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2021年6月 6日 (日)

広告をフィルタリング その1

今日も朝から曇り。

お昼頃から少しの間、青空、太陽が見えた。

これ、本当に梅雨の中休み?

あの時はたまたま雨が続いただけで、本当は、梅雨入りではなかったのでは?(笑)

関東方面も梅雨入りしたのかと思っていたけれど、まだだったのね。

 

こだわりのある人だけが設定しているであろう、TCP/IPの設定の中のDNS。

一番有名なのは、Googleの8並びのDNS。

それ以外にも色々とあるよう。

一般人(PCに詳しくない人)は、TCP/IPの設定は、自動でお任せ状態になっていると思う。

だから、基本は、契約しているプロバイダのDNSになっていると思う。

何になっているのだろう?と思う人は、ルータの状態(ステータス)の中にある、DNSの数値を見てみよう。

今回、おお、こんなのあったんだ!という驚きのDNSの紹介。

それは、

AdGuard DNS

という、ブラウザのアドオンとかでお馴染み、名前くらいは聞いたことがあるであろう、AdGuardが提供するDNS。

これ、何がすごいかと言うと、DNSをする「ついで」に、広告をフィルタリング(除去)してくれるのである。

一般的には、こういう広告をフィルタリングするアドオンって、ブラウザにインストールしていると思う。

僕は、uBlock Originを使わせてもらっている。

そうすることで、画面上には、広告がほとんど表示されなくなる。かなり強力。

これの有り難い点は2つ。

・興味のない広告を見ないで済む
・転送容量の節約になる。少しだけれど

インターネット上の色んなサービスを気軽に使わせてもらえているのは、その広告があるからなんだけれど、それを非表示にするというのは、正直、申し訳ないとは思う。

思うけれど、必要性のないもの、過剰なものは表示したくないし、転送量を減らせるなら減らしたい。
(結果、ブラウザの動作も少しは軽くなる。)

そういうことで、使わせてもらっている次第。

が、複数のブラウザを使っていたら、全てのブラウザにその手のアドオンをインストールして設定する必要性がある。

今回紹介するAdGuard DNSを、PCのTCP/IPの中で設定すれば、そんなことしないで済むのである!

つまり、そのPCを経由し、AdGuard DNSを通してデータのやり取りをする場合、AdGuard DNS側で、予め広告をフィルタリングしてくれているので、各ブラウザにその手のアドオンをインストールしておく必要性はないのである。

これをPC資源の観点で見ると、アドオンをインストールしていないので、その分、メモリの節約になる。

こういう感じ。

Yahoo! JAPANのリアルタイム検索を例に。

ご覧のように、2か所、広告が表示されている。

次は、AdGuard DNSを経由して表示。

広告がないのがわかるだろう。

このブラウザには、広告フィルタリングのアドオンはインストールしていない。

これ、すごくない??

例えば、5つブラウザを使っているとしよう。

今までであれば、それぞれに、広告フィルタリングのアドオンをインストールする必要性があった。

でも、そんなことしなくて済むのである。

ただ、見ていると、uBlock Originのように、強力にフィルタリングしてくれるわけではないようだ。
時々、すり抜けて表示される広告もある。

でも、アドオンをインストールしていない状態で、ほとんどの広告がフィルタリングされるのだから、これは嬉しい。

仕組みがいまいちわからない人向けの例え話。

水道の浄水器に例えよう。

一般的には、キッチンにある水道の蛇口に浄水器を付けると思う。
確かに、その蛇口をひねれば、浄水された水が出てくる。

しかし、洗面所や風呂場の水道水は浄水されない。

もし、その家の水道管の大元に浄水器を設置すればどうだろう?

そうすれば、キッチンに浄水器を設置しなくて済むだけではなく、洗面所、風呂場、トイレ等にあるあらゆる蛇口から、浄水された水を使うことが出来る。

この水道管の大元に設置した浄水器が、AdGuard DNSという訳である。

閑話休題。

もっと有効な使い方をしたいなら、ルータに設定すればいい。

そうすれば、そのルータに接続する端末全て、AdGuard DNSの恩恵を受けることが出来る。
別の言い方をすれば、各端末ごとに、DNSの設定をしないで済むのである。

AdGuardのソフトウェアは、有料のものがほとんどだけれど、有り難いことに、このAdGuard DNSは無料で使えるようだ。
但し、どういうデータが収集されているかはわからないけれどね。(苦笑)
そういうのが嫌な人は使わない方がいい。

そうそう、上記のページには、「ファミリー保護サーバ」のアドレスも公開されている。

もし、子どもがいて、広告フィルタリングだけではなく、ネットのサービスで、子どもに相応しくないものもフィルタリングしたいなら、そのアドレスを使うといいだろう。

と、こんなDNSがあったんだ、と今更ながら知ることが出来たので、ご紹介。

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