
そういう結果でしたか、残念ですね。
僕がやってみた頃と状況がかなり変わっているようですね。
今は常時ネットにつながっている環境でしょうし、そうなると何らかの情報がネットに出て行ってしまいますから、そういうのは気を付けないといけませんね。
あと、MSも色々と対策をしているようですね。(笑)
WTG Enterprise userさん、ご忠告有り難うございます。
ここを読んで、自力でやっている方は、そういうこともある程度理解、承知したうえでやっているでしょうし、何よりも「探究心」が一番大きいのではないでしょうか?
お、こんなこと出来るの?じゃ、ちょっとやってみようっていう感じで。
実際、僕はそうでしたから。(笑)
なんであれ、僕が記事にした1年前と今とでは、随分状況が違っているようですね。
投稿: おは | 2016年8月29日 (月) 07時34分
突然の来訪を失礼します。もしよろしかったら、質問にお答えいただけますか?windows to goは、OSがインストールされていないbios画面のみのパソコンでも、起動可能なのでしょうか?
投稿: kyoko | 2016年9月27日 (火) 18時41分
kyokoさん。
もちろん、BIOSが、そのUSB機器を認識し、それから起動できる設定になっていれば起動しますよ。
Windows to goで確認するのがなんでしたら、UbuntuのようなLinux系のもので起動USBメモリを作成し、OSなしのPCから起動してみれば、いい確認になると思います。
投稿: おは | 2016年9月27日 (火) 20時19分
ご返事をありがとうございました。これから、知識を得て、チャレンジしたいと思うのですが、もしよろしければ、重ねて幾つかの質問をさせていただいてもよろしいでしょうか?
1、biosだけのパソコンを誰しも操作できる環境に置きっぱなしにしたとしても、windows to goを挿して使用する際には、biosだけなので、セキュリティ上は安全と考えていいのでしょうか?
2、windows to goは、リカバリーできるのでしょうか?
3、今までの質問を読ませていただくにつけ、自力で作成するのは難しいものでしょうか?
4、自分で作成できない際に、他者より譲ってもらったり、購入して使用しても不都合はないのでしょうか?
あまりITに詳しくないものの、携帯性の面でとても興味を覚えているもので、いろいろお伺いしまして、本当にすいません。
投稿: kyoko | 2016年9月28日 (水) 17時29分
まず、大前提として、とても大事なことがあります。
本来、Windows to goは、「Enterprise版」で提供されている機能です。
よって、ここに書かれている記事は、あくまで、僕が興味本位で「試して」みただけで、実運用していません。
正式ライセンスのことを考えると、はっきり言って、よくないです。
質問内容の書き方からすると、個人での使用ではないですよね?
「誰しも操作できる環境」と書かれているので、不特定多数の人が使うのでしょう。
そういうのはなんであれ、個人というより、仕事や会社レベルでの使用になるのではないかと思います。
個人レベルで自己責任で使用されるのであれば、何も言いませんが、仕事で使われる、仕事に関することで使う、ということであれば、「Enterprise版」を購入して、正式なWindows to goを作成し、運用されることをお勧めします。
さて、質問の内容に関しての、個人的な意見を書かせて頂きます。
正式な回答を得られたいのであれば、Microsoft社に尋ねられると良いと思います。
> 1、windows to goを挿して使用する際には、biosだけなので、セキュリティ上は安全と考えていいのでしょうか?
安全かどうかは、その運用次第だと思います。
それは、そのPCに、HDDがつながっていようといなかろうと、USBポートにUSBメモリやHDDが接続していようと、あまり関係ない話だと思います。
> 2、windows to goは、リカバリーできるのでしょうか?
これは、一般的なPC、つまり、HDDやSSDが入っている、メーカー提供のPCと同じような仕組みでのリカバリーということでしょうか?
それでしたら、できないと思います。
僕自身、先述の通り、実運用していませんので、リカバリーのことまで考えていませんでした。
リカバリーのことまで考えるのであれば、僕であれば、OSを丸ごとバックアップできるソフト(例:EaseUS To Do Backupとか)を導入し、そのUSBメモリの中身をまるごとバックアップし、何かあった時にはそれを戻すようにすると思います。
もちろん、過去のデータは全て消えてしまいます。
やったことないのでわかりませんが、Windows to goをセーフモードで起動すれば、OSそのものをリフレッシュできるのではないかと思いますが、これは勝手な想像です。
> 3、今までの質問を読ませていただくにつけ、自力で作成するのは難しいものでしょうか?
