Thunderbirdの問題の解決 その1
ひんやりしていたけれど、そこそこいい天気だった。
何らかのことが切っ掛けで、色々と解決するもんだねぇ。面白い。
この間書いたThunderbirdの記事を切っ掛けに、思い切って、最新版にアップグレードをしてみた。
やはり使えないアドオンが出てきたけれど、とりあえず、無事、アップグレード終了。
これを切っ掛けに、今まで問題になっていたことのほとんどが解決した!
と思われる。(苦笑)
このアップグレードを切っ掛けに、せっかくなので、今まで問題になっていたことが解決出来ないか?と思ってやってみたら、ほぼそうだろう、という原因がいくつかわかった。
それを、何回かに分けて書いてみたい。
まず、Thunderbirdの問題の解決 その1として、起動の問題。
いつの頃からか、Thuderbirdの起動が遅いというか、重いというか、鈍いというか、そういう現象が出ていた。
起動そのもの、つまり、Thunderbirdの画面が出てくるのは遅くはないけれど、そこから使えるようになるまで、数分掛かっていた。
CPU使用率が跳ね上がり、フリーズ(画面が固まる)したような感じになり、操作はほとんど出来ない。
こういうものかな、と思って、辛抱して使い続けていた。
今回のアップグレードを期に、原因を究明してみることにした。
まずは、セーフモードで起動。
あっけなく起動した。
じゃぁ、アドオンか?と思って、これかな、と思うものをオフにしてみたけれど、改善せず。
となると、カレンダーのLightningか?と思って、オフにして起動。
なんと、サクッと起動した。
ということは、Lightningが原因かぁ、と思って、ネットで検索をかけてみる。
すると、すぐにヒントになる情報を得ることが出来た!
原因は、iCal(ics)の読み込み。
10個位登録しているのだけれど、それが原因だったようだ。
1個や2個くらいだったら、そんなに大きな影響はないようだけれど、10個も登録していると、どうやら起動に「問題」が生じるようだ。
僕の場合は、登録していても、表示させていないものがほとんど。
必要な時に表示させるようにしている。
それでは意味がないようだ。
動きを見てみると、Thunderbirdが起動する時に、登録されているicsファイルを一気に読みに行くようだ。
そして、それをカレンダーに展開。
起動の度に、毎回これを行っているから、画面が出てきた後も、しばらくは遅く(鈍く、重く)なっていたようだ。
試しに、次のことをしてほしい。
登録しているicsのプロパティを選択し、「このカレンダーを有効にする」のチェックボックスをオフにして起動する。
きっと、あっさり起動すると思う。
ということで、Thunderbirdの起動が遅い、起動後の動きが鈍い、という人で、カレンダーのicsをたくさん登録している人は、それを疑ってみるのが間違いなさそう。
色々と検証した結果、次のことがわかった。
どうしても、ネット上のicsファイルを読み込みしなければいけない場合、
リアルタイムで変化する情報、例えば、天気予報、次のことをしてみるといいかもしれない。
同じく、プロパティの中にある「オフラインサポート」のチェックボックスをオフにする。
これで少しは軽くなると思う。
次は、リアルタイムで情報を取得しなくていいものを読み込んでいる場合。
2つやり方がある。
一つは、ネット上にあるicsファイルをローカルに保存し、それを読み込むやり方。
もう一つは、予定をカレンダーに登録するのと同じように、カレンダーそのものに登録するやり方。
1つ目のローカルで対処。
icsファイルをローカルに保存した後、「新しいカレンダー」を作成し、「ネットワークサーバーに保存する」を選択。
「場所」のところに、「file://パス\パス\ファイル名.ics」にすればいい。
「オフラインサポート」はオフにしておくといいでしょう。
2つ目のカレンダーに登録するやり方。
これも同じく、icsファイルをローカルに保存する。
「新しいカレンダー」を作成し、「このコンピューターに保存する」を選択。
必要な情報を登録し、作成。
メニューから、「予定とToDo」-「ファイルからインポート」を選択し、保存したicsファイルを選択。
そして、新しく作成したカレンダーを選択するれば、そのカレンダーに登録される。
このように、icsファイルをカレンダーに表示する方法は、大きく3種類ある、ということだ。
どれも一長一短で、何を重視するかで変わってくると思う。
常にネットワーク上のicsファイルを読み込む
・リアルタイム性がある
・Thunderbirdが起動する度に読み込み、カレンダーに展開するので、起動時の動作がとても遅く、鈍く、重い
・妥協策として、常に表示する必要性のないものは、「このカレンダーを選択する」をオフにしておく
・常に表示する場合でも、「オフラインサポート」をオフにしておく
ローカルのicsファイルを読み込む
・ファイル内容に変更があったら、入れ替えるだけで、最新版になる
・上記ほど起動は遅くならないが、起動はもたつく
・妥協策は、同上
icsファイルの情報をカレンダーに取り込む(登録)
・Thuderbirdの起動はとても速い
・データの情報が変わったら、一旦全て削除し、新たな情報をインポートする必要性がある
まとめると、こういう感じになるかな。
僕は、速さを重視し、データをカレンダーに登録することにした。
とにもかくにも、Thunderbirdの起動時には、カレンダーのicsファイルを読みに行くということは知っておく必要性がある。
起動が遅い、重い、鈍い、という人で、カレンダーにicsファイルを登録している人は、これを疑うといいでしょう。
今となっては、起動がとても速くなったので、意味なく、Thunderbirdを何度も起動したくなる衝動に駆られるのである!(笑)
次は、メール作成時の文字入力について。
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