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2021年12月25日 (土)

蘇えらせる

天気は良かった。

また、気温もそんなに低くはなかった。

でも、風が強かったので、寒いっ!というほどではなかったけれど、風がなければ、もっと暖かく感じたと思う。

明日は雪マークが付いているけれど、本当に雪は降るのだろうか?

個人的に信頼しているniftyの予報(weathernews)は、雪だるまだらけ!

これは朝9時まで。

これは、朝の3時に少しだけ。

ここまでバラバラというのも面白い。

さぁ、どの予報が当たるのでしょう?

 

3日連続、音楽のリマスタリングについて。

もうね、はまってしまっている!(笑)

曲のリマスタリングって、プロにしかできないもんだと思っていたけれど、こんなに簡単に出来るなんて、超感動だ。

2日前に書いた通り、

・EQフィルター曲線
・リバーブ(特にクラシック系の曲で、横の広がりを出したい場合)
・コンプレッサー

の3つを使って。

ポップスとかなら、EQフィルター曲線とコンプレッサーだけでいいと思う。

静かな曲調のクラシック系で、ノイズが気になる時は、ノイズの低減を使う。

昨日書いた通り、レコード会社がリマスタリングしてくれるのを待たなくても、自分でリマスタリングが出来るし、また、自分好みの音にも出来るという。

デジタル時代になって、本当に便利になったし、有り難いねぇ。

何でもかんでもリマスタリングすればいいっていうものではないというのがわかった。

最近のCDは、それなりに調整されているので、下手に触ると音のバランスが崩れるし、コンプレッサーを掛けても、ほとんど変化はないと思う。

効果がはっきり出るのは、CDが出始めの頃の音源や、クラシックであれば、器楽曲のようなシンプルなもの。

Hilary HahnのJ.S. Bachのシャコンヌなんて、もうワンランク上の演奏になった。

うまく調整すれば、見違えるように音が変わる!

自分のライブラリを見ていて、気になる曲をいくつかリマスタリングしてみた。
その中で、どうしても何とかしたい、と思うものが出てきた。

それは、Teri Desarioの「Overnight Success」と、TOTOのアルバム「Isolation」。

前者は、80年代に、SONYのカセットテープのCMで、めちゃくちゃ注目された。
多分、彼女、日本でしか認知されなかったのではないだろうか?

CMは、とっても印象的なもので、今観てもいいと思う。

彼女の音源は、80年代のヒット曲を集めたCDに入っていた。
この曲、CD化があまりされていないようで、当時(大昔)、必死(?)で探したんだよね。

それをリマスタリングしてみた。

波形の結果はこう。

多分、そのCDに収められる時に、ある程度リマスタリングされたのだと思う。

「芯」の部分は、そんなに大きく変わらない。

実際、聴いてみても、パッと聴きでは、そんなに悪くない。

でも、リマスタリングしてみると、オリジナルの方はフラットな音で、リマスタリングしたものは、横の広がりではなく、縦の立体感が俄然増した。

今風の立体感のあるメリハリの効いた音になったと思う。

面白いのが、とりあずリマスタリングしてみた最初のものとも音が違っている。

今回のものは、ヘッドフォンを使って、きちんと聴きながら調整したから。

最初の方は、若干凹み気味だったけれど、今回のものでは、ヴォーカルやら他の楽器が前に出てきたのがわかった。

最初の方でも十分だと思ったけれど、ちょっとした調整の違いで、こうも変わるのか、と思わされた。

次に、TOTOの「Isolation」。

これの前のアルバムやシングルが大ヒットしたけれど、このアルバム、商業的には成功を収めていないんだよね。

でも、「ツウ」の人達には結構好まれているアルバムだと思う。

僕は、「Africa」や「Rosanna」「99」のようなものより、こういうベタな商業的ロックの方が好き。

「Stranger In Town」とか「Isolation」「Angel Don't Cry」「Holyanna」とか、いい曲だと思う。

いいアルバムではあるんだけれど、いかんせん、音の圧が弱すぎる。
そういう状態だと、聴いてみようっていう気になれないんだよね。(苦笑)
ボリュームを上げても物足りない...

昔から、このアルバムに関しては、どうにかならんかと思っていた。

その「Stranger In Town」。

明らかに音が弱々しいというのがわかると思う。

当時の録音としては、悪くないからか、いい感じにリマスタリング出来た。
昔であれば、荒々しい録音も一杯あっただろうし、音が真ん中に集まってしまっているようなものとかも。
さすが、成功したTOTOだね、お金を掛けられている(と思う)。(笑)

Teri Desario同様、縦の立体感が出て、低音域も迫力が増した。

これとは別のベストアルバムに収められている「Africa」の出だしの低音部分のバスドラ、空気が震える!本当に。
(面白いのが、このベストアルバムの中には、「Isolation」からの曲が1曲もないこと。(苦笑))

このアルバム「Isolation」、リマスタされたCDが出ているそうだけれど、それと比較してみたいね、どう違うのか。

いくつかリマスタリングして思ったのが、別に低音をそんなに強調はしていないんだけれど、リマスタリング後の音って、低音域がとても豊かに聴こえてくる。

へー、こういう低音が鳴っていたんだって気付かされる。

と、こういう感じで、気になる音源をリマスタリングして、蘇らせるっていうのはとても面白いと思う。

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