僕が書いたこの記事を理解できているのであれば、自力で作れると思います。
なんのことやら、ということであれば、無理でしょう。
> 4、自分で作成できない際に、他者より譲ってもらったり、購入して使用しても不都合はないのでしょうか?
先述の通り、Windows to goの機能は、「Enterprise版」のものです。
それ以外の方法で作ったもの、つまり、この記事で書いているやり方で作られたもの、を譲り受けるとかは、ライセンスも関わってくるので、やめた方が良いでしょう。
「Enterprise版」そのものを譲り受ければ話は別ですが、それでも、使用する時に、以前の持ち主からkyokoさんへのライセンス移行手続きが必要だと思います。つまり、Microsoft社に連絡してライセンスの移行手続きをするということです。
僕自身、OSを譲り受けたこともないし、譲ったこともないので、そういうことができるのかどうかわかりません。
> あまりITに詳しくないものの、携帯性の面でとても興味を覚えているもので、いろいろお伺いしまして、本当にすいません。
どういう用途でWindows to goを使うのかはわかりませんし、Windows to go上で何をしたいのかわかりませんが、もし、ドキュメント作成やWebサイト閲覧程度のことであれば、ライセンスのことも考え、フリーのLinux系を使われるといいと思います。
BIOSのセキュリティは、どういう状況、どういう状態でも絶対安全というものはありませんが、あくまで、仕事で使用する、ということで言えば、ライセンスのことはきちんと考えたほうがいいと思います。
あと、ITにあまり詳しくないということであれば、やはりそれなりの人に手伝ってもらったほうがいいと思いますよ。
仕事(会社で使用)が関わっていて、どうしてもWindows to goでなければ、ということでしたら、「Enterprise版」の導入を「強く」お勧めします。
きっと、ご希望の回答にはなっていないと思いますが、仕事で使うとなると話は別ですので、ちょっと厳し目に書いてみました。
ご理解ください。
投稿: おは | 2016年9月28日 (水) 20時54分
いえいえ、ありがとうございました。とても的確なご助言をいただき、感謝しております。
それにしても、biosだけでも危険性は存在するのですね。それはパソコンから本来のHDD、もしくはSSDが取り外されていても、ということですね。そのことだけでもお伺いして、本当によかったことです。と、同時に運用方法の再考の必要ありということです。
また、ライセンスのことも把握しました。やはり、そうなのですね。逆にenterprise版を導入すれば、可能ということを理解しました。
リカバリーはバックアップをとっていれば可能だということを理解しました。
ライセンスのない中で、windows to goだけを譲り受けてもあまりよろしくないということですね。
諸々、ありがとうございました。
ここで書かれた内容は、上記の目的とは別にチャレンジしてみます。
ひとまず、お世話になりました。
投稿: kyoko | 2016年9月28日 (水) 22時42分
kyokoさん。
必要な情報は得られたようなので、もうここは見ないとは思いますが、自己満足的に、書きます。
BIOSに関して、なんか誤解を与えるような書き方をしたようなので、補足しておきます。
> biosだけでも危険性は存在するのですね。
まず、BIOSだけの状態というのは、HDDもSSDもUSBメモリも何も接続されていない状態です。
その状態の時に、危険性があるかどうかと言えば、ほとんど危険はないでしょう。
だって、BIOSを危機に貶める媒体(ウイルスの入ったHDD、SSD、USBメモリ等)が接続されていないのですから。
それに、BIOSだけの状態では、そもそも仕事ができません。
何も接続されていないのですから、OSが起動しません。
BIOSの画面を見ても、仕事になりませんから。(笑)
何も接続されていないPC、つまり、BIOSだけの状態であればそうですが、しかし、そこに「一度でも」HDDやSSD、USBメモリのようなものを接続した場合は、危険性が出てきます。
その中に、BIOSを破壊するウイルスが入っている可能性はゼロではありませんから。確率ではなく、あくまで、可能性です。
BIOSを破壊するウイルスは、そういうものを経由して感染しますので。
OSを起動して何らかの作業をする、ということは、ウイルスに感染する「可能性」はあります。
どういうウイルスに感染するかは別として。
そんなことを考え始めると、PCを使って仕事なんてできなくなってしまいます。
よって、できる限りのウイルス対策をして運用する、そのPCを使用するときのルールを作って運用する、こういうことが大事だと思います。
ご理解頂けましたでしょうか?
