何もしない
今日は雲多め、時々晴れ。
随分前に、僕も話題にしたこと。
「何もしない」究極のリラックス法 オランダ発の「ニクセン」の効果とやり方 | Ladytopi(レディトピ)
「ニクセンはオランダ語で「何もしない」を意味する言葉」とのこと。
僕の書いたその記事では、クロアチア語の「Fjaka(フヤカ)」という言葉を取り上げていて、「何もしない」という同じ意味のようだ。
その言葉自体を流行らせようという意味では、これも以前紹介したオランダの「ヒュッゲ(Hygge)」と同じだね。
意味合いは違うけれど。
ほとんどの現代人は、何もしていない、暇そうに見える、というのはよくないこと、と考えていると思う。
だから、例えば、飲食店に入ったら、すぐにスマホを取り出して、何かを見ている。
電車に乗っている時や、人を待っている時もそう。
そういう意味では、スマホって、そういう現代人にはとても都合のいいツールになっている。
でも、そうやっていると、常に頭の中には何かがある状態。
そんな状態では、新たな何かが入り込む余地はない。
新たなものを得たければ、スペースを作る必要性がある。
それが、そのオランダ語の「ニクセン」、クロアチア語の「Fjaka(フヤカ)」という行為、何もしない、ということ。
本当に、何もしないで、ボーッとするだけ。
でも、一般的には、ボーッとしているつもりでも、思考が湧いてきて、無意識に何かしら考えている状態になる。
これだと意味がない。
だから、この思考そのものもなくしてしまう必要性がある。
そうしていると、そこに書かれている通り、脳は、「デフォルト・モード・ネットワーク」状態となり、何かをしているよりも活発に活動している状態になる。
何かをしている、何かを考えている方が、脳は活発に活動しているように思うけれど、実際は逆なのである。
僕もこれにはものすごく助けられている。
お手上げ!どうしよう?なんていう状態になったら、それについてあれこれ考えるのではなく、そこから一旦離れて、ボーッとする。
もしくは、自分がリラックス出来る状態にする(それこそHyggeだね!(笑))。
すると、ふと閃きが得られる時が来る。
すぐに来るかどうかはわからないけれどね。
で、それをやってみると、おお、いいね!なんていうことになることが多い。
これで何度助けられたか。
問題解決、という観点で言えば、一般的には、その問題のことを考えろ、考え抜け!なんて言われると思うけれど、そうではなく、そこから一旦離れ、何も考えない、というのが最善。
すると、閃きがあって、それが回答の場合もあるだろうし、その閃きに従って調べたり行動していたりすると、回答となるものに当たることもある。
その閃きが直接の回答ではなくても、遠回りだけれど、回答へと導かれる閃きのこともあるのである。
頭が空っぽの時に浮かんだことを否定するのではなく、とりあえずやってみよう。
そうすれば、自分が求めていた「それ」に辿り着く可能性は高い。
急がば回れ、だね。
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