やればできる子 again スイッチ交換編
今日も不安定な天気。
予報では曇りだったけれど、小さい雨雲が通りかかり、時々雨。
ふと見ると、おお?と思うようなコスモスが。
ひまわりのように、背の高いコスモス。(笑)
訴えてきたようなので、引き返して撮影したのである。
さて、昨日やったことを書いてみよう。
何をやったか?
それは、こいつ、ロジクールM570のスイッチの交換。
この機種、というか、ロジクール全般のようだけれど、クリックするスイッチがチャタリングを起こす。
チャタリングとは、1回しかクリックしていないのに、ダブルクリックしたような挙動をしたり、ドラッグしているのに、途中で切られてしまったり。
これね、かなりストレスフル。
例えば、ウインドウを移動しようと1回クリック。
なのに、ダブルクリックになり、最大化したり、ウインドウサイズが変わったり。
音楽を聴いていて、プレイリストの編集。
シングルクリックでファイルを選択したつもりがダブルクリックになり、プレイリスト全体が消去され、その曲のみ表示とか。
今までのプレイリストが~~(泣)となるのである。
一番困るのが、ファイル関連を扱っている時。
ファイルを移動しようとドラッグ。
でも、途中でそのドラッグが切られてしまい、どこかのフォルダに移動されてしまう。
ええ~っという感じで、困るのである。
この場合は、Ctrl+Zでやり直しすれば、元の場所に戻るけれどね。
とにかく、困ることが一杯。
一度、このチャタリング対策をしたことがある。
記事を見返すと、6月30日の記事だった。
この時はスイッチの交換ではなく、スイッチの蓋を開いて、中のスイッチを紙でこすってスイッチ感度を変えただけ。
確かに効果があった。
でも、少し前からまたチャタリングが・・・
だいたい3ヶ月位持ったっていう感じかぁ。
この月曜日に、モニターを自力で修理。
今までやったことがなかったはんだ付けにも挑戦。
もちろん、初心者なので、まだまだだけれど、それでも、それが出来たというのは自信になった。
ということで、思い切って、こいつのスイッチも交換してみようと思ったのである。
まずは、このスイッチの型番を調べてみた。
「D2FC-F-7N」。
調べてみると、これはOMRON製だけれど、中華仕様なのだそうだ。
また、発売時期によって、物は変わっているらしい。
それの上位というか、ちゃんとしたものも売られている。
同じくOMRON製だけれど、日本製のもの。
型番は、「D2F-01F」。
「D2FC-F-7N」 のクリック耐久数が2,000万回とか。
一方、「D2F-01F」は10万回程度とか。
確かに、こういうマウスはクリック回数が多くなるのは当然で、耐久数の多い方がいいけれど、結局同じ現象が起こるのであれば、同じものは導入しない方がいいと僕は考えた。
実際、この「D2FC-F-7N」の方では、数ヶ月でダメになることもあるらしい。
幸いにも、僕のこのM570は、初期の頃のものだったけれど、そこそこの年数は大丈夫だった。
なんであれ、不安定なものは導入したくない、ということで、「D2F-01F」を買うことに。
ちなみに、「D2F-01」というものもあるらしい。
前者は、「D2FC-F-7N」と同じようなクリック感触。
後者は、それよりもちょっと重いらしい。
同じでいいかな、と思って、「D2F-01F」にすることに。
色々と調べた結果、楽天のこのお店で買うことに。D2F-01F。
このお店、メール便対応可能なので、手頃な値段になる。2個買って、598円。
この値段で直るなら、新しく買うよりはるかに安上がり。
「D2FC-F-7N」でよければ、Amazon
にもある。もちろん、楽天にもある。
注文して、中一日で到着(水曜日朝に注文してその日の夕方出荷、金曜日の朝到着)。メール便でも、早いねぇ。
本当なら、週末にしようかと思っていたけれど、ムクムクと、やってみたい!という気持ちが起こり、昨日やることにしたのである。(笑)
まずは、分解。
ピンク印のところにネジがある。
左上以外は全て隠れているので、滑り止めのゴムを取り外し、電池のシールを破って、トルクスドライバーでネジを取る。
なんで普通のプラスではいけないのだろう?
カバーを外すとこうなっている。
まずは、電池部分に沿っている針金を取り外す。
これは、上に引き上げるだけで問題なし。
もちろん、慎重にね。
次は、ボール受けを取り外す。
このピンクで囲っている黒いツメを慎重に左右に開き、引き上げる。
これ、壊れやすいそうなので、気を付けて。
オレンジ色のフィルムは上に引き上がればすぐに外れる。
基板上のネジを外す。
裸になった状態。恥ずかしい?(笑)
現状のスイッチの状態。
基盤にピッタリとまで言わないけれど、くっついている。
裏のハンダ部分。
これを取り除かないといけないのだけれど、ここからが大変だったのである。(泣)
やはり初心者には敷居が高い!
