やればできる子 修理編
昨日から、夏が戻ったみたいな気候。
今日も暑かった!
サーキュレーターが大活躍。
仕舞い込んでいなくてよかった。
綺麗な薄紫色の花。
遠くの方の花の方が綺麗だったのだけれど、撮影できないので、近くの花。
こっちは枯れかかっているね。
おおー、雲が綺麗、と思って撮影。
撮った写真を見返して、
あれ?雲がちょっと染まっている?
運がいい!
やればできる子 修理編ということで、昨日の続き。
分解まで出来た。
もうここまで来たら、進むしかない!
今時だと、部品を買うなら、ネット注文になると思う。
調べてみると、確かに、部品1個の値段は安い。
でも、送料は掛かるし、届くのは早くても3,4日後だろう。
(東京に住んでいたら、気晴らしも兼ねて、秋葉原にすっ飛んでいくのに!(笑))
幸いなことに、姫路には電子部品のお店がある。そこは、そこそこの歴史があるようだ。
こういう電子部品を売っているお店って、身近にはなくなってきているのに、有り難い。
天秤にかける。
やっぱりこういうのは、早めに対処!ということで、そのパーツ店に行くことに。
ちなみに、今回調べていて、姫路の東の方にもパーツ店があるのを知った。
でも、そっちは遠いので、町中近くにあるお店に行くことに。
あと、そのお店に行くことにした別の理由。
基盤を持っていって、実際にプロの目で見てもらうということ。
僕としては、3個取り替えでいいかと思っているけれど、プロだと違うアドバイスをくれるかもしれないしね。
せっかく、基盤をはがせたのだから、有効活用しないと。(笑)
結果的に、この判断で大正解だった!
お店に到着すると、先客が。
ここのお店は、無線に強いようで、そのお客さんを対応していたようだ。
しばらく店の中で物を見て時間を潰す。
いよいよ、僕の順番。
僕はこういうのは素人なので、プロの目で見てほしい、とお願いし、基盤を見せると、交換は5個ね、と。
え?そうなの?
下記の四角く囲ったものの中の、テッペンが銀色に光っているもの。
右側2個はちょっと膨らんでいるけれど、どうなんだろう?と思うもの。
だったら、左側にある2個も同じように膨らんでいるので、それも交換なのでは?と思ったけれど、それは言わずにいた。
(次何かあったら、きっとこの2個だと思う。)
プロの目を信じよう、と。(笑)
値段は、ほぼ予想通りのものだった。後述。
次は、はんだゴテだ。
家には、熱量の大きいものがあったはず。
でも、こういう基盤向きではない。
だから、新たに買うことに。
ネットで見てみると、初心者セットというのがあり、1,500円位で売られていた。
だったら、ホームセンターにも同じようなものがあるかも、と思って行ってみた。
本命だった方には、そういうセットはなかった。
必要なものを一通り買うと、2,500円ほど。
うーん、この1,000円の差は大きすぎる。
ネットで買おうかな、と思ったけれど、あ、もう一軒あったわ、と思って、期待せずにそっちに行くことに。
すると・・・
あった!
ちなみに、こういう電子基盤関連だと、30wほどでいいそうだ。
僕が思っていたようなセットではなかったけれど、最低限必要なものが入っている。
ないのは、コテ先をキレイにするスポンジ。
まぁ、そんなに多用することはないから、大丈夫かな?(苦笑)
このはんだこてセットは、807円。
なんと、ネットのものの、約半額!
入っているもの。
今回使う分には、これくらいあれば十分だろう。
出してみた。
左下のコテ台は、本当に簡易だ。
お店で、コンデンサって、プラスとマイナスがあるんですよね?と聞くと、きちんと教えてくれた。
ただ、現場では、おじさん、発見できていなかった。
基盤の背後に、「+」とか書かれているんだけれど、これには書かれていないね、と言っていた。
でも、家に帰ってからよく見ると、ちゃんと書かれているし!(笑)
ちなみに、コンデンサを外した表側にも「+」記号があった。
僕のこのモニターの場合、基盤を立てると、上記のように、上がプラス、下がマイナスに統一されていた。
今回買ったもの。
左から、470μ25Vを1個、1000μF 16Vを1個、1000μF 25Vを3個、合計885円。
確か、1000μF 25Vは、180X3=540円(税別)。残り2個は似たような値段。
基盤をお店に持っていって、本当によかった、と思ったことが一つあった。
それは、右の3個、この基盤に乗っているものより、直径がちょっとだけ広い。
お店の人も、あれ?と言っていた。
同じものでも、大きさの違うものってあるんだね。
話を聞いてみると、他の部品と干渉しても問題ないし、きちんとはんだ付けされていれば、コンデンサの底が基盤と密着していなくても(脚が少々基盤から浮いていても)問題ないとのこと。
だったら、これでいいか、と思って購入。
最後に聞いておきたかったことがあった。
基盤のプラスマイナスは先述の通りで、コンデンサのプラスとマイナスについて。
真ん中のものを見ると、長細い四角い線がある。これが、マイナス側。
ちなみに、脚は、マイナス側が短くなっている。なるほど。
さあ、ここからはんだの取り外しと取り付けだ!
