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2019年8月20日 (火)

異体字

なんか、梅雨が戻ったみたい。

そんなに雨は降らなかった。

気温は、暑すぎないでよかったけれど、うーん・・・という感じだ。(苦笑)

 

人の名前だか何だかで、「」の異体字の話になった。
この文字で、山冠に高いの異体字「」という字をPCで扱うには?と。

これは、フォントではなく、画像。

まず、この漢字は、そもそも、PCの文字データベースには入っていない。
よって、フォントが対応しているしていない以前、環境依存文字以前の問題。

今の時代、JISの呪縛から解き放たれつつある。
ユニコード文字を使えるようになったから、かなりの数の文字数を扱えるようになった。

それでも、そこには入り切れない、というか、入れる必要性があるかどうかわからない漢字はかなりある。

何が何でもそういう漢字を使いたかったら、自分でフォントを作るしかない。

なんて思っていたのだけれど、ネットで調べてみると、あるんだねぇ、そういうサービスが!

メインページ - GlyphWiki

このWebサイト、ものすごい数の異体字が登録されている。

もし、自分の名前が、ユニコード文字にも登録されていないなら、ここのWebサイトは役に立つのではないだろうか?

調べてみると、その文字のページがあった!

このページを見ていると、右側に「1字フォント」というのがある。

どうやら、この文字を表示するためだけのフォントらしい。

どうやって使うんだ?と思って調べてみると、
・このフォントをOSにインストール
・WordなりExcelなりで、そのフォントを指定しておく
・その状態で、「げた」とひらがなで入力し、変換する

すると、あーら不思議!

が、表示された!!

もうちょっと書いてみよう。

普通のフォントで「げた」と入力して変換しても、こういう感じ。

「〓」が表示される。

でも、その1字フォントを指定した状態で、「げた」を変換すると、

となる。

このフォントでは、「〓」という滅多に使わない文字にその文字を割り当てているようだ。
確かに、「〓」なんていう文字、使ったことない。(笑)

この使い方は、今回の件に限らず、他の漢字の1字フォントでも同じ。
そのフォントを指定した状態で、「げた」を変換すると、その文字が表示される。

ただ、面倒なのが、その文字の数だけ、そのフォントをインストールしないといけないし、その1字ごとにそのフォントを指定してあげる必要性がある。
あと、この1字フォントは、明朝体しかないので、ゴシック体では表示出来ない。

まぁ、そんなにその文字を使いたい、なんていうシチュエーションはそうそうないだろうから、そこまで考えなくてもいいとは思うけれど。

「〓(げた)」をフォントごとに表示させると、こうなる。

上2つは当然、〓そのもの。
下2つは、それぞれの1字フォントを入れているので、それぞれの漢字で表示されている。

いやぁ、面白いねぇ。

但し、一つ注意事項。
WordやExcelでその文字が表示出来た!嬉しい!ということで、そのファイルを他の人に送信しても、送り先のPC上で表示されるのは、「〓」になる。
なぜなら、そのフォントがインストールされていないから。

ただ見せるだけだったら、PDFに変換して、そのフォントを埋め込めばいい。

きちんとフォントが埋め込まれている。
そうすれば、相手にもきちんとその文字を見てもらえる。

と、こんなことを知って、今の時代はすごい時代だ、有り難い時代だ、と思うのである。

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