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2022年2月11日 (金)

う~ん

朝はいい天気。

お昼頃から曇って、ほんのちょっぴり雨が。

夕方前に、また太陽が姿を現してくれた。

 

GYAOに、大好きな映画

リトル・フォレスト 春夏秋冬 | 映画 | 無料動画GYAO!

が来た!!

と思ったら、これ、韓国版のリトル・フォレストだった、件。

観てみた。

出だしが、オリジナルと同じく、自転車に乗っているシーン、但し、今風の自転車、で、お、オリジナルを尊重している!と期待が高まったけれど、その後は、正直な感想、う~ん、というもの。

オリジナルの方は、季節を2つ「冬と春」「夏と秋」に分け、それぞれ約2時間ずつと、たっぷり時間を掛けたもの。
韓国版は、2時間弱に、1年ちょっと分を凝縮し、急ぎ足の展開。

そういうこともあってか、オリジナルにあった、ゆる~い時間の流れ、季節感があまり感じられなかった。

あと、一応、田舎なんだろうけれど、オリジナルのような、ポツンと一軒家的な田舎ではなく、ある程度の数の住民がいる田舎という感じ。

オリジナルの方は、主人公が頑張って農業に精を出していたし、作る料理は、今風とは言え、季節感や旬を感じさせ、美味しそうで、料理を作る過程もよかったし、なによりも、ド田舎の季節の移り変わり、風景、ゆるい時間の流れがよかった。

韓国版の方は、そういう要素もあるけれど、なんか中途半端というか、どちらかと言えば、人間ドラマに焦点が当てられていて、いや、リトル・フォレストに求めるのはそういうのじゃないんだよ!というものだった。(苦笑)
オリジナルの方にも人間関係のドラマもあるけれど、比重はそんなに大きくない。

主人公と女友達、男友達に関して、オリジナルの方は、三角関係を匂わせるような描き方ではあったけれど、かなりボカしていたと思う。
一方、韓国版の方は、露骨に三角関係に発展するのか(させるのか、させたい)?!という描き方。
韓国人は、そういう方が好みなのだろうか?(苦笑)

ただ、母親に関しては、韓国版の方が優しさも感じられたので、こちらの方が好みかな。
オリジナルの母親は、結構冷たいというか、突き放したような感じで、あまりいい印象はない。(苦笑)
でも、主人公を際立たせるためには、それでいいのだろう。

リメイクだからと言って、(余計な)アレンジをする必要性はなく、作りはほぼ同じにして、韓国の田舎の風景、季節感、韓国らしい(田舎)料理を見せてほしかったな、と思う。

オリジナルを知らなかったら、ある程度納得出来る内容なのだろうか?

一つだけ、というと語弊があるけれど、良かった点。

ものすごい数の韓国映画を観ているわけではないので、断定は出来ないけれど、ほとんどの撮影は、ソウルのような都市部のものが多いと思う。

その点では、この映画では、韓国にもこんな田舎があるんだ、ということを知ることが出来たのはよかったかな。
結構日本に通じるものがある、というか、何も知らないでその風景だけ見せられたら、日本だと思ってしまうかも。

期待していた映画だっただけに、ちょっと残念に思った。

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