食パン本舗 vs 乃が美
今日は朝しばらくしてから雨。
お昼過ぎに上がった。午後は霧雨が降ったり止んだり。
そんな雨の中、色んなお店のオープン、リニューアル・オープン。
一番注目していたのが、姫路に初上陸の乃が美の食パン。
高級食パンの部類で、「日本の美味しい食パン10本」に選ばれたとか?
たまたまその存在を知ってしばくしてから、姫路に出来るということを知り、なんとも出来すぎたような展開があったのである。(笑)
予約した方がいいかな、と思ったので、2日前に電話してみた。
全然つながらない!
いや、つながらないというより、呼び出し音は鳴っているのに出てくれない。
何度か電話して、午後過ぎにようやく出てくれた。
予約して午前中に受け取れるか?と聞いたら、それは無理とのこと。
予約の客に迷惑をかけてはいけないので、午後であれば受け取り可能だって。
そっか、お昼に食べたいから、だったら並ぶしかないな、という結論。
どのくらい並ぶか聞いてみると、本店の方だと、開店30分前くらいから並び始めるとのこと。
大阪の方でそのくらいだったら、姫路だったら楽勝かな?少しだけ早めに行けば大丈夫?なんて思っていた。
オープン日だというのに、雨とは、なんとも気の毒。
お店に到着してビックリ。
到着は10時20分頃だったのに、既に30人位は並んでいた!
え~~っていう感じ。
てっきり、昨日同様、第一号かと思っていたのに!(笑)
こんな田舎町にそんなに集まる?そんなに皆さん楽しみにしていた?(笑)
それから続々と人が集まってきた。
面白かったのが、並んでいる時に雨が止んだこと。
なるほど、この乃が美のお店は祝福されているんだ、と思った。
こういう縁起かつぎ的なことは大事だからね。
やっと11時になってオープン!
周りのおばちゃん、おじちゃんたちがやたらと気にしていることがあった。
一体何本買えるか?っていうこと。
いやいや、100本も、いや、何十本も買わないでしょ?だったら、問題ないんじゃないの?って心の中で突っ込んでいた。(笑)
買えるのは2種類。
ハーフ(1斤)400円税別、ロング(2斤)800円税別。
この日は、ハーフには数に限りがあるとのことだった。
僕は、ロングを1本購入。
注文はとても簡素なので、あっという間に順番が来るだろうと思っていたら、結構時間がかかった。
僕が買い終わるまでに、20分ほど。
一人につき1分弱費やしている。
これだと、最後の方って、お昼頃に受け取りになるのでは?なんて余計な心配をしてしまった。
スタッフの人達はまだまだ動きがぎこちなく、慣れていないから仕方ないのかな。
この写真を撮っている時でも、まだまだ列が出来ていた。
お店。
ちょっと引いて。
左側に列が出来ている。
左方面が、駅。
まだまだ人がいる。
車で来ている人が結構いるようだ。
駐車場なんてないから、こうやって路駐しているか、近くのスーパーマーケットや銀行の駐車場に置いているんだろうねぇ。
さて、乃が美の人たちはこれについてどう思うのだろう?
それにしても、こんな田舎町にこんな行列ができるなんて、驚きだ。
こんなの生まれてこの方一度も見たことないよ。(笑)
家に持って帰って、早速食べてみることに。
ここのすごいなぁ、と思うところは、食パン「ごとき」に紙袋!
さすが、高級と銘打っているだけのことはあるね。(笑)
見ていておおっと感心したのが、側面。
このうっすらと判を押したようなもの。
すごく淡い印刷。
でも、透き通っているような感じ。
なんで?と思って見てみると、なるほど、こういうことか。
裏側に濃く印刷していて、逆向きになっていた。
袋「ごとき」に両面印刷という、そういうこだわりもあるようだ。(笑)
こういう感じで渡された。
説明書き。
-
こだわり
①たまごは、使用しておりません。
②最高級カナダ産100%の小麦粉を使用しております。
③焼かずに美味しく食べていただける”生”食パン作りにこだわり、職人がひとつひとつ丁寧に焼き上げました。
当店では、素材ひとつひとつにこだわり、口に含んだ瞬間にとろけていきそうな生地、ふわっとした心地良い弾力と食感、素材そのものの旨味と甘味を最大の特徴としております。
以下、略。
-
作り置きではなく、出来たてのよう。
たくさん作るから、てっきりかなり前からの作り置きかと思った。
水滴が付いているし、触るとほんのり温かかった。
まな板の上だけれど、取り出してみた。
2斤分だから、大きいし、どっしり、ずっしりしている。
ただ、手で底から抱えるようにして持つと、柔らかすぎて、崩れてしまいそうな感じ。
切ってみた。
ライトの関係で色が悪いけれど。
一枚は焼いてみた。
生のものをちぎってみた。ふわっとした感じが伝わる?
