新たな流れ
雨。
お昼頃に一旦雨は止んだ。
外の気温、そんなに高くはなかったけれど、湿気がすごかった。
台風の影響とは言え、梅雨明け宣言は早かったのでは?(笑)
au障害の件、かなり根深いようだ。
一昨日書いたように、やはりいつも通りのメンテナンスが発端で、大きな障害に発展したようだ。
説明を読んだけれど、正直、チンプンカンプン!(苦笑)
雰囲気的には、物理的なトラブルではなく、ソフトウェア的、データ的なトラブルのようだから、かなりやっかいそう。
物を交換して終了、ちょっと手直しして終了っていう訳にはいかないようだ。
データ量がとんでもないからねぇ。
データ通信は戻っても、音声通信(電話)がダメなのは、わからないながらも書くと、こういう感じ?
センターにあるDBの中のデータと、基地局から来るデータの不一致。
センターには、その顧客の情報、つまり、電話番号があり、その人は今どこにいるか、という情報も持っている。
基地局の方では、その人のスマホと通信をし、位置情報を取得。
それをセンターに送るのだけれど、これがうまく渡せていない。
障害が発生した頃に、位置情報のデータがめちゃくちゃになった??
例えば、センターの方には、姫路という位置情報があるのに、この障害で、どういう訳か明石に置き換わった。
基地局からは、姫路にいるよ、という情報を渡そうとしているのに、障害が起こっているため、きちんと渡せない。
ある人が、その人に電話をしようとする。
明石にいるという情報なので、そちらの基地局に繋ごうとする。
が、その人は明石にはいないので、当然繋がらない。
繋がらないだけならまだしも、中には間違い電話らしきものもあるようなので、顧客DB自体がおかしくなっている可能性は高い。
と、こんな感じだろうか?
これまた悪循環なのが、繋がらない繋がらない、ということで、皆が電話を掛けようとするから、データ量がさらに増加することに。
「不要な」データがどんどん増えていくので、益々、悪化していく。
auとしては、一旦すべて遮断して、データの整合をきちんと取りたいんだろうけれど、そんなこと出来ないだろうね。
どうやって収拾していくんだろう?
音声通信がダメでも、データ通信がOKなら、プラスメッセージ、躍進の時かもしれない。
SMSは音声通信でやり取りしているようだけれど、プラスメッセージはデータ通信でやり取りしている。
つまり、LINEや他のSNSと同じような感じ。
電話は出来なくても、メッセージのやり取りでいいなら、プラスメッセージをインストールしてやり取りするというやり方もある。
音声通信不可で、データ通信OKでもダメかもしれない。Wifi環境だと問題ないようだ。
今はこういう状況なので、キャリア側としてはあまり猛烈にプッシュ出来ないだろうけれど、せっかくなので、プッシュする時だと思う。
話は変わって、こんな障害、滅多に起こらないとはいえ、今回の件で、万が一に備えて、バックアップ回線・予備回線が必要、と思った人は多いのではないだろうか?
1回線しか持っていないなら、もう1回線、違うキャリアの回線を持った方がいいのではないか?と。
また、家族皆同じキャリアではなく、分散させた方がいいかも、とか。
ちょっとずれるけれど、最近、固定電話を持っていない人は多いようだけれど、固定電話を持っている人は、やっぱりあった方がいい、と思い直した人もいるかもしれない。
予備回線を持っていても問題がある。
当り前だけれど、障害が発生しているキャリアの電話番号は使えない。
キャリアで買ったスマホって、SIMは一つしか受け付けない。
(SIMフリーで2つSIM入れがある同じスマホがあっても、キャリアで販売する時に、1つしか使えないようにして販売。)
2回線保持したいなら、SIMが2つ入る、DSDVやDSDS対応のスマホが必要。
もしくは、物理SIM1つとeSIM対応のもの。
ということで、スマホを2台持ちしたくない人は、Androidであれば、DSDVやDSDS対応SIMフリーのスマホ、もしくは、iPhoneを新たに買おう、なんて思うようになるかもしれない。
新しいのを買うのはな、という人は、中古を探すだろう。
ということで、中古のスマホ市場が賑わうかも。
少し前に、ジャニーズファンの間で、中古スマホが結構売れたっていうのがあった。
「ジャニーズ公式チケットアプリ「Johnny's Ticket」の推奨OSがAndroid 10以上、iOS 13以上」とのことで、これに対応していないスマホを持っている人は、中古でそういうスマホを買っていたらしい。
なるほど、新たな需要を増やすには、強制的にこういうことをすればいいんだな、と思った。(笑)
回線2つ持ちのためのスマホ買い替えは、ここまでではないだろうけれど(ジャニーズ・ファンは熱狂的だから(笑))、これに近いことが起こるかもしれない。
今SIMフリーのスマホを買うなら、Android 10以上、おサイフケータイ機能はなくても、NFCはあった方がいいと思う。
そして、その契約先は、費用を少しでも抑えるために、MVNOが注目されるだろう。
MVNOにとっては、新規顧客獲得のチャンスかもしれない。
ところで、キャリアを2つ以上持っているMVNOで、こういうサービスって出来ないのだろうか?
通常は、その人が契約したキャリアの回線。
でも、今回のように、障害が発生したら、違うキャリアの回線に自動で切り替えてくれるというもの。
これをオプションにして、月300円とか500円とかにすれば、契約しようかな、と思う人はいるのではないだろうか?
平常時には全く無駄なオプションなので、保険的なものとして。
障害発生時、MVNOからそのキャリアにその使用料を支払えば、Win(顧客)-Win(MVNO)-Win(キャリア)になるのではないだろうか?
考えるのは簡単だけれど、技術的には難しいのかな。
データ通信はまだしも、音声通信の方は電話番号や位置情報が絡むから難しそうだ。
音声通信で実現するのは難しくても、せめてデータ通信でこういうことが出来ればいいのにね。
とまぁ、今回のau障害で、上記のような新たな流れが出てくるのでは、なんて思った次第。
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