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2021年7月23日 (金)

Androidのカメラアプリ撮り比べ その1

今日も晴れ。

でも、薄雲だったから、日差しはちょっとだけ和らいでいた。

空を見上げると、

うっすらと暈。

もうしばらくすると、くっきり。

 

ネットの情報を見ていて、へー、と思ったことがあった。

なんでも、スマホのカメラって、アプリによって写りが変わるとか?

本当に?と思って、検証しているサイトを見てビックリ。

本当だ、違う...

特に絶賛されていたのが、Googleが出しているGoogle Camera。

GCam - BSG's Google Camera port (com.google.android.GoogleCamMGC) 8.1.101.345618084 APK Download by BSG - APKMirror

追記。
後日、このGCamではないGCamがあるのを知って、それにあることをすれば、劇的に画質が改善するというのがわかった。
GCamを導入しようという人は、こちらを参照のこと。

以下、GCam。

これは、Googleのスマホ用のカメラアプリなのだそうだけれど、色んな機種用に最適化されたものがあるのだそうだ。

だから、Play Storeからはインストール出来ない。
ネット上にある、野良アプリをインストールする必要がある。

上記のリンクは、Xiaomi Redmi 9Tのもので、バージョンは8.1がベースのようだ。
現時点では、8.2が最新版。

Play Storeで検索していると、色々とあるというのがわかった。

それじゃぁ、せっかくだから、Androidのカメラアプリ撮り比べでもしてみようかと思って探してみた。

オープンソースのものがあった。

Open Camera - Google Play のアプリ

色々とよさげなものをインストールしてみた。

カメラ - Google Play のアプリ

以下、HD1。

HDカメラ - Google Play のアプリ

以下、HD2。

このHD1とHD2、設定をしている時に気付いた。

メニューやら何やらがほぼ同じ。

どうやら、Open Cameraの派生アプリのようだ。

その人好みに、主に、メニューやインターフェースを変えている。
画像エンジンまで触っているのだろうか?

最後は、初心者でも扱うのがやさしそうなもの。

シンプルなカメラ-写真撮影カメラアプリ - Google Play のアプリ

以下、シンプルカメラ。

画像比較に入る前に、純正のカメラアプリ以外の制限について。

GCam以下、全て、Xiaomi Redmi 9Tのカメラ機能を十分に活かせない。

これは、このカメラだけではなく、他のカメラも同様。

最近は、レンズが複眼になっているものが多い。

残念ながら、純正以外は、それらのレンズ全て使ってはくれない。

次に、設定を見ていて、画素数や画面比率に制限のあるものがあった。

Xiaomi Redmi 9Tは、1200万画素(4:3他色々)と4800万画素がある。

GCam=最高1200万画素、4:3と16:9
Open Camera=最高1200万画素、4:3他色々
HD1=最高1200万画素、4:3他色々
HD2=最高830万画素、16:9他色々
シンプルカメラ=最高830万画素、16:9他色々

Open Camera派生なのに、HD2は画素数があまりない。
なんで?

シャッターの消音は、どれも可能。

但し、Open Camera(HD1、HD2)は、あるモードを有効にする必要性あり。

設定の中の「カメラ用API(Camera2 API)」を有効にする。
すると、「カメラ制御の詳細設定」の中に、シャッター音のメニューが現れるので、それでオン・オフする。

純正のカメラアプリだと、基本的にはシャッター音を消せない。
だったら、こういうアプリを使うのも手だ。

ちなみに、Xiaomiの場合、裏技として、シャッター音を消すメニューを出す方法があるようだ。
地域を、台湾のような他の地域に設定すれば、カメラの設定の中に、シャッター音のオン・オフのメニューが現れる。
地域を変更しても、使用上は問題ないようだ。

 

では、画像比較。

遠景の風景とマクロ撮影の花。

比較として、普段使っているコンデジも。

撮影は、全てカメラ任せ。
一応、焦点は、指で、下記の山の上の鉄塔を押した。

まずは、コンデジ。

遠景の拡大は、全て等倍。

コンデジ。

9T純正。

同じく純正の4800万画素。

また指が写り込んだけれど(苦笑)、超広角。

GCam。

拡大して見ると、写りが悪い。

ブレたか、ピンボケか。
これはダメなので、別の写真で比較。後ほど。

Open Camera。

アンダー目ね。

HD1。

HD2。

シンプルカメラ。

逆光ではなく、順光で撮影。

そういう観点での露出で見ると、若干明るいけれど、GCamが好印象。
それ以外は、なぜかアンダー目。
多分、雲の白色の比率が多かったからかな?