と、気合い入れてやってはみたものの、まず、はんだがはんだ吸い取り線に吸い込まれない!!(泣)
ワット数が低いからかなぁ・・・とか色々と考えて、色々と角度を変えたりやってみたけれど、やはり素人の手に負えるものではなかったようだ。(泣)
熱量の問題もあるかも、と思って、60wのものを出してやってみるも、なかなかうまくいかない。
それでも、どうにかこうにかやって、なんとか取り外し、取り付け完了。
やはり、電解コンデンサ、1個だけ、幅広が原因で、隣の部品と干渉するので、脚を浮かしてちょっと斜めに取り付けた。
もう、大変だったので、写真撮る気も失せてしまい、全く写真なし。(苦笑)
写真に記録を残す以上に、問題ないかどうかの確認をしたくて、すぐに組み立て始めた。
結局、そこまで、2時間半ほど。
えらく時間が掛かった。
あとから、はんだ吸い取り線の使い方を調べてみると、ちょっとしたコツがあったようだ。
普通に検索しただけでは出てこなかった情報。
ポイントは、はんだ吸い取り線を幅方向に広げること。幅3mmほどのものを更に広げる。
そうすれば、薄くなることで熱も伝わりやすくなり、また、面積が広くなるので、節約にもなるという。
なーるほど。
次からのいい情報だ。
話を戻して、さて、最低限の組み立てをして、電源を入れてみる・・・
PCには接続せず、電源ケーブルを差して、スイッチを入れただけ。
ドキドキ。
いつもの青色背景のPHILIPSの文字が出た!
これを見て、妙に嬉しくなったし、ガッツポーズだった。(笑)
そして、組み立て直し、PCに接続し、スイッチオン!
出たー、画面がちゃんと出たー!!
超嬉しい。(泣)
モニターの設定メニューが少し前から下からヒョッコリ出てくるようになった。
いちいち手動で消さないといけないので面倒になったけれど、これは改善しなかったみたい。
何が原因なのだろう?
はんだの吸い取りに結構手こずり、基盤にかなりの熱を加えたはずだけれど、案外大丈夫なものなのね。
PCに接続し、しばらく使っていて気づいた。
なんだこれ?
ゴミ?
分解している時に、ゴミが入った?
いや、表面の汚れ?
と思って、拭ってみたけれど、取れない。
斜めから見てみる。
中まで続いている。
これ、いわゆる、ドット抜け(ドット欠け)っていうやつ?
今までノートPCやらこういうモニターやらをいくつも買ってきたけれど、こういう露骨なものは初めてだ。
分解、組み立て時には注意していたんだけれどねぇ。
これ、画面中央左上にあるから、結構邪魔!(苦笑)
ただ、青や赤ではないから、まだマシかな。
これは、ホコリが画面上に付いている、と思って、我慢しよう。
(これを書いている時に、別の場所にも小さいのを発見。(泣))
とまぁ、結構てんやわんやではあったけれど、思い立って、その日の内に解決したのだから、上出来だと思う。
作業時間+お店に行く時間、7時間ほど、費やした費用、1,700円ほど。
それで、モニターが復活したんだから、超安上がり!
いやぁ、やればできる子だ その2であった。(笑)
これで、ある程度、はんだ付けのことも理解できたので、やれることの幅が随分広がったと思う。
(これを書いている時点で、費用をかけない、はんだゴテのメンテナンスの仕方とかのノウハウを色々と得た。色んなアイデアがあるんだね。感心。)
もちろん、まだまだはんだに関しては練習が必要だけれど。
(あと、はんだコテを使って、焼きを入れてアート作品も作れるようだ。なーるほど。まだまだ使い途はあるのね。)
ふと思った。
はんだ付けが出来るようになったということは、トラックボールのチャタリング対策として、スイッチ交換が出来るじゃない!
最近、またチャタリングが起こっているので、そのうちスイッチを交換しようかな。
あと、去年壊れてしまったコンデジ。
あれも確か、はんだ付け云々という話があった。
そう思って調べ直したけれど、それは僕にとっては敷居が高すぎのようで、諦めるしかなかった。
コンデジも復活か?!とちょっと期待したのだけれど。(笑)
話はモニターに戻して、なんでこのモニターにこだわるか?
それは、縦の長さにある。
フルHDは、1920x1080ピクセル。
僕のは、1600x1200ピクセル。
確かに、横幅はかなり短い。
でも、縦は、120ピクセルだけれど、長いのである。
たった120ピクセル?
