これは吐き出しておかないと、ということで書いておく。
まだ詳細には書けないこともあるけれど。
朝から、一つ「当たって」しまった。(泣)
詳細はまた今度。
次の当たりは、陪審員。英語ではJurorと言う。
集まったのが30人ほど。
控え室の説明では、今回は、今日と明日拘束される裁判とのこと。
え~、先週聞いた話と違う!!
一日で終わるのかと思っていたのに。
場合によっては月曜日も。
いや、月曜日は無理。仕事が入っているし。
まぁ、30人いるから今回も選ばれないかな、と思っていたけれど、裁判する部屋で、思いっきり陪審員として名前を呼ばれた。
しかも最初の方に...
この間書いた記事で、ちょっとあやふやだったので、ここではっきりとさせておこう。
陪審員として名前を呼ばれた時、傍聴席から陪審員席に移動する。
その時に、被告側の弁護士がその人を見て、その人でいいと思えば何も言わない、もしよくないと思ったら、そこで「Challenge」と言う。
この場合のChallengeは、挑戦、という意味よりも、Changeという意味。
意味を付加すると、Changeして、次の人を見てみたい(Challenge)、ということ。
で、僕が陪審員席に向かう時は、何も言われなかったのである...(泣)
二人、Challengeされていた。白人系。
うわー、自分は本当に出来るんだろうか?という思いがフツフツと湧いてくる。
(本当は、それ以上に、裁判所に来る前のことで頭がいっぱいだったんだけれど。)
12人が選ばれたところで、今回の裁判の概要と、呼ばれるであろう証人の名前が述べられた。
もし、こういう人達と関係ある人は陪審員から外れるように、とのこと。
そんなん、僕は全く関係ないし。(苦笑)
(偶然にも、選ばれた人の中の一人に、その証人のうちの誰かを知っているということで、外れた人がいる。)
その後、12人全員、陪審員用の部屋へ。
そこで代表となる人を一人選ぶ。
その時に僕自身の英語力が不安になり、他の陪審員にちょっと聞いてみた。
すると、それだとまずいかもしれないから、僕たちを世話してくれるこの裁判所のスタッフの人に相談した方がいいのでは?と。
その人に聞いてみると、私の方からは何とも言えないけれど、もしどうしても、というのであれば、Excuse(言い分)を書いてみては?と言われた。
と同時に、あなたのその英語なら問題ないよ、とも言われた。
が、普通の英会話と裁判の会話は違うし、ということで、Excuseを書くことに。
どうやらそれが、直接裁判官の方に行ったらしく、呼び出された。
白髪の年配の人で、とても優しく僕に僕の英語力について話してくれた。
今回の裁判は、そんなに難しいものではないから大丈夫だよ、ということで、しぶしぶ引き下がることにしたのである。
詳細な内容は一切書けないけれど、この裁判、苦痛だったわ。(苦笑)
ひたすら原告の弁護士と原告との質疑応答、被告の弁護士と原告との質疑応答。
(原告のことをCrownと言うらしい。最初は分けわからず、Crownって何?と思っていたのである。あとで、Jury Serviceの冊子を読んで、原告という意味であることを知った。他にも色々と特殊な単語があった。)
前者はいいとして、後者の方は、一体何を引き出したいのだろう?というような質問。まどろっこしい聞き方なんだよね。
おおよそ察知出来たけれど、それでももう少し違う聞き方があるのでは?なんて思った。
朝のブレイクタイム15分ほど、お昼は13時から14時15分まで、午後のブレイクタイム15分、というのが基本的ルール。
が、状況によって、強制的に休憩を入れることが何度かあった。
一番ビックリだったのが、別の裁判部屋の前の廊下からだろう、不服なのか、被告らしき人が大声で暴言を吐いていた。
それがこの部屋まで聞こえてきて、それで中断もしたりした。
あまりにもリアリティーがありすぎて怖かったよ。
やはりドラマとは違うんだな、と。
休憩に入ると、陪審員の部屋に戻される。
その中で、皆思ったことを色々と言っていた。
僕はほとんど無言だったけれど。(苦笑)
でも、午後の強制休憩の時かな。
気を遣ってくれたKiwiのおばちゃんが、理解出来ている?と話を振ってくれた。
僕はこう思う、そして、ここがはっきりしないと罪の重さを問えない、ということを言った。
が、果たしてそれが皆に通じたのかどうか。(苦笑)
その後、また裁判に戻り、またよくわからない被告の弁護人と原告との質疑応答。
予定の午後のブレイクタイム時間よりもちょっと早い時間にまた部屋に戻された。
15分経ったのに、なかなか呼び出しがない。
30分以上経ち、16時を過ぎてしまった。
そして、ようやく呼び戻された。
なにやら急展開があったようで、その場で有罪か無罪か決められることになった。
多分、陪審員、皆ビックリだったと思う。
だって、陪審員として、何にもやっていないから。ただ座っていただけ。(苦笑)
陪審員からの質問も出なかったし。
判決が終わり、あっけなくこの裁判は終了。
ということで、明日は来なくていいとのこと。
部屋に戻り、皆この急展開に不思議に思ったようで、世話役の人に聞いていた。
はっきりしたことは教えてもらえなかったけれど、今回論点となっているあやふやな点を原告が取り下げしたらしい。
よって、明らかなことだけで判断されることになったようだ。
そのあやふやなことっていうのが、僕がみんなの前でつたない英語で話した、はっきりしないと罪の重さは問えない、というところだったようだ。
ここがなくなったから、あっさり終了。
拘束予定時間17時前の16時半頃に解散である。
よかった~、これで義務を果たした!!
今回の陪審員で掛かった費用の精算は、1,2週間以内にここに戻ってきてすればいい、と言われたけれど、また戻ってくるのはご免なので、車から駐車チケットを取ってきて精算したのである。
その時、陪審員席で僕の横に座っていた人もいたので、ちょっと雑談。
彼は、月火、そして今日も呼び出されたらしい。ご苦労なこって。
連帯意識もあるからか、握手してお別れした。(笑)
もうこれですっきりだし、もしまた陪審員の手紙が来てももうへっちゃらだ。(苦笑)
拘束期間が長くないなら、別に気にしない。
何でもそうだけれど、一度でも経験してしまえばそういうものだよね。(笑)
ということで、今日は大当たりの日であった。
朝一の件はまだ解決していないので、早く終わらせたいのだけれど。
僕の方で悪出しをしたからか、フラットではいいことがあった、とフラットメイトが報告。
まぁ、あげマンの「おは」の周りってそういうもんだわな。(苦笑)
僕もこれで全て追い払って、よくなっていきたいものだ。
夕食を作っている時に見えた、この虹が僕を慰めてくれた。
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