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2021年6月 8日 (火)

広告をフィルタリング その2

朝は晴れ、お昼頃から雲多めであった。

でも、最高気温は、29.6度!

あっついあっつい!!

 

一昨日書いた記事では、広告をフィルタリングするDNSとして、「AdGuard DNS」というのを紹介した。

面白いものだったので、他にもそういうのはないかと探してみたら、あるんだねぇ。

それも、より強力なものが!

NextDNS - The new firewall for the modern Internet

というもの。

AdGuard DNSでフィルタリングしてくれなかったものまでフィルタリングしてくれていた。

ブラウザのuBlock Originのようなアドオンにかなり近いフィルタリングだった。
でも、そこまではいかない。

uBlock Origin > NextDNS > AdGuard DNS、という感じ。

 

上記の画面にある「Try it now」を押すと、「セットアップ」画面が現れ、また、これが仮登録状態になっている。

仮登録は、本登録をしなくても、7日間有効。
7日間様子見て、本登録するかどうか決めればいい。

DNSのセットアップは、色々と用意されている。

一般的な、IPアドレスのもの、DNS-over-TLS/QUIC、DNS-over-HTTPSとか。

この辺の違いやら何やらはここでは書かない。

ルータに設定するなら、IPアドレス。
FirefoxやEdgeのようなブラウザなら、DNS-over-HTTPSで設定すればいい。

面白いのが、DNS-over-HTTPSの場合、識別名を付けることが出来る。下の方に書かれている。

例えば、

https://dns.nextdns.io/表示されているID/Father_Firefox
https://dns.nextdns.io/表示されているID/Son_Edge
https://dns.nextdns.io/表示されているID/Daughter_Chrome

のようにしておけば、それごとに統計も取ってくれる。

これは便利だと思う。

僕の場合は、仮登録で使い始めたばかりなので、きちんとは検証出来ていないけれど、おおよそ、こういう感じか、というのがわかったので、それを書いておこうと思う。

 

設定に問題なければ、つまり、NextDNSを経由していれば、「セットアップ」のページの上側に、

問題なし
このデバイスは、この構成で NextDNS を使用しています。

と表示される。

 

まずは、ルータにNextDNSのIPアドレスを設定してみた。

これのメリットは、このルータを経由するもの全て、広告をフィルタリングしてくれる。

つまり、PCであれ、スマホであれ、TVであれ、それらには何も設定しなくても、そのNextDNSを設定しているルータを経由し、NextDNSを経由すれば、広告がフィルタリングされるのである。

これはとても便利!

が、デメリットもある。

広告を全く引っ張ってこない処理、例えば、メールを見るだけ、メールを送受信するだけ、ファイルの転送だけ、動画をただ観ているだけ、OSの何らかの処理、ソフトウェアやアプリの何らかの処理etcの場合でも、DNS処理が必要な時は、必ず、NextDNSを経由することになる。

これ、ある「制限」に引っ掛かるし、無駄になる。

NextDNSを本登録すれば、300,000クエリまで無料で使える。
それ以上になると、DNSは処理してくれるけれど、広告のフィルタリングはしてくれなくなる。

制限というのは、その300,000クエリというもの。

クエリというのは、「問い合わせ」で、30万の問い合わせまで対応してくれる、ということ。

このクエリというのが「曲者」。

例えば、Yahoo.co.jpを開いたとしよう。

自分的には、クエリ・問い合わせは、そのYahoo.co.jpだけのつもり、つまり、1クエリのつもり。

でも、実際は、Yahoo.co.jpのページを開くと、その中で、色んな処理が走っている。
統計情報を取得する処理、もちろん、広告を取得する処理、どこか別の場所から画像や動画を取得する処理等々。

そういうものも、クエリ・問い合わせとみなされるので、数クエリ、場合によっては、数十クエリになることもある。
ユーザの見えないところで、色んなクエリ・問い合わせが走っているのである。

こればかりは、ユーザ側では把握しようがない。

ものすごくシンプルな、画像を1枚だけ表示するようなページだったら、1クエリかもしれないけれど、上記の通り、Yahoo.co.jpのようなページだと、数十クエリ消費するかもしれない。

これは、ユーザのページ内にある「アナリティクス」で様子を見るしかない。

30万クエリが無料とのことなので、1日当たりにすると、1万クエリ以内であれば、継続して無料で使うことが可能となる。

先述の通り、ルータに設定して様子を見てみたけれど、複数台PCやスマホがあると、とてもじゃないけれど、1日1万クエリ以下は難しいと思う。

もちろん、ブラウザを使って情報収集しなければいいけれど、PCやスマホを使っていて、そうならないことなんてないはず。
また、裏で何らかの処理が走っていることもある。

動きを見ていると、これも先述の通り、ブラウザからの情報取得だけではなく、メールやら何やら、全てDNSへのクエリとして発生しているので、結構増えてしまう。

よって、ネットに接続する端末が1~2台程度であれば、それぞれの端末で広告フィルタリングのアドオンやソフトウェアをインストールせず、ルータに設定するだけでいいかもしれない。

