異体字
なんか、梅雨が戻ったみたい。
そんなに雨は降らなかった。
気温は、暑すぎないでよかったけれど、うーん・・・という感じだ。(苦笑)
人の名前だか何だかで、「嵩」の異体字の話になった。
この文字で、山冠に高いの異体字「髙」という字をPCで扱うには?と。
これは、フォントではなく、画像。
まず、この漢字は、そもそも、PCの文字データベースには入っていない。
よって、フォントが対応しているしていない以前、環境依存文字以前の問題。
今の時代、JISの呪縛から解き放たれつつある。
ユニコード文字を使えるようになったから、かなりの数の文字数を扱えるようになった。
それでも、そこには入り切れない、というか、入れる必要性があるかどうかわからない漢字はかなりある。
何が何でもそういう漢字を使いたかったら、自分でフォントを作るしかない。
なんて思っていたのだけれど、ネットで調べてみると、あるんだねぇ、そういうサービスが!
このWebサイト、ものすごい数の異体字が登録されている。
もし、自分の名前が、ユニコード文字にも登録されていないなら、ここのWebサイトは役に立つのではないだろうか?
調べてみると、その文字のページがあった!
このページを見ていると、右側に「1字フォント」というのがある。
どうやら、この文字を表示するためだけのフォントらしい。
どうやって使うんだ?と思って調べてみると、
・このフォントをOSにインストール
・WordなりExcelなりで、そのフォントを指定しておく
・その状態で、「げた」とひらがなで入力し、変換する
すると、あーら不思議!
が、表示された!!
もうちょっと書いてみよう。
普通のフォントで「げた」と入力して変換しても、こういう感じ。
「〓」が表示される。
でも、その1字フォントを指定した状態で、「げた」を変換すると、
となる。
このフォントでは、「〓」という滅多に使わない文字にその文字を割り当てているようだ。
確かに、「〓」なんていう文字、使ったことない。(笑)
この使い方は、今回の件に限らず、他の漢字の1字フォントでも同じ。
そのフォントを指定した状態で、「げた」を変換すると、その文字が表示される。
ただ、面倒なのが、その文字の数だけ、そのフォントをインストールしないといけないし、その1字ごとにそのフォントを指定してあげる必要性がある。
あと、この1字フォントは、明朝体しかないので、ゴシック体では表示出来ない。
まぁ、そんなにその文字を使いたい、なんていうシチュエーションはそうそうないだろうから、そこまで考えなくてもいいとは思うけれど。
「〓(げた)」をフォントごとに表示させると、こうなる。
上2つは当然、〓そのもの。
下2つは、それぞれの1字フォントを入れているので、それぞれの漢字で表示されている。
いやぁ、面白いねぇ。
但し、一つ注意事項。
WordやExcelでその文字が表示出来た!嬉しい!ということで、そのファイルを他の人に送信しても、送り先のPC上で表示されるのは、「〓」になる。
なぜなら、そのフォントがインストールされていないから。
ただ見せるだけだったら、PDFに変換して、そのフォントを埋め込めばいい。
きちんとフォントが埋め込まれている。
そうすれば、相手にもきちんとその文字を見てもらえる。
と、こんなことを知って、今の時代はすごい時代だ、有り難い時代だ、と思うのである。
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