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2018年6月26日 (火)

楽しく

昨日の夜は、室温が下がらず、窓を開けて寝てしまった。

全開ではなかったけれど、朝起きると、いい感じの室温になっていた。

午前中は、結構いい天気だった。

最初は見えていなかったけれど、気が付くと、

うっすらと暈が出た。

それがまたしばらくすると、

こんなにくっきりと出た!

ここまでくっきり綺麗なのも久しぶりだね。

いい小説を読んだ。

ボクの妻と結婚してください。/樋口卓治(講談社文庫)

これ、数年前に、ウッチャンナンチャンの内村主演でドラマ化されていたもの。

そして、すぐ後に、織田裕二主演で映画化された。

主人公は、テレビの放送作家。

『「楽しい」に変換』をモットーに、番組作成に励んでいた。

が、膵臓ガンに既になっており、余命宣告されてしまった。

そこで、残す家族が幸せに暮らしてもらえるよう、ある企画を思い付いた。

それが、この題名の通りのこと。

現実ではありえないことだけれど、まぁ、小説だからいいと思う。(笑)

これには、続編がある。

天国マイレージ/樋口卓治(講談社)

これがとてもいい!

詳細は一切書かない。

とにかく、気持ちが明るくなるし、爽快な気分になれる。

作者自身も放送作家、ということもあってか、話の展開がわかりやすいというか、その場面が容易にイメージできる。

読んでいて、本当に大人になってから笑うことって少なくなったなぁ、と思わされる。

なんでそうなるだろうね?

なんでそんなに「真剣」に「苦しく」生きているんだろうね?

もっと「楽しく」生きていいはずなのに、ね。

生き方の極意的なことも書かれていて、おお、と思った。

そういう爽快な気分になれる一方、最後の方は、胸がギュッと締め付けられるような気持ちにもなれる。

僕はこういう終わり方をするのかな?という想像はあったけれど、へーそうくるか、という感じだった。

僕が思った展開を書きたいけれど、それを書くと、ネタバレ的になるから書けないのが残念。(苦笑)

最後の最後は、僕的にはちょっと、という感じではあったけれど、全体としては、とてもいい小説だと思った。

これ、文庫化されている。

続・ボクの妻と結婚してください。 /樋口卓治(講談社文庫)

こっちの題名の方が、続きものっていうことで、わかりやすいね。

加筆修正されているとのことで、どうなっているのだろう?と、ちょっと気になる。

僕は、続編の方がとても気に入っている。

その続編を深く味わうためにも、1作目の方も読んでおいた方がいいかな、という感じ。

続編の方を読み終わって、改めて、人生を「楽しく」しようと思うに至った。

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