そもそもどうしてそこまでBIOSに関してこだわっていらっしゃるのかわかりませんが、BIOSを破壊されて困るような何百万円もするようなPCをお使いなのでしょうか?(笑)
そうでなければ、BIOS云々よりも、OSがウイルスに感染することの方がよっぽど気を付けないといけませんし、そういう一般的ではない運用のPCを使用する時のルールをきちんとしないといけないと思います。
ニュースに時々出てきますが、あるウイルスに感染すれば、情報漏えいすることもありますから。
もちろん、情報漏えいだけではなく、ファイルが削除される、書き換えられる、他色んなことが起こる可能性があります。
伺っていると、一般的な運用ではないようなので、きっと他にも注意すべきことはあると思います。
投稿: おは | 2016年9月29日 (木) 07時30分
すみません、Dism /Apply-Image /ImageFile:E:\sources\install.esd /Index=1 /ApplyDir:o:\のコマンドの部分で展開イメージのサービスと管理ツール
バージョン: 10.0.18317.1000
エラー: 2
指定されたファイルが見つかりません。
DISM ログ ファイルは C:\Windows\Logs\DISM\dism.log にあります
というエラーが出てしまいます。 情報よろしくお願いします
投稿: そうま | 2019年2月24日 (日) 14時18分
そうまさん>
PC環境は人それぞれですので、そうまさんがどういう設定でやっているかわからないので、以下のようなことしか言えないのが恐縮です。
エラーメッセージ通りで、
・ドライブ名は合っているか?
・ファイルのあるパス名は合っているか?
・ファイル名は合っているか?
というものです。
あと、ここの情報は、かなり前のもので、現在提供されているISOファイルでこの通り出来るかどうかはわかりかねます。
この記事以降、試したことがありませんので。
きっと、ネット上に最新の情報があると思うので、それを見つけられた方が一番手っ取り早いと思います。
投稿: おは | 2019年2月24日 (日) 18時30分
すみません、解決しました。原因は、¥マークが違いました。ご迷惑おかげしました。
投稿: そうま | 2019年3月 2日 (土) 09時30分
「思い込み」って「怖い」ですよねぇ。(笑)
解決し、そして、無事、Windows To Goもどきが出来たのであれば何よりです。
投稿: おは | 2019年3月 2日 (土) 18時48分
初めまして。WindowsをUSBに入れて持ち運びたいと思い記事を拝見させていただきました。手順を上から順番に実行していったのですが、
(3)ブート領域作成
の手順で
O:\Windows\System32\bcdboot.exe O:\Windows /l ja-JP /s B: /f ALL
のコマンドを実行したところ、
Bcdboot - Bcd ブート ファイルの作成および修復用ツールです。
bcdboot.exe コマンド ライン ツールは、重要なブート ファイルをシステム
パーティションにコピーしたり、新しいシステム BCD ストアを作成するときに使用
します。
このようにbcdbootコマンドの説明が出てきてしまい、コマンドを実行することができませんでした。
試しに
bcdboot o:\Windows /l ja-JP /s b: /f ALL
コマンドを実行したところ、
"ブート ファイルをコピーしようとして、エラーが発生しました。"
とのエラーが出てしまいました。
コマンドは基本的にコピペ刺せて頂いたのですが、もし原因がわかれば教えていただきたいです。
かなり前の記事に今頃コメントしてしまってすいませんがよろしくお願いいたします。
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環境 : Windows10 Home
USB : 128GB (USB3.0)
Windows7のinstall.wim使用
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投稿: ucchy | 2019年7月 8日 (月) 18時14分
ucchyさん>
はじめまして。
ucchyさんがどういう環境でやっているのか、
また、その手順を間近で見ているわけではないので、
僕自身もなんと答えればいいのかわかりません。
一般的に言えるのは、
・文字に間違いはないか?(上の方はそういう感じでしたね)
・ドライブ名に問題はないか?
・フォーマット形式(FAT32やNTFS)に問題はないか?
という感じでしょうか?
一つ気になったのが、「Windows7のinstall.wim使用」と
書かれていますが、それで「8.1」や「10」のWindows To Goって
作れるのでしょうか?
ここのやり方は、「8.1」と「10」のやり方です。
使用したものもそれです。
「Windows7のinstall.wim」では検証していないので、
僕の方では、同じように出来るのか出来ないのか
わかりかねます。
あとは、「bcdboot」のエラーで検索して、
何らかのヒントを見つける、くらいでしょうか?
