なんという時代だ
今日はどんより曇りでひんやり。
夕方前から雨。
どうやら、台風の影響のようだ。
江戸時代が舞台の本を読んでいて思った。
今の時代って、本当に便利な時代なんだな、当たり前に思っていることって、とってもすごいことなんだなって。
例えば、旅行。
大阪から東京に向かう場合、江戸時代だと、歩いて20日前後かかっていたらしい。
でも、今だと、新幹線に乗れば、3時間もかからない。
新幹線代は決して安くはないけれど、20日分の旅費のことを考えれば、はるかに安い。
何か問題があって、すぐに連絡しなければいけない場合。
江戸時代だと、人の手を頼るしかなく、手紙に書いて、飛脚で届ける。
だいたい1週間前後かかったらしい。
でも、今だと、電話ですぐに知らせることが出来るし、メールという手段もある。
他にも色んな手段がある。
それらを使えば、あっという間に、必要な情報を届けることが出来る。
スピードという観点だけではなく、飛脚だと、今の郵便の速達の値段よりはるかに高かっただろう。
完全に人頼りだからね。
そうやって時間が掛かったから、昔の人は、とってももどかしかっただろうね。
本来なら、もう到着していてもいいのに、なかなかそれやその人が到着しない。
向こうで何か問題があったのだろうか?ともどかしい思いをしながら待つ。
どんなに早くても、1週間。
遅れればそれがどんどんずれる。
でも、今だと、そんなもどかしい思いをしなくて済む。
電話一本、メール一通、遅れるから、と伝えればいいだけ。
話はずれるけれど、極端な例で言えば、待ち合わせ場所で、たった数十メートルしか離れていないのに、携帯電話を使って、お互いの位置を確認しあう。
なんという時代だ。
江戸時代の人からすれば、信じられないだろう。(笑)
とても便利な時代だけれど、その当時、よかった、やっと届いた、無事で何より、という喜びというものは今の時代ではなかなか味わえない。
便利さと引き換えに、そういうものがなくなった、というとオーバーだけれど、薄れてしまった時代なんだなぁ、と思った。
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