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2020年1月15日 (水)

La Campanella

夜に雨が降ったようで、朝、路面が濡れていた。

午前中はとてもいい天気。
午後は雲多め。

 

月曜日に放送された「さんま・玉緒のお年玉 あんたの夢をかなえたろか2020」の海苔漁師によるピアノ演奏「La Campanella(ラ・カンパネラ)」、これはすごすぎた!

まだYouTubeに残っているので、いくつかリンクを残しておこう。

さんま・玉緒のお年玉! あんたの夢かなえたろか SP2020 - YouTube

さんま・玉緒のお年玉!あんたの夢かなえたろかSP2020 2020年1月13日 - YouTube

その部分だけのものがあったんだけれど、あっという間に消されてしまった。

後半の方に出てくるので、そこまで飛ばして観てみて。

彼、ピアノ初心者、というか、音楽とは無縁の人生だったのに、50歳を過ぎてから、フジ子・ヘミングの「La Campanella」の演奏を聴いて・観て、衝撃を受け、この曲を演奏してみたい!と思うに至り、独学で演奏出来るようになったという人。

その練習の仕方が面白い。

普通だったら、初心者で、楽譜が読めないなら、定番のバイエルから始めると思う。

でも、彼はそうはせず、楽譜が読めないなら、鍵盤を直接見て、叩いて身体に覚え込ませようと思って、スマホをピアノの前に置き、ピアノロールを表示し、それを見ながら「La Campanella」だけを練習したという。

7年かけて、最後まで演奏出来るようになったとのこと。
その演奏は、「ネコふんじゃった」の次元ではない!(笑)

そして、この番組で、彼にとって念願だったことが実現!
それは、番組内で。

この番組を観ていて、この方、やけにテレビ慣れしているな、と思ったら、過去、他の番組でも取り上げられていて、「ラ・カンパネラおじさん」として有名だったようだ。

YouTubeに彼のチャンネルがある。

義昭徳永 - YouTube

彼の練習の仕方を見て、今風だなぁ、今の時代だから出来ることだな、と思った。

このやり方、このBlogでも取り上げようと思って温存していたのだけれど(笑)、切っ掛けがなく、そのままだった。
ラ・カンパネラおじさんがこのネタを書くいい切っ掛けを与えてくれた。(笑)

ピアノの練習では、楽譜を見る以上に、自分の好きな演奏家の指の動きを、「真上」から見るのが一番だと思う。
運指がよくわかるからね。

残念ながら、演奏会のビデオでは、そんな風に撮影されていることはそんなにない。

でも、MIDIのピアノロール(鍵盤)を真上から見たこのやり方であれば、鍵盤の動きが見える。
更にいいのが、次の音が点や線となって上(下)から現れてくる。

楽譜を見ながら演奏するのもいいけれど、こういうやり方の方が「イメージ」でとらえることが出来るので、一味違った練習方法になると思う。
(足のペダルの動きは見られないけれど、ここではそれについては深く追求しない。)

彼の習得方法は、頭の思考(顕在意識)をすっ飛ばして、ダイレクトに身体と潜在意識に覚え込ませるやり方。
彼は初心者だったから時間は掛かっているけれど、効率のいい習得方法だと思う。
(どういう習得方法であれ、最終的には、身体と潜在意識で演奏することになるからね。スポーツも同じ。)

7年掛かっているとはいえ、ピアノ習得者でさえ断念する難曲を弾けるようになったのだから、すごすぎる。
プロのピアニストでも弾けない人はいるだろう。

彼は完全な初心者だったけれど、ある程度演奏出来る人だったら、なおのこと有効な練習方法ではないだろうか?

音楽理論の専門家になるなら、楽譜は大事だろうけれど、演奏する、演奏を楽しむ、という観点で言えば、とにかく弾ければいい。
だったら、音符が読めなくても、彼のような習得方法や演奏もあり、だと思う。
実際、ポップスやロック、Hard Rock/Heavy Metalの世界では、楽譜は読めないけれど、作曲して演奏している人達はたくさんいる。
だからと言って、そういう曲や演奏がよくないなんていうことはない。

Blogで取り上げようかな、と思っていたのが、次の2つ。

Color Piano—Learn to play songs on the piano!


Sheet music | Musescore

どちらも、MIDIをピアノロールで再現している。かなりの数のデータがあって、検索すればいいだけ。

前者は、MIDIファイルをドラッグ&ドロップすれば、それを演奏してくれる。
後者の方は、楽譜もある。

これをスマホ、出来れば、大きな画面のタブレットに表示して、ピアノの楽譜スタンドに立てるといいと思う。
(AndroidやiPhoneにも、こういうアプリがある。)

探せば、他にもこういうサービスがあるようだ。

演奏のためにこういうサービスを使わなくても、眺めているだけでも面白いと思う。

これらは、Webサービスだけれど、Windowsでそういうのはないか?と思って検索したけれど、フリーではあまりないようだ。

ほとんどが、縦置き(低音部が上部で高音部が下部)のものばかり。
演奏を意識したものではなく、作曲やアレンジ用に表示している、という感じのようだ。

探して見つけたのが、これ。

MIDITrail プロジェクト日本語トップページ - OSDN

同じような感じで表示出来ている。

Windows標準のMIDIの音って、あまりよくない。

そこで、MIDIの音質を向上させるを参考にし、関連ソフトをインストール、設定するといい。

明らかに音が変わって、よりリアリティーが増した!

これらのもので、出来れば、右手と左手で色違いになれば、と思うんだけれど。
このソフトは、曲によって色が変わっているから、右手と左手で色を変えるのはそんなに難しいことではないように思うけれど。

もっと言えば、指が現れていればいいのに、と思って検索してみると、有料だけれど、ピアノマスターdp | KAWAI コンピュータミュージックというのが、どうやら運指表示出来るようだ。

本格的に、こういう形で学んでみよう、と思う人は、これを買うのもありだと思う。

今の時代って、何かをしようという時、選択肢がたくさんあって、有り難い時代になっているねぇ。

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