フレンチプレスもどき
午前中は晴れ。
お昼頃からしばらくは曇り。
夕方前にまた太陽が見えた。
レギュラーコーヒーを飲む時の淹れ方で好きなのは、フレンチプレス。
豆の味がダイレクトに伝わってくるので、ブレンド・コーヒーだと、作った人の求めた味がよくわかる。
ドリップだと、紙で濾される分、味がちょっと弱くなる。
今となっては一般的になっている、ドリップバッグ式のものを最近飲んだ。
が、味が薄い!
これ、豆がダメなのか?と思ったけれど、念のため、と思って、フレンチプレスで淹れてみたら、とーんでもない!
しっかりとした味になり、なんだ、問題ないじゃない、と思った。
ものによりけりだろうけれど、ドリップバッグって、当たり外れがあるようだ。
もし、味に物足りなさを感じたら、ドリップバッグを疑った方がいいだろう。
ということで、ドリップバッグは、気軽にレギュラーコーヒーを飲めるのはいいけれど、肝心の味が薄れてしまうかもしれない。
で、話はフレンチプレスに戻して、フレンチプレスって、後片付けが面倒!
プレスするこのプランジャー、分解して洗わないといけない。
ささっと水洗いだけで終わらせたいけれど、コーヒー豆の油が付いているので、きちんと洗った方がいい。
味は良くなるけれど、後片付けのことを考えると、正直、使う頻度が減ってしまう、という人も多いと思う。
そこで、フレンチプレスもどきを思いついた!
って、既にやっている人はいるけれどね。(笑)
でも、使っている道具がちょっと違うのが注目点。
用意するのはこれら。
真空断熱カップとセレックのVフィルター。
サーバー側に、真空断熱カップを使っているのがポイント。
セレックのVフィルターについてちょっと説明。
これは、紅茶や茶葉を濾すもの。
形状が独特で、ご覧のように、V字になっている。
きっと、これには意味があるのだろう。
注目すべきは、フィルター。
ステンレス・フィルターでもなく、綿製の布フィルターでもない。
だから、濾した時に、フィルターの味が付くことはほとんどない(と思う)。
また、目がかなり細かいので、今回のように、コーヒー豆でも使用することが出来る。
目はこんな感じ。
黒い粒が、コーヒーの粉。
これを使って、フレンチプレスもどきをしてみようと思う。
- 真空断熱カップに、1杯分のコーヒー豆の粉を入れる。今回は、ドリップバッグのものを流用で、細挽きのものを使っている
- 淹れ方は、フレンチプレスと同じ。お湯を少し注いで30秒蒸らし、そして、必要な量のお湯を注ぎ、蒸らし始めてから4分待つ
蓋をしておくと、なおいい - 飲むカップの方に、Vフィルターを置く
- そのVフィルター目がけて、真空断熱カップに入っているコーヒーを注ぐ。
こぼれると思うので、こぼれ対策を怠らずに。(苦笑) - Vフィルターの方に、豆の粉末が貯まる仕組み
サーバーの方には、まだまだ粉が残っている
今回、真空断熱カップを使ったのは、4分待っている間に、少しでも熱が冷めないように、ということで。
なければ、普通のカップでもいいし、フレンチプレスがあるなら、その容器を使ってもいい。
コーヒーを大量に作りたいなら、大きいサーバーを使えばいい。
このフレンチプレスもどきのいいところは、サーバー側は、自由に選べるところ。
今回は、Vフィルターを使っているけれど、目がかなり細かい茶こし(千円前後)が売られているので、それでもいい。
Vフィルターは、500円前後なので、こちらの方が安い。
片付けはとても簡単。
Vフィルターに溜まった粉、サーバー側の粉を捨て、ささっと洗うだけ。
フレンチプレスのプランジャーを洗わなくていいので、片付けが俄然、楽になり、洗うものが少なくなるのがメリット。
また、フレンチプレスと同じコーヒーの淹れ方なので、味もほぼ同じ。
更に、ペーパー・フィルター(ドリップバッグも)だと使い捨てになるけれど、このやり方だと、コーヒーの粉以外、捨てるものがないので、エコにもなる。
今回は、Vフィルターの性能も見てほしいので、粉は細挽きのものを使用した。
カップの底を見てみると、こんな感じ。
微粉は若干入っているけれど、かなり濾されているのがわかるだろう。
もし、この微粉が嫌なら、予め、一般的な茶こしでふるいにかけておくといいと思う。
そうすれば、微粉はもっと減らせると思う。
あ、こういうのでもいいかも。
豆は、中挽きか、もうちょっと粗い挽きにして、微粉を予め取り除き、Vフィルターの代わりとして、上記のような普通の茶こしをそのままこし器として使う。
(百均でも、もう少し目の小さいこし器が売られているようだ。)
この穴をすり抜ける粉を予め取り除いているのだから、サーバーからこのこし器にコーヒーを注いでも、あまり粉は通り抜けないのではないかと思う。未検証だけれど。
これでうまくいけば、Vフィルターのような細かい目のこし器は不要となるね。
こういう機材がなくても、サーバーは、適当なコップやポット、Vフィルターは、コーヒーのペーパー・フィルターで代用可能。
これであれば、室内や屋外関係なく、どこででも出来て、気軽に、フレンチプレスもどきを体験出来る。
気に入ったら、フレンチプレスを買えばいい。
でも、先述の通り、洗うのが面倒になるだろうから、使わなくなるかも。(笑)
だったら、このやり方で十分である!
飲んでみてビックリ!
いや、熱々やん!!(笑)
たった4分とは言え、ガラス製のフレンチプレスでやると、結構温度が下がっていたんだな、というのがわかった。
真空断熱カップの効果、恐るべし!
と、こういう感じで、フレンチプレスの最大の弱点である片付けを極力減らしたやり方、フレンチプレスもどきの紹介であった。
随分と久しぶりに、クックパッドにレシピとして掲載した。
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