3時間半格闘。
1個目にかなり時間が掛かった。
とにかく、はんだが取れない。
吸い取りポンプではなく、吸い取り線でやった。
説明通りにやっているつもりだけれど、なかなか吸い取ってくれない。
結局、やり方が悪い、っていうことだよね。
もちろん、なくなっているので、吸い取っているようだけれど、うまい人がやるように、スルッという感じでは取れてくれない。
どうしようもない時は、追いはんだをしてみたけれど、余計に増えてしまい、また、穴を塞いでしまい。(苦笑)
もう、てんやわんや。
どうしても取り除けないので、かなり強引なやり方をした。
はんだを当ててみると、針金部分がグラグラ動く。
それを、上から強引に押さえ込み、凹ませるやり方。
はんだゴテを離すと当然冷えるので、すぐ固まる。
色々と工夫をしながら、なんとか凹ませ、最後はラジオペンチで引っぺがすという無謀ぶり。
(二人で作業すると、かなり楽だと思う。もしくは、基盤を万力のようなもので固定するとか。)
もう、どうなってもいいや!というくらい開き直っていたから。(苦笑)
その結果、元のスイッチはボロボロ。
でも、使いまわすわけではないからいい。
とにかく、取り外せればいいから。
でもでも、新しいスイッチを差し込もうと思っても、はまらない。
一応、穴は空いているけれど、スッと通るような穴の大きさではない。
しかも、2個、穴が埋まったまま。
何度もはんだゴテを当てたり、追いはんだをしたりしたけれど、なかなか吸い取ってくれない。
もう、これ以上どうしようもない。最悪は、吸い取りポンプを買ってくるか?
気分を変えようと、しばし中断。
1時間ほど後、ネットで、穴が埋まった時の対処法を調べてみた。
すると、おお!というやり方を発見!!
それを実行すると、あっという間に穴が空いた!!
オーバーだけれど、涙が出るほど嬉しかった。(笑)
この辺のノウハウは、後日まとめる予定なので、何をしたかは、その時に。
さあ、新しいスイッチをはめ込むぞ!
このJAPANという文字がとても頼もしい!
左が新しいスイッチ。右が、強引に引き抜いたスイッチ。ボロボロ。
脚は引きちぎれているし、ケースは外れるし。
ケースが外れるのは仕方がない。
前回のチャタリング対策で一度開けてしまったからね。ツメが弱ってしまっていたようだ。
「あの対処方法」で綺麗に空いた穴に、スイッチを差し込む。
さっきの窮屈な状態とは違って、あっさりははまった!
見よ、この4時間ほどの格闘後の基盤を!(苦笑)
はんだを吸い取っている最中、ランドって言うの?これが剥がれそうになった。
かなり強引だけれど、はんだゴテで温めて、なんとか整え(?)た。
この状態、はんだ付けのうまい人達から見れば、オイオイっていうものでしょう。(苦笑)
まぁ、初心者だからね。
ここまで来たら、あっという間。
これまた汚いし、不揃いだけれど、はんだ付け。
写真で見返すと、真ん中、少なかったね。
もっともっと練習しないとね。
裏はともかく、表はこういう感じで、
しっかりと新しいスイッチはハマっている。
嬉しいね。
ピンぼけになっているけれど、基盤にもピッタリくっついている。
穴がちゃんと開けば、こうやってしっかりとはまるようだ。
ここからは、分解とは逆の作業。
そして、電池を入れて、動作確認・・・
動いた~~~!!
超嬉しい!!!
もうね、古いけれど、これを言わせて。
ヤッター、ヤッター、ヤッターマン!!(笑)
はんだ取りに4時間も格闘したのだからだ、基盤には相当熱がいったはず。
でも、あんな基盤の状態になっていても、ちゃんと動いているよ。
だから、皆さんも、安心して下さい。(笑)
ちなみに、クリックした感触。
感触そのものはそんなに変わりない。
でも、音は変わった。
以前の音は、カチッという感じだったけれど、新しいのは、カタッという感じの低い音。
まぁ、音くらいどうってことない。
このJAPANスイッチ、どのくらい持つんだろうね?ある意味、楽しみ。
とにかく、チャタリングから開放された。
これが当たり前の状態だけれど、シングルクリックやファイル移動やら何やらがスムースになったので、ストレスから解放された!
そう言えば、これの前の型で、有線の物もある。
こいつのスイッチもダメになっているので、取り替えようか?
いやいや、このM570が動いているんだから、そっちには手を出さなくていい。(笑)
M570が完全に駄目になったら、次は人差し指トラックボールにしようかな、なんて考えている。
昔、仕事で人差し指トラックボールの付いたノートPCを使っていたことがあるからね。
結構良かった、という記憶もあるし。
前回同様、はんだ取りには苦戦したけれど、今回もやればできる子だったのである。(笑)
1週間もしないで、2つのハードウェアを自力で修理してしまった、というのは、すごい。
自分で自分を誉めてあげよう!
よくやった!!
後ほど、はんだ関連のノウハウを書いてみようと思う。
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