この程度のことしか言えず、恐縮です。
投稿: おは | 2019年7月 8日 (月) 20時33分
早速の返信ありがとうございます。
記事をしっかり読まずにすみません。
紹介されているやり方は8.1と10でしたね。
試しにWindows10で実行したところ、何の問題もなく1回で成功しました。
お騒がせしました。
投稿: ucchy | 2019年7月 9日 (火) 07時02分
ucchyさん>
目的のものがきちんと出来たのかはわかりませんが、
成功したようで何よりです。
もし、「Windows7のinstall.wim」という情報がなければ、
どうして?どうして?みたいな感じで、解決には至らなかったでしょうね。
こちらとしては、そういうものを使っているなんて、思いもしませんから。
投稿: おは | 2019年7月 9日 (火) 20時37分
横入りのコメントで失礼します。
システムパーティションをfat32でフォーマットされていますので、UEFIインストールで間違いないのでしょうが、現在のwindows10ではパーティション構成が異なっておりSystem,msr,OS,REと4つのパーティションを事前に用意しなければなりません。
さらにUEFIインストールされたものはregacy BIOSのマザーボードでは起動しません。
MBRでのインストールならsystemパーティションを切らなくとも、一つのNTFSパーティションにインストールすればブートローダも同梱されますので楽です。
ただしMBRで作成すると、BIOSエミュレートがないUEFIマザーでは起動しません(現行のマザーボードならCSM有効にすれば大丈夫だと思います)
皆さん問題にしているeditionの選択の件ですが、いつごろからか正確には分かりませんがmicrosoftが配布しているインストールイメージにedition制限がなくなり、インストール時に選択する形になりました。
逆に以前はこの制限があったために、それを解除して他のeditionを選択出来るようにするのに苦労したのです
(EI.cfgというファイルがあり、これでedition制限をかけていました。windows7のisoファイルが手に入れば、テキストエディタで開いてみれば一目瞭然です。書き換えは簡単なのですが再度 ISOに固める必要がありました)
通常のGUIインストールではedition選択画面があるので間違わないのですが、コマンドラインでのインストールではinstall.wimをwindowsパーティションに展開するコマンドでindex:**を打つのですが、このindex Noでeditionを指定しています。
自分のインストールしたいものを指定するには、事前にindexを調べておく必要があります。
ISOファイルをマウントしたら、
dism /get-wiminfo /wimfile:**:\x64\sources\install.wim
とコマンドを打てばISOファイルに含まれる editionのindexが表示されますので、その番号を指定すれば良いのです
(**はマウントしたドライブレターでx64は64bit用のISO)
windows10ではenterprize editionが一般配布されないので(windows7では同梱されていました)
最新の1909ではindex:1がHome :3がProです(以前は1がProで2がHomeだったと記憶しています)
コマンドラインインストールはなにもWindows To Go もどきのためにあるのではなくて、通常のGUIインストールでは不可能な、起動中のWindowsから外付けドライブへのインストールが可能ですし(後でSATA接続すれば内蔵ドライブになります)必要な設定等もコマンドで自動化出来ます。
もともと管理者が自動で多数の端末処理をするためのものですし。
ともかくUpdateが不安定なWindows10では、いざという時のために用意しておくと助かりますね。
データのサルベージだけならLinux Liveでも良いのでしょうが、いつものWindowsで変わらず作業ができるのは強みでしょうから。
現在SSDは大変価格もこなれていますし速度的にもUSB 3.0以上なら十分実用になります。
Windows To Go 本来の使い方ではありませんが、作成したPCでのみ使用するなら認証も通るし、ドライバーの問題もクリア―されるので大丈夫です。
enterprize版の Windows To Goは異なるマザーボード上での起動がサポートされるので、もっと便利なのですけど。
横入りでの長文コメント失礼いたしました。
投稿: HAL | 2019年12月31日 (火) 05時29分
すみません。私の勘違いでしたので訂正させて下さい。
UEFIインストールされたのだと思い込んでしまいました。
MBRインストールのようですね。
MBRであっても現行のWindows10では(たぶん1803以降)windows RE のせいでsystemのサイズが肥大していますので、350MBでは不足し、インストール時に新たにパーティションが作成されてしまうか、ドライブの空き容量によってはインストール不可となってしまいます。
このためか、microsoftではインストール要件のドライブ最低容量引き上げをアナウンスしています。
なので最低600MB位の割り当てが必要です。
MBRであれば、先のコメントでsystemパーティションを切らない方法を提示しましたが、先々のことを考慮すればお勧めです。
いつsystemサイズが肥大するか判らないからです。
Windows To Goであることを前提としていると混乱しますが、ここで行っているのは通常のインストールでしかないので、UpdateもVersionUPも問題なく可能です。
しかし1809→1903などのversionUPはクリーンインストールが無難です。
32bit→64bit , Home→Proも可能ですが、内蔵ディスクよりトラブルが多いようです。
再起動時にハードウェアとの整合が取れないためかもしれません。
他のマザーボード上でもドライバーの問題がクリア―出来れば、起動可能出来ますし(これが一番大変です。enterprize版はこの耐性が強いのです)
それで認証が外れるのは別にWindows To Go もどきだからではありません。
microsoftが外付けドライブからの起動をして欲しくないので、通常のGUIインストールを防止しているだけです。
なのでコマンドラインでインストール出来れば、外付けなのか内蔵なのかは知られようがないのです。
だからどんどんやりましょう!?