でも、端末が複数台あり、それぞれそこそこ使うようであれば、月30万クエリを超えてしまう可能性は高い。

思っていた以上に、OSやソフトウェア/アプリケーションは、知らないところでクエリを発生していた。特に、スマホは。
自分がブラウザでネットサーフィンするよりもはるかに多い。

 

次にやったことは、ルータには、AdGuard DNSを設定し、使用するブラウザのみ、NextDNSを設定するというもの。

こうすれば、そのブラウザだけが対象となるので、クエリは大幅に減らせる。

が、考えてみると、これってメリットある??

うん、あるにはあるけれど、こういうことだ。

ブラウザにそれを設定するのであれば、普通にuBlock Originアドオンでいいじゃない、ということ。
こっちの方がより強力だからね。
(僕は、uBlock Originを使っているので、以下、その名称を使う。使っていない人は、自分の使っている広告フィルタリング・アドオンの名称に置き換えてね。)

となると、NextDNSを使う意味がない?

そうとも言えない。

uBlock Originを使うと、PCの負荷、メモリ使用量は、その分上がる。
でも、NextDNSであれば、予め広告に関するデータはこちらに届かないので、PCの負荷を下げられる。
また、広告がない分、転送量を減らせる。

さて、どちらをとるか?
いや、両方とるか?になると思う。

そうそう、uBlock OriginとNextDNSの広告フィルタリング後の表示の仕方が違うのもポイント。

前者は、広告のあった場所をなくしてくれる。
後者は、広告のあった場所は、空白か、場合によっては「再表示する」なんていうメッセージが表示されるかもしれない。見栄えがあまりよろしくない。

ということで、何を取るか、になると思う。

uBlock Origin+NextDNS=より強力な広告フィルタリングと転送量減
uBlock Originのみ=強力な広告フィルタリングとNextDNSに登録・管理しなくていい
NextDNSのみ=uBlock Originがない分だけ、PCへの負荷減、メモリ使用量減、いくつかの広告は表示される

という感じかな。

 

ただ、外で使うことの多いスマホやタブレットの場合は、ちょっと違うかな。

外で使うと、ルータを経由しない、つまり、4Gや5G経由、しかも、月の転送量には制限がある。

その場合、そのスマホ自身にNextDNSを設定しておけば、広告分の転送量を減らせるので、少しは節約できる。

 

端末が1~2台であれば、30万クエリ以下に抑えられるかもしれないけれど、端末が複数あり、設定がめんどいな、と思うなら、NextDNSの有償プランを契約するのがいいかも。

月250円、もしくは、年2,500円。

これを高いとみるかどうかは、あなた次第!(笑)

有償で契約すれば、ルータにNextDNSのIPアドレスを設定するだけで、それに接続する端末全て、広告フィルタリングの恩恵を受けられる。

別の言い方をすれば、いちいち、クエリ数を気にしないで済むのである。

もしくは、月末、いや、場合によっては、月半ば以降は広告フィルタリングが無効になってもいいや、というのであれば、無償のままでもいいだろう。

ということで、何を取るかによって、有償・無償プランの選択、設定をルータにするかブラウザにするか(端末そのものにするか)が変わってくると思う。

 

ざっくりとだけれど、組み合わせはこういう感じかな。

ルータ(NextDNS)-ブラウザ(uBlock Origin)
ルータ(NextDNS)-ブラウザ(なし)
ルータ(AdGuard DNS)-ブラウザ(uBlock Origin+NextDNS)
ルータ(AdGuard DNS)-ブラウザ(uBlock Origin)
ルータ(AdGuard DNS)-ブラウザ(なし)
ルータ(プロバイダのDNS)-ブラウザ(uBlock Origin+NextDNS)
ルータ(プロバイダのDNS)-ブラウザ(uBlock Origin)

ルータに接続する端末が複数台あって、クエリ数を気にしたくないなら、有償プランを契約。

使っている端末がそれほどなくて、OSやソフトウェア/アプリケーションが出すクエリはカウントしたくない、あくまで、目に見える広告を減らしたい、そして、何が何でも30万クエリ以下にしたい場合は、「ルータ(AdGuard DNS)-ブラウザ(uBlock Origin+NextDNS)」という組み合わせがいいと思う。

 

ともかく、7日間色々と設定を変えて様子見してから、どうするかを考えればいいと思う。

ちなみに、ブロックされたクエリは、10%強。

これが多いのか少ないのかはわからないけれど、使う側にとって「不要な」クエリが、10%強あるということがわかったのは面白い。
こういう言い方は、広告主には申し訳ないけれどね。(苦笑)

僕が使ってみた感想としては、広告フィルタリングのDNSとしては、NextDNSはとても優秀だ、ということだ。

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