明け方、ふと目が覚めた。
夢うつつの中、何か鳴っている。
なんだろう?と思って聞いていると、うん?雷?
ちょっとゴロゴロ。
雷かぁ、なんて思っていると、突然、ものすっごい音が鳴った。
バリバリビッシャーーン!!
あ、間違いなく、どこかに落ちた、と思った。
雷光とはズレがあったので、近くではないとは思う。
あんなすごい音、久しぶりに聞いたなぁ...
その後、何度か雷が鳴って、静かになった。
朝4時頃。
後で知ったけれど、2度、停電があったようだ。珍しい。
本当に僕って、自然現象の前に目が覚めるねぇ。面白い。(笑)
日本に戻ってきてから、あそこまでの音は聞いたことがなかったと思う。
子どもの頃は、近所に落ちたことがあったなぁ。
その時もすごい音がしたのを記憶している。
一度は雷の写真を撮ってみたいのだけれど、安全な状況ではなかなか撮影できないからねぇ。
朝は曇りだったけれど、お昼前から太陽が見えた。
空気はひんやりで、心地いい。
Hyggeの本、少し前に読了。
幸せってなんだっけ? 世界一幸福な国での「ヒュッゲ」な1年/ヘレン・ラッセル
僕はパン生地で言えば、デニッシュ生地が一番好き。
あのサクサクというか、パリパリなのがいい。
そのデニッシュの発祥って、このデンマークだったんだね。
ペストリーと言うらしい。
一度現地で、ほんまもんを食べてみたいものだ。
以前にも書いたけれど、Hyggeの国に住んでいても、色々とストレスがあるようだ。
特に冬場は。
人間は、いや、人間だけではなく、動物もそうだろう、いかに太陽光がないと、「健康的」に生きていけないか、というのがわかった。
デンマークのような、冬場に太陽がほとんど出てこない地域に住んでいると、ウツのような感じになるらしい。
だから、Hyggeという考え方が出てきたようだ。
いわゆる、生活の知恵っていうものだ。
そういうことを考えると、いかに日本は恵まれた国かっていうのがわかる。
四季があって、緑豊かで、水も豊富。
言うことなしじゃない!
デンマークはそういう生活環境が厳しいから、国の政策も、国民のためにそれを考慮したものになっているんだと思う。
そうでないと、生活環境が厳しい、その国で生きていくのも厳しいだと、人が住み着かなくなるのだと思う。
この国の福利厚生はとても厚い。
だから、この国に住んでいる人たちは、安心して暮らせる。
ただ、この安心というのは、与えられた環境の中での安心感。
彼らが他の国に行って、果たして生きていけるかどうかはわからない。
例えるなら、温室の中で生活しているようなもの。
温室の中で、色んな世話をしてもらって、生きている。
それが悪いとかそういうことではない。
そのために、彼らはとても高い税金を払っている。
だから、そういうサービスを受ける権利はある。
いいかどうかではなく、そういう仕組みを彼らは作って生活している、ということだ。
一般的な資本主義の国は、自然環境の中で、たくましく、生きるか死ぬかのような生活、と言っていいだろう。
どちらがいいかは、その人の考え方次第。
至れり尽くせりの温室で生活していても、なんらかの不平不満はあるようだからね。(笑)
こういうのは実際に体験してみないとわからないね。
僕は、NZでそれを体験したからよくわかる。
NZの生活は、ちょっぴりデンマークに似ているかも。
というより、国民性かな。
福利厚生はデンマークのように至れりつくせりではないけれど、のんびりした国民性だから、皆あくせくしていない。ゆとりある生活をしている。
日本で生活するのも、NZで生活するのも、一長一短。
両方のいいとこ取りの国はどこかない?なんて思ったし。(笑)
その温室でもあるデンマークで生活をし始めて、著者にとってはとても大きな動きがあった。
彼女は、イギリスにいた時は、仕事はそれなりに充実していたようだけれど、かなりの時間を仕事に費やしていた。
だからか、かなりのストレスがあったようだ。
更に、結婚してから、子どもが授からず、もんもんとしていたようだ。
それが、デンマークで生活を始めて半年くらいすると、なんと、子どもが授かっているのがわかったのだそうだ。
これを読んで、ものすごく考えさせられた。
不妊には、色んな原因が考えられると思う。
僕が色々と勉強した結果、他の病気同様、ストレスが一番の原因だと思っている。
意識しているかしていないかはともかく、本人にとっては当たり前なことであっても、慣れ親しんだ生活スタイルであっても、それが気付かない、気付きにくいストレスになっている可能性は大きい。
そのストレスが原因で、食生活や生活習慣が左右され、不妊や病気につながっていく。
本を読む限り、デンマークの生活に完全に満足、全くストレスがないとは言えないようだったけれど、少なくとも、イギリスに住んでいた頃より、精神的にはかなり余裕を持って生活できていたのだと思う。
デンマークで不妊治療をしたとは書かれていなかったと思うけれど、なんであれ、子どもが授かり、デンマークで子どもを産んだようだ。
デンマークに行けば子どもが授かる、ということではなく、どこの国にいようと、どこに住んでいようと、いかにストレスを、特にネガティブなストレスを自分にかけないか、ということが大事か、ということだと思う。
Hyggeの本で、こんな体験談が読めるとは思わなかったので、いい勉強をさせてもらった。
どこに住んでいようと、Hyggeを心がける。
つまり、自分を大事にする、自分を肯定する、自分を愛する。
生きている上で、これが一番大事。
これが、Hygge的生き方だ。
最近のコメント