« この方がいい | トップページ | Chromium系の一風変わったブラウザ カスタイマイズ編 »

2020年1月30日 (木)

Chromium系の一風変わったブラウザ 基本編

朝からとてもいい天気。

空気感というか、気候的に、もう冬は終わり?と思えるような感じだ。

 

最近、ブラウザ関連の記事を書いていたので、せっかくだから、「温存」していたものを書いてみようかな、と。(笑)

現在のブラウザ・シェアは、PCだけではなく、スマホでも、Chromeが圧倒的に多いようだ。
Chromium系も含めれば、更に大きくなる。

Netscape Navigatorから、ずーっとMozilla系を使い続けているFirefoxユーザ、つまり、僕は、肩身が狭すぎる!(笑)
マイノリティーという意味で同類だった、MicrosoftのブラウザEdgeもChromium系になってしまったしね。

今回紹介するのは、題名の通り、Chromium系の一風変わったブラウザ。

Chromium系のブラウザって、基本、Chromeと大差ない。
見た目がちょっと違うのと、内部処理で、Googleに情報を送信しないとか、広告系をブロックしているとかくらい。
Vivaldiは、独自機能をかなり盛り込んだChromium系のブラウザだ。Chromeでは絶対に実装してくれない、サイドバーがあるしね。

Chromium系のブラウザの問題というか、僕が嫌だな、と思っているのが、やたらとプロセス数が多いこと。
プロセスが増えれば、その分、メモリ使用量も増える。

ネットの情報を見ていると、物理メモリを増やしたら、それに合わせて更にメモリ使用量が増えるという、謎仕様...

そんなんでは、複数のソフトウェアを起動した状態で作業するのは困難になる。

それでも、Chromium系のブラウザを使いたい、という人は、このブラウザを使ってみてはいかが?

Min | A fast, minimal browser that protects your privacy

ここからダウンロードできる。
Releases · minbrowser/min · GitHub

ポータブル版としても使用できる。一番最後に記述。

これは、昨日紹介したWindows95と同じ開発環境のElectron。

Electron | Build cross platform desktop apps with JavaScript, HTML, and CSS.

エンジンは、Chromium。それを、JavaScriptやHTML、CSSでアプリを作成するというもの。
コンパイル次第で、Windowsだけではなく、MacやLinuxというプラットフォーム上で実行できるアプリを作成可能。

ここElectron Apps | Electronで検索すれば、色んなアプリが出てくる。

一味違ったアプリが見つかるかもしれない。

ElectronでのMinのページはここ。
Min | Apps | Electron

 

Minの最大の特徴は、プロセス数(メモリ使用量)。

Minの初期起動時のプロセス数は、なんと、4個!
一つ前のバージョンでは、3個だったけれど、新たな機能が追加されて、4個となった。

タブが1つ増えるごとに、プロセスが1個増える。
もちろん、その分のメモリ使用量も増える。

面白いのが、そのタブを閉じると、プロセス数が減り、もちろん、メモリも開放してくれる!

これがすごくいい!!

これは、最近のFirefoxでもそうだし、Chromium系のブラウザは基本そうなのだけれど、タブを閉じても、メモリを必ずしも解放してくれるわけではない。
プロセスもそのままだったり。

だから、いくら物理メモリを増やしても、その分だけメモリが食われたりする。

でも、このMinは、とっても「行儀がよく」(笑)、先述の通り、タブを閉じるとプロセスを削除し、メモリを解放してくれるのである。

もう、これだけでも有り難や~~って思えることだ。

Chromium系のブラウザを使いたい、でも、物理メモリをあまり搭載していない・出来ないPCであれば、これを使うといいかもしれない。

但し、デメリットもある。

拡張機能が一切使えない。
だから、そういう仕組みで提供出来ている、ということでもあるんだろうけれどね。

素のブラウザとして使えればいい、そして、Chromiumエンジンで高速描画してくれればいい、という人向けだ。

一つ、面白い機能が。

「タスク(Task)」というもので、一時作業領域と考えていいと思う。

これは既に、インターフェースをカスタマイズした状態なので、デフォルトの画面とは違うけれど、タスクの管理画面。

タスクの中のどれか一つ、タブをクリックすると、そのタスク内のタブが全て展開される。
そのタブをクリックするまでは、メモリを消費しない。

この状態でMinを終了させ、次、起動すると、またそのタスクから始めることが出来る。

タブを閉じない限り、その状態をキープしてくれているので、決まったことをしたい人にはいいかもしれない。

但し、一つ問題が。

複数のタスクを開き、その中で、たくさんのタブを開いていると、その分、メモリを消費する。
(タスクそのものを開かない限り、メモリの消費はない。)
タブを閉じればメモリは解放してくれるけれど、また開きたい場合は、新規にタブを作成し、ブックマークや履歴から選択するか、直接URLを入力する必要性がある。
タスク内のタブが全て閉じられれば、そのタスクはなくなってしまう。

これが、タブ・グループのような作りだったらいいのに、と思うのは僕だけ?
タブ・グループであれば、タブを閉じても、そのブックマークはキープされているから、次からまた同じ状態で始められる。
タブを閉じれば、メモリ消費量も抑えられる。

これがちょっと惜しいな、と個人的には思う。

 

簡単に、画面を交えて紹介。

これがMinのインターフェース。

ものすごくシンプルなインターフェース。

左上の縦3つの点々をクリックすると、メニューが出てくる。

設定画面。

あまり設定するものがない、というシンプルさ。

履歴の画面。

別ウインドウとかで現れるのではなく、ページの一つとして現れる。
これが結構使い勝手がいい。
ブックマーク、タスク画面も同じようなインターフェース。

インクリメンタルサーチが出来る。

 

と、結構長くなったので、基本編のまとめ。

僕が思う、Minのメリットとデメリット。

メリット

  • 基本となるプロセス数が少ない(現時点で4つ)。よって、メモリ使用量も、一般的なChromium系よりかなり少ない
  • タブ1つにつき、プロセス1つ。タブを閉じると、そのプロセスも終了し、その分のメモリが解放される
  • レンダリングの速度は、Chromiumのエンジン次第
  • インターフェースがとてもシンプル
  • 工夫すれば、意外と、履歴画面が使いやすい
  • Chromium系だけれど、頑張れば、JavascriptやCSSで、インターフェースを変更出来る。僕は、CSSでダークモードにし、いくつか、拡張機能もどきも作成した(次回のネタ)
  • ブックマーク、履歴、タスク、それぞれのインターフェースが統一されているので、わかりやすい

デメリット

  • 拡張機能が一切使えない

個人的に思うこと

  • メインにするには、ブックマークがちょっと、と思う
  • 個人的には、タスク機能がタブ・グループ機能だったら、と思う

 

最後に、ポータブル版として使用する方法。

Minを解凍し、その中に「Profile」というフォルダを作ることとする。

「パス\Min\Min.exe --user-data-dir=パス\Min\Profile」として、ショートカット・アイコンを作成し、それから起動すればいい。

この仕組み(引数)は、Chromeと同じのようだ。
そうすると、「Profile」フォルダの中に、ユーザ・データが格納される。
これをしないで、「Min.exe」を起動すると、「ユーザのパス\AppData\Roaming」の中に作成される。

次回は、カスタイマイズ編。

|

« この方がいい | トップページ | Chromium系の一風変わったブラウザ カスタイマイズ編 »

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« この方がいい | トップページ | Chromium系の一風変わったブラウザ カスタイマイズ編 »