こってり、ねっちょり
今日は薄曇りの一日。
でも、暑さはそこそこ。
まだ半袖で大丈夫。
最近、自分の作るナポリタン・スパゲティを食べていないなぁ、あの濃厚なやつを食べたいなぁ、と思った。
思ったら、即実行!
ふと思って、あることを調べてみた。
面白い茹で方があるんだね。
僕が何年もやっている茹で方は、超エコ。
鍋に水を入れて沸騰させる。
そこに、スパゲティを入れる。
フタをして、規定時間プラスアルファ、つまり、好みの硬さになるまで放置するだけ。
これだと、湯を沸かすだけのガス代か電気代だけになる。
え?そんなので問題ないの?って思うかもしれないけれど、数時間放置するわけではないから、そんなにすぐに温度は下がらないので大丈夫なのである。
これに匹敵するようなエコな茹で方があるそうな。
2時間ほど水に浸し、水切りして、使わないのであれば、冷蔵庫に放置。
そして、使う時に、1分程度(硬さによってはもうちょっと)お湯で茹でるだけ。
へー、これはすごいなぁ、と思った。
そして、もう一つ。
こっちに僕は興味を持ったので、それをやってみた。
1人前100gに対して、水:400ml。
(それ以上の人数分ではやっていないのでわからない。)
塩不要、という、これも結構なエコ!
まず、水を沸騰させる。
そこに、半分に折ったスパゲティを入れる。
ちなみに、僕の場合は、パスタよりスパゲティというのが馴染みがあるので、その単語を使う。(笑)
強火のまま。
そして、フタをする。
すると、泡がボコボコ出てくるので、中火にする。
この状態で、規定の時間茹でる。
もし、水がなくなりそうだったら、追加する。
逆に余ってしまったら、フタを開けて、水気を飛ばす。
水がほとんどなくなるまで、かつ、麺の硬さが好みになるまでする。
どうしてそうするのかは、後述。
出来上がったものがこれ。
そして、お好きなようにお使い下さい!
これが、僕の好きな、こってり、濃厚ナポリタン・スパゲティ!(笑)
これがね、本当に美味しいのだ!!
ケチャップは結構多め。
そして、そのケチャップの水分が飛ぶくらい、しっかりと焼き上げる。
そうすると、こってり、濃厚なナポリタン・スパゲティになるのである。
今回の茹で方だと、なんか更に美味しくなった?と思ったのである。
理由は、あの茹で方にある。
本来なら茹で上がったら、お湯は捨てる。
でも、その捨てたお湯の中にとっても大事なものが入っていて、それがなくなってしまうのである。
今回の茹で方をすれば、それも残っている。
それはなにか?
茹でている時にスパゲティから出てくる、ネバネバ。
これがとても大事なのだそうだ。
一般的な茹で方だと、水と一緒にこのネバネバが流れていってしまうので、実は勿体ないことだったのである。
上記の茹で上がった直後の写真ではわかりづらいけれど、水がなくなると、確かに、ねっちょりしている。
このネバネバがあるおかげで、ソースがしっかりと絡み、より上質な仕上がりになるんだって。
安いスパゲティだと、茹でる前の麺はサラサラ。
でも、高級なものだと、ザラザラしているそうだ。
このザラザラが、ソースを絡みやすくし、その粘りを残すんだって。
ということで、この茹で方であれば、ネバネバが残るので、高級スパゲティと同じ効果がもたらされるという。
だから、いつもより美味しく感じたのだろう。(笑)
あと、今回僕が使った麺の太さは、2mm。
ナポリタン・スパゲティは太い方が、よりいい。
買った場所は、いつもの業務スーパー。(笑)
普通のスーパーマーケットにも売られているけれど、原材料が違っている。
業務スーパーのものは、デュラムセモリナ粉だけ。
しかも、他のスパゲティと値段は変わらない。100円以下。
でも、普通のスーパーマーケットの方は、強力粉が入っている。
モッチリ感がほしい人はそれでもいいかもしれない。
一度僕は使ったことあるけれど、なんか「不自然」なモッチリ感だったので、好きになれなかった。
デュラムセモリナ粉だけの方がいい。
そういう意味では、業務スーパーはすごいというか、有り難いものを売ってくれている。
閑話休題。
この茹で方は難しくないので、是非、やってみてくださいな。
これは僕の環境だけかもしれない。補足説明。
上記では、400mlと書いたけれど、僕の環境、つまり、鍋と蓋の密閉性が高いものだと、400mlは多すぎる。
2度ほど試した結果、300mlでちょうどよかった。
なくなりそうになったら、火を弱くして、時間合わせをした。
今まで、習慣で塩を入れていたけれど、このやり方では、塩なんていらなかったのね。(笑)
あと、半分に折っているけれど、僕は反対派だった。
もちろん、上記のような広いフライパンであれば、折らなくてもなんとかなる。
でも、柔らかくならないと入り切らないので、ちょっと面倒。
仕方なし、という感じで、半分に折ってみた。
で、いつもどおり作って食べてみた。
え?あんまり変わらない?!(苦笑)
短くはなっているけれど、だから何かがどうっていうわけでもなかった。
普通に茹でるのであれば、そのままがいいけれど、上記のような場合は、半分に折ってもそんなに違和感がないというのがわかった。
何事も経験だね。
ということで、この茹で方で、僕のこってり、濃厚ナポリタン・スパゲティが、こってり、ねっちょり、濃厚ナポリタン・スパゲティに生まれ変わった!
マジで美味しくなったのである!!(笑)
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