それから先ほどのコメントで実証していないことを書いてしまいましたことをお詫びします。
作成したドライブを内蔵したときに問題がないかどうかは不明です。
これが可能なら、内蔵ドライブを外付けして起動出来ることと同じだからです。
なぜ勘違いしたかと言いますと、enterprize版ではSATA接続でも起動可能で、自作PCでの初期検証や起動不良時の絞り込みなどで大変便利に使えるので、コンシューマー版でも同じだと思い込んでしまいました。
(トラブル時はUSBではなくSATAやPS/2でないと困るのです。)
コンシューマー版でも原理的には外付けと内蔵の換装は可能だと思いますけど・・すみません。
ともあれ行っている事は、ライセンス的にも何の問題もないし、だれに譲ろうが構いません。
起動するPCのハードウェアの変更が大きければ認証が外れるだけです
(ドライブの変更で問題が起こるならHDD→SSD換装も出来ないことになります)
ただしmicrosoftは良い顔しないかもしれません(知られようがありませんが)
microsoftはマルチブートでもライセンス的にはグレーだと言い張るので、本家アメリカの責任者を引っ張り出して認めさせた事がありますし、アメリカの裁判でも同様の判例が出ています。
しかし日本の担当者はマニュアル通りの返答をしてきますので、大きな声では言わないほうが良いかもしれません。
投稿: HAl | 2019年12月31日 (火) 07時00分
HALさん>
いやぁ、めちゃくちゃ詳しいアドバイス、本当に有り難うございます!!
2019年を締めくくるのに、とても有り難いアドバイスです。
そこまでお詳しいのですから、相当な技術力をお持ちの技術者だとお見受けします。
(MSのアメリカの責任者を引っ張り出させるくらいですし。すごすぎ。)
HALさんのような方が、こういうWindows系のBlogなりなんなりをお持ちだと、きっとたくさんの方が助かることでしょう。
勝手で申し訳なかったのですが、せっかくなので、たくさんの人にも読んで頂けるように、改行を僕の方で付けさせてもらいました。
ご了承下さい。
何も突っ込めるところがないので、この程度の返信で恐縮です...
