一発屋ではなかった
今日はとても良い天気。冬晴れ。
もちろん、気温は低かった。
シンプルな音楽が聴きたいな、と思った。
そういう時は、器楽曲で、クラシックギターのもの。
むかーし、クラシックギターを演奏していた影響もある。
情緒的なものではなく、「機械的」な旋律、バロックなんかがいい。
クラシックギターって、音が伸びない(伸ばせない)から、バロックのような機械的な旋律がとても合う。
手持ちのライブラリーとは違うものを探してみた。
今の時代って、本当に便利ね。
ある曲に目が行った、いや、耳が行った!(笑)
Bach Guitar Duo - Pachelbel: Chaconne in F Minor
へー、こんなかっこいい曲があるんだ、しかも二重奏、いいねぇ、と思って、そこに書かれていた「Pachelbel」について調べてみた。
英語名だったので、あまり考えずに調べていた。
その人物のことがわかってちょっとビックリ!
「Pachelbel」、カタカナにすると、「パッヘルベル」。
ちょっとでもクラシックを知っている人ならすぐにわかる。
あのパッヘルベルである。
パッヘルベルのカノンは超有名。
パッヘルベルと言えばカノン。
極論だけれど、カノンと言えばパッヘルベルと言ってもいいくらい。(笑)
パッヘルベルはこのカノンが有名になりすぎて、他の曲はあまり知られていないようだ。
僕はそんなにクラシックに造詣が深いわけではないし、パッヘルベルは「クラシック界の一発屋」(笑)だと思っていたので、それ以上特に興味を持っていなかった。
が、これを機に色々と調べてみると、パッヘルベルはなんともすごい人だった。
バロック音楽を語る上では大事な人物のよう。
特にオルガン音楽においては、バロック音楽に多大な影響を与え、更に、J.S.バッハにも影響を与えたようだ。
そんな人の音楽だから、聴いてみるとやはりいい!
上記の曲だけではなく、他にもいい曲がある。
パッヘルベルは、クラシック界の一発屋ではなかった!
パッヘルベルの曲で、もっとギターの曲があればいいのに、と思うのは僕だけではないはず。
ちなみに、その有名なカノンは、本来は、「カノンとジーク ニ長調」という構成で、ジークは省かれ、カノンだけが独り歩きしてしまったようだ。
今回、それを知った。(苦笑)
今回は、パッヘルベルだけではなく、S.L. Weiss(ヴァイス)の曲も掘り起こすことが出来た。
Weissはリュート曲を作っていたけれど、同じような仕組みのギターにも編曲されている。
調は違っていても、同じよな仕組みの楽器だから、違和感はそんなにないし、雰囲気も損なわれない。
このWeissももっとギターとして演奏されているものがあればいいのに、と思う。
いい音楽との出会いがあると、嬉しくなる。
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