実食!
最初の一口。
フワッともっちりした食感すごい。
食パンでこんな食感は初めての体験。(笑)
味は、甘っ!
焼くと、表面がサクッ、中はモチッとしていて、焼く方が僕は好きかも。
本当に、上記の説明文通りだね。(笑)
偽りなし!
ここまで甘いと、しっかりとした苦味のあるコーヒーに合う味、かな。
一行で書けば、「もっちりした食感、甘めだけれど、しっかりした苦味のあるコーヒーに合う食パン」。
これは、あくまで、僕の感想。常食する食パンではない?という感じかな。
Webサイトにある原材料を見てみた。
小麦粉・乳製品・糖類・マーガリン・バター・ハチミツ・イースト・食塩
だって。
高級だけあって、さすがにイーストフードは使っていないね。(笑)
ただ、マーガリンが・・・これが残念!
これだけの材料であそこまでのもっちり感を出せるのかぁ、ちょっと不思議。
僕は、余分にグルテンのようなものを追加している?って思ったのだけれど。
あのモッチリ感は、本当に職人技なのだろう。(笑)
あと、この甘さは相当な砂糖を使っていると思ったのだけれど、どうなんだろう?
ハチミツ追加でここまでの甘さが出る??
で、僕の中で、この乃が美の食パンの対抗馬となるのが、加古川にある食パン本舗!
これを初めて食べた時は結構衝撃的だった。
おお、こんな食パンがあるんだって。
同価格帯なので、比較対象になるかな。
写真だけだけれど、以前撮影した食パン本舗のものを。
こっちはビニール袋。値段は、1.5斤550円(税込)。
これだと柔らかさが伝わらないけれど、食パン本舗の方も、かなり柔らかい。
1日置いていると、型くずれするからね。
ここのこだわりは、焼印。側面右下にそれが見える。
これは、乃が美にはないね。
どちらも柔らかすぎて切るのに苦労する。(笑)
焼いたものと。
一緒に食べたわけではないので、きちんと比較はできないけれど、なんか「土俵」が違うような気がする。
食パン本舗の原材料はわからない。
Webサイトの方には、
北海道十勝産の生クリーム、バターをたっぷり使用し、豊富なミネラルを含んだ、まろやかでやさしい甘みです。
卵を使っておりませんので、アレルギーのお子様にも安心です!
そして、イーストフード、着色料、保存料、防腐剤、安定剤などの添加物は一切使用しておりません
と書かれているだけだから。
僕の勘違いかな?
てっきり、国産の小麦粉使っているのかと思っていたけれど、そういう表記が見当たらない。
原材料比較。
乃が美はマーガリンを使っている。
でも、食パン本舗の方では使っていなさそう。
食パン本舗の方もそれなりの甘さがあるけれど、乃が美ほどではない。
味は思い出せないけれど(苦笑)、さすがに乃が美の食パンを食べた時のように、甘い!なんて思わなかったからね。程よい甘さ。
食パン本舗の方は、生クリームやバターをたっぷり使っているようなので、そっち系の甘みなのだろう。
さあ、どちらがいいのか?
正直、食パン本舗のものとは比較出来ない。なんかジャンルが違うというか。同じ食パンなのに。(苦笑)
乃が美の方は、食パンというより、ケーキの類?あえて言うなら、カステラ?(笑)
なんか、洋菓子のような感じ。
一方、食パン本舗の方は、普通の食パンの延長というか、それをグレードアップしたような感じ。
別の言い方をすれば、他所の家にお呼ばれする時に持っていって、お土産的に喜ばれるのが乃が美の方。
普段、食パンを食べている人が、週末くらいはちょっといい食パンを食べようか、というのが食パン本舗の方。
乃が美の方は、一度食べれば、満足感が先に立ってしまって、しばらくはもういいかな、っていう感じ?(笑)
食パン本舗の方は、最近食べていないから、また食べたいなぁと思うような感じ。
うん、どっちがいいというより、やはり土俵が違うようなので、比較が難しいな。
なんかこんなこと書いていたら、食パン本舗の方を食べたくなった。(笑)
とりあえず、話題には乗れたので、十分満足である!
ちなみに、14時頃に通りかかったら、まだ並んでいた。
30人位いたかな?
この行列、暫くの間続きそうね。
そうそう、食パンなんだから、11時オープンではなく、朝7時オープンとかだったらいいのにね。
11時オープンだと、並んでいるうちにお昼になるし、午後に買うと、じゃぁ、いつ食べる?という感じになってしまう。
これは出来たてを食べるのがいいしねぇ。
難しい(?)問題だ。(笑)
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