純正のアプリには、測光モードがあるけれど、他のアプリにはないようだ。

GCamの写りが良くなかったので、逆光の遠景。この上に太陽がある。

9T。

GCam。

これであれば、評判通り。

比較として、Open Cameraも。

健闘していると思う。

 

次は、マクロでの花撮影。

コンデジ。

等倍切り出しではないけれど、花弁辺りをアップで。

9T。

なかなかピントが合わなかった!ピンボケ。

比較写真としては論外だ。(苦笑)

GCam。

Open Camera。

HD1。

HD2。

シンプルカメラ。

と、こんな感じ。

これを書いている時に気付いた。

Open Camera系には、マクロモードがあった。
違いは出るのだろうか?

 

全般的に、GCamの露出は、明るい方に補正しているみたい。
それ以外のものは、アンダー目。
というか、明るいもの(反射するもの)が入っているから、そうなるのは仕方ない。

 

GCamの特徴。

カリッカリ!
かなりシャープネスをかけている。

だから、余計に好印象になるんだろうね。

あと、ファイルサイズを見ていて面白かった。

Googleって、JPEGの圧縮技術を持っているはず。

僕は、GitHub - mozilla/mozjpeg: Improved JPEG encoder.を使わせてもらっているのだけれど、それと同類のものだ。
ちなみに、僕が作った、mozjpegのフロントエンド。mozjpeGUI

撮影時点でファイルサイズを圧縮してしまっている。

遠景で言えば、他のものは、5MBとか6MBのサイズなのに、GCamは、3MBほど。おおよそ半分。
mozjpegでもそのくらいのサイズになるので、間違いないと思う。

見た目はそれほど変わらないので、圧縮されている方がいい、という人は、GCamはいいと思う。
JPEGなのに、さらに圧縮するなんて許せない!という人にはお勧めできないね。(笑)

こういう観点でこのアプリを見ている人はそれほどいないと思う。
気付かない、というか、知らないことだろうし。

 

シンプルカメラ、設定項目はあまりないけれど、撮影は、簡単に、難しいことは考えたくない、という人にはいいと思う。
健闘していると思う。

Open CameraやHD1に関しては、もうちょっと検証してみないと。
悪くはないんだけれどね。

 

これは僕自身の問題だけれど、スマホでの撮影に慣れていないから、めちゃくちゃ撮影しづらい!
皆、よくもまぁ、スマホで撮影出来るなぁ、と、感心するよ。

  • 太陽光が強いと、画面が見づらくなるので、撮影しづらい。ピントが合っているのかどうかもわかりづらい
  • 画面のシャッターボタンは使いづらい。よって、音量ボタンをシャッターボタンにするのがいいのだけれど、左手側にあるし(苦笑)
  • Xiaomi Redmi 9Tには、手振れ補正がないようなので、ブレやすい
  • スマホ自体が薄いので、持っていて安定感がないし、落としそうになる。高さのあるところで撮影していると、ヒヤッ、とする時がある
    スマホカバーにストラップをつけて、手首に括り付けて撮影しないと怖い
  • オートだと、露出がアンダーになったり、明るくなったりと、アプリによって癖がある。僕の場合は、露出補正すればいいや、と思うので、それほど気にはならないかな

センサーサイズの大きさって大事だな、と思わされた。

それでも、同じハードウェアを使っていても、アプリによって、こんなに出来上がりが違うんだ、と驚かされた。

ハードウェアはとても大事。
でも、ソフトウェア的に、改善することも出来る、というのがわかった。

これは、大きな収穫だった。

今回のものだけではきちんとは判断出来ないけれど、以前書いた通り、僕はやっぱり、コンデジだ!(笑)
色んな意味でコンデジの方がいい。

でも、もう1回くらい、比較してみたい。

今度は、遠景よりも近い位置に被写体のある中景かな。

あと、マクロモードがあるのがわかったので、もう1度マクロ撮影も。

とりあえず、HD2は、画素数の問題で脱落かな。
シンプルカメラも同じなんだけれど、比較として、もう1回は使ってみようと思う。

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