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2022年10月28日 (金)

アルバム仕立て

朝から太陽が出ていると、部屋が明るくていい!
朝は明るいのがいいね!

日中は、めっちゃいい秋晴れ、しかもあったか!!

とっても心地よかったのである。

 

ひょんなことから知った、クラシックのピアニスト「Vikingur Olafsson」。

このアルバムをまず聴いてみた。

Vikingur Olafsson Bach - YouTube

J.S. Bachのピアノ曲集。
35曲目のBWV 904までがアルバム。
それ以降は、このプレイリストを作った人のオマケ。

曲目を見て、「???」となった。

曲がバラバラで、曲名だけを見ると統一感がない。

よくある、その作曲家の有名な曲のセレクト集かと思いきや、曲名を見る限り、そうは思えない。

まぁいいや、と思って、作業をしながら流して聴いていた。

とても柔らかいタッチで、音が気持ちいい。

途中で気付いた。

全く「違和感」がない!

なんでだろう?と思案すると、そうか、この人は、J.S. Bachの曲の中から、テーマやくくりやら関係なしに曲を選び出し、一つのアルバムにするために、アルバムとしての曲の流れを作り出したんだ。

J.S. Bachの数ある曲から選び出し、アルバム仕立てに仕上げたのである。

だから、聴いていて違和感がないんだと思う。

と、僕は勝手にそう思っている。(笑)

一般的には、なんちゃら組曲を全曲、番号でくくられている曲群を全て、とかそういうリリースの仕方をするけれど、この人はあえてそれをせず、そういう形にまとめ上げたのだと思う。

知っている限りでは、こんなアルバムの作り方をした人って、過去いなかったのではないだろうか?
作り方として、意外というか、盲点というか。

このアルバムに関して言うと、特に好きなのが、1曲目から5曲目までの流れ。

超お勧めなのが、5曲目の「Organ Sonata No.4, BWV 528」。
最初はしっとり静かに、途中から、少しずつ盛り上がっていき、天に昇っていくような感じがする。
大きめのボリュームで聴くのをお勧めする。

こういうアルバムの作り方を、例えば、ショパンなんかで出来るのだろうか?

ロマン派の曲って、1曲1曲で完結しているような感じだから、アルバム仕立てにするのは難しそう。

バロックのような曲の作りだから、出来るのかもしれない。
あと、彼の音色、タッチが、J.S. Bachの曲に相応しいのかもしれない。

何度も聴いていると、なんて言うか、Glenn Gouldを彷彿とさせる。
彼のような独特の「癖」はないけれど、こんな風変わりな発想でアルバムを作るくらいだから、いい意味での、Glenn Gould同様の「変態」だと思う。(笑)

可能なら、第2弾を作ってもらいたいものだ。

どういう曲を引っ張ってくるのかとても興味がある。

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