独自表現
朝はどんより曇り空。
しばらくすると、時々太陽は見えたけれど、曇り時々晴れ。
クラシックのピアニストで、「Fazil Say」という人を知った。
聴いてみると、どうやら、Glenn Gouldほどではないけれど、独自解釈をして、独自表現をするピアニストのようだ。
でも、軽やかで綺麗な音の演奏。
ちょっとJazzテイストがあるのかな?
これはこれでいいと思う。
ただ、インパクトはそれほどないかな、Valentina Lisitsaに比べれば。
彼女は特殊過ぎるかもしれない。(笑)
彼女は、正統派からすれば異端のよう。
Fazil Sayのようなジャンルの融合ではなく、あくまでClassicalな演奏。
Classical界の異端児であったとしても、彼女の演奏は、ものすごく情熱的な演奏なので好き。
特に、Beethovenの「月光」の3楽章を初めて聴いた時は、衝撃を受けたなぁ。
Valentina Lisitsa - Moonlight Sonata Op.27 No.2 Mov.1,2,3 (Beethoven) - YouTube
大昔、「月光」に関して、自分の理想の演奏をするピアニストを探し求めていた時がある。
(Chopinの超有名な「幻想即興曲 Op.66」も同様に探し求めた。)
その時は、Vladimir Ashkenazyで落ち着いたのだけれど、これを聴いてから、Valentina Lisitsaのこの演奏が理想的な演奏になった。
(音符のことはよくわからないし、ミスタッチはしているようだけれど、そんなの気にならないくらい、情熱的な演奏。)
この演奏スタイルで、もっといい録音があればいいのに、と思う。残念である。
(CDに収められた演奏もあるけれど、上記に比べると物足りない。)
先述のFazil Sayもそうだけれど、同じ曲でも、演奏者によって、こうまで変わるのか、と思わされる。
まだまだ知らない演奏者が一杯だな。(笑)
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