いえいえ、この数値を侮るなかれ!
これを見ればよく分かる。
この全体が、僕のブラウザ環境。Yahoo!ニュースを表示。
横幅はともかく、縦は1200ピクセル。
そして、下の灰色部分を取り除いたのが、1080ピクセル。
120ピクセル違うだけで、情報量として、これだけ違う。
文章でもそうだけれど、写真でもかなり違いが出てくる。
また、今まで見えていた部分が見えないというのは、案外ストレスになる。
余談だけれど、ほとんどの人が、ツールバーを下に置いていると思う。
そうすると、更にその分、数十ピクセル分、情報が少なくなる。
だから、僕のお勧めは、ツールバーは右が左に持っていくこと。
(3つ上の僕のモニター写真を参照のこと。僕は、右側に持ってきている。)
フルHDだったら、横幅は持て余しているはずだから、また、縦の情報量がちょっとだけだけれど、増えるのだから、その方がいい。
僕がNZで最初に買ったモニターは、これも同じくフィリップスのもので、1024x768ピクセルのものだったと思う。
(NZを引き払う時に、お世話になっていた友達にあげた。デュアルモニターになって、超喜んでいた。)
それから、1600x1200のものに買い替え。
(このモニターを気に入っている別の理由は、比率が4:3なので、安定感があること。)
この頃から、フィリップスっていいな、って思っていたのである。(笑)
その頃、まだフルHDは一般的ではなかったと思う。
だから、これを買った。
もし、その頃、フルHDが一般的だったら、そっちを買っていたかも。
1024x768ピクセルから1920x1080ピクセルへの移行だったら、違和感なかっただろうし。
今のご時世、24インチのフルHDだと、1万円ちょっとで買える。
でも、僕の場合は、先述の通り、縦の幅が大事。
いくら横長になっても、こういうインターネットで情報を見るのであれば、あまり意味がない。
余白が目立つので、無駄な領域が増えるだけ。
写真では意味はあるけれどね。
だから、安物買いはしたくない。
1920x1200のものも売られている。
ただ、種類がかなり減ってしまう。
その中で、これまたフィリップスのものだと、3万円ちょっと。
修理すれば、まだこのモニターが使えるかもしれない、ということを考えると、本当に必要なものか?なんて思ったのである。
液晶そのものがダメだったら、買い替えも検討していただろうけれど、まだまだ問題なさそうだし。
結果的に、修理できてしまったからね。
3万円ちょっとの出費が、1,700円ほど+作業時間。
かなりコスト削減できたと思う。
でも、ドット抜けを発見したので、時期を見て、1920x1200のものを買いたいと思う。
思うんだけれど、フルHDが普及する前に、どうしてPC用のモニターは、1920x1200を普及させなかったのだろう?と思う。
確かに、映画(テレビ)を観る時は、上下が無駄になるけれど、PCとしての用途を考えるなら、多いに越したことはない。
何もテレビの表示に合わせる必要性はなかったと思う。残念である。
もっといい解像度のもの、例えば、4Kとか、を買いたいけれど、今のノートPCは、それ以上の解像度は無理そうなので、1920x1200が限界だ。
まぁ、4Kで24インチとかだったら意味ないし、4Kを活かすために、目の前に30インチ位のモニターがあるというのも、疲れるだろうし。
モニターが復活したということで、本当に嬉しい!
やはり字が大きく見えるのはいいね。
そして、予備機のデスクトップPCも使えるし。
外部モニターがないというのは、デスクトップPCが使えなくなる、ということでもある。
そういう意味では、やはり、ノートPCを使っていても、外部モニターはあった方がいい。
今回の件で、はんだ関連が出来るようになったという経験値が上がったので、それが一番嬉しいかな。
今回の顛末で、痛切に感じたこと。
僕達って、恵まれた時代に生きているなって。
ネットでちょっと検索すれば、
・モニターの分解の仕方がわかる
・考えられる原因がわかる
・修理の仕方がわかる
・はんだコテの使い方がわかる
・専用の器具がなくても、それを代用したアイデアやノウハウを見つけられる
・間違いが起こらないようにデジカメで撮影しながら作業を進められる
・ものがなければ、近くに部品が売っていなければネットで注文ができる
等々。
一瞬の内に、情報量が増えるし、経験値も増える。
それを見て、僕のようにやってみよう!って思えるのだから。
これが、ネットのない時代だったら、間違いなく、モニターのことは諦めていただろう。
また、はんだコテを使ってみようなんて思わなかっただろう。
出来ない、自分には無理だ、という思い込みがあるからね。
でも、情報を得て、いい意味で情報武装し、やり方を動画で見て、あ、なんかできそうって敷居が低くなる。
出来ることが増えるかもしれないということを考えると、本当にすごい時代だわ。
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