上記コメントが、たくさんの方にお役に立ちますように。
投稿: おは | 2019年12月31日 (火) 07時21分
早速のレスポンス有難うございます
一度作成した物へのクリーンインストールでは、パーティションの準備は必要ありませんので、install.wimの展開から行えば大丈夫です。
通常のGUIインストール(USBメモリー等のインストールメディアから起動してのもの)でも既成のパーティション構成のままで、インストールを進めてwindowsパーティションを指定すれば良い(その他のパーティションはMBR・UEFIともに流用可能)ので、クリーンインストールだからといって、ベアメタルインストールの必要はありません。
本来いざという時のための外付けOSですから、これ自身の回復というのも本末転倒なのですが、重度障害の修復にはリカバリメディアかインストールメディアが必要です。
そのためにはPCにUSBメモリー(DVD)と、修復対象の外付けディスクの二つを接続する必要があり、その二つを同時起動するという、原理的に不可能なことが求められますので無理だと思います。
ですので私の採用している方法は、PC上のリカバリーソフト(macrium reflect がおススメで 最新のver.7ではなくver.6が安定しています)で外付けドライブのイメージを取っておいて(windowsパーティションのみでOK)不調があれば、簡単にロールバックやレストアが出来ます。
OSのサイズにもよりますが10分もかかりません。
インストール直後のイメージや、その後のイメージを取っておけば、世代管理も可能で好きなように弄り倒せます。
仮想マシンより融通が利くのでお勧めです。
私はこれをマルチブートで運用していますので、windowsの不調は致命傷にならずに済み、管理人さんの様に障害を楽しむ余裕が生まれます。
先のコメントで、MSが外付けからの起動を推奨していないと書きましたが、これにはセキュリティの問題があり、だれでも他人のシャットダウン中のPCにアクセス可能になってしまうからです。
この方法だと、暗号化されていなければ(そもそも home editionでは暗号化不可能)起動パスワードなんて意味がありません。
Linux liveがあるじゃないかという人もいますが、windowsで出来ることが敷居を下げてしまうのです。それから認証の問題ですが、この程度の用途なら、認証未でも可能です。認証期間や起動回数の猶予があるからです。
どうしても他の環境で使いたいのであれば、insider版のISOを入手すれば、90日間?認証済みでつかえますのでそちらで試せばOK。
但しハードウェアのドライバ不具合の問題は残ります。
起動した外付けのOS上で、競合を起こしそうなドライバを予め削除しておけば、別の環境で起動してもほぼ大丈夫なはずです。
windows10は、勝手にドライバを見つけてインストールしてくれますのでこれが可能です。
インターネット接続は必須なので、移行先で使用するLANドライバだけは用意しておき、移行後にまず手動でLANドライバを入れる必要があります。
netに接続出来ない状況ではOSがドライバを見つけられないからです。
この辺の面倒はenterprize版ではかなり対策されていますが、原理的には同じことです。
コンシューマー版で行うなら、チップセットが同じであれば、その他のハードウェアが違っても起動までもっていける可能性が高いと思います。
起動さえすればドライバーは何とかなります。
一度で起動しなくても、再起動で書き込みが行われるので、可能性はあります。
ドライバの問題は他にもいろいろあるので、まずは同一PCで試して下さい。
投稿: HAL | 2019年12月31日 (火) 12時44分
HALさん>
更なる情報、有り難うございます!
macrium reflectですか。
使ったことはないのですが、ブラウザの履歴には残っていたので、見たことはあるようです。
その手のバックアップソフトは、某有名な2つと「MiniTool Partition Wizard」を使ったことがあります。
最近のお気に入りは、「MiniTool Partition Wizard」です。
フリーで使え、ポータブル版もあります。
一番気に入っている機能が、SSDのアライメント調整機能です。
某有名ソフトでは、SSDへの移行時、アライメントがずれることがほとんど。
「MiniTool Partition Wizard」を使えば、とても簡単にアライメントを調整してくれます。
macrium reflectってそんなに速くバックアップできるのですね。
機会があれば使ってみたいと思います。
僕の場合は、ディスク換装時や、Windowsの番号が完全に変わるバージョンアップでその手のソフトを使うくらいです。
データのバックアップは取っていますが、幸いにも、システムそのものがダメになったことはありません。
起動しないとか、おかしくなったことはありますが、ネットで情報を調べて復旧させたり、修復機能で復旧させることが出来ましたし。
HALさんのような知識や技術力はありませんが、そういう人がネットで書き込んでくれるお陰で、色んなことが出来ます。
本当に有り難いことです。
投稿: おは | 2019年12月31日 (火) 19時04分
初めまして つい最近このブログを見つけて試した者です 最初はGPTのUSBをブログのとおりにやって見たところデバイスの準備が100%になったあと「ブート構成を更新できませんでした」というエラーメッセージが出て出来ませんでした、、 その後USBをMBRにフォーマットしてからこれを試したところデバイスの準備が始まりません、、 (UEFI起動でやってます) 僕はUEFIで起動をしたいのですが方法はありますか? 環境はWindows10 64ビットです
投稿: Napier | 2020年12月21日 (月) 00時15分
Napierさん>
はじめまして。
このネタを書いた時のみ、このことをやっただけなので、あまり込み入ったことはよくわかりません...
世の中には、色んなことをやっている人がいますし、もっと詳しい人がいると思います。
「windows to go mbr uefi」とかで検索して、情報出てきませんか?
このようなことしか書けず、恐縮です。
投稿: おは | 2020年12月21日